1,800円以上の注文で送料無料

霊応ゲーム の商品レビュー

4

49件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

    10

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2020/07/20

・面白かった所 リチャードのジョナサンに対する執着 物語中盤からの歯車が狂い始めるところ 付箋回収 最後のモヤモヤもいろいろ考察のしがいがあって好きです ・こういう人にオススメ 当時「ジョジョの奇妙な冒険第1部のディオとジョナサンみたい」と騒がれていたのでこのお2人が好きな方は...

・面白かった所 リチャードのジョナサンに対する執着 物語中盤からの歯車が狂い始めるところ 付箋回収 最後のモヤモヤもいろいろ考察のしがいがあって好きです ・こういう人にオススメ 当時「ジョジョの奇妙な冒険第1部のディオとジョナサンみたい」と騒がれていたのでこのお2人が好きな方はハマると思います ヤンデレ・依存・双子・英国のパブリックスクール、この辺りが好きな方にもオススメです 何度も読み返したくなる作品です(*^^*)

Posted byブクログ

2019/12/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2019.12再読。キャラ描写がわかりやすくかつ魅力的で読みやすい。気弱な少年がカリスマ一匹狼に惹かれる展開は完全にヘルマン・ヘッセ。元の友人たちと気まずくなったり仲直りしたり、いじめっことの対立やそれぞれの家庭の不和など、学園ものとしてもスタンダードに楽しい。終盤のカタストロフも容赦なくてすごい。大人たちのエピソードはベタなメロドラマやなーとも思うが。 リチャードがカリスマから暴君に変わっていく様子は辛かったが、まだ14歳だったんだな...と思か、彼自身もより強い力によってあっさり殺されちゃったことを思うとちょっとほろっとくる。 連想したのはヘルマン・ヘッセのほか、ハリー・ポッター、古屋兎丸、恩田陸あたり。 解説が女オタクって感じの文章でいまいちだった。

Posted byブクログ

2019/06/12

単なるBL小説と侮ってはいけない。 圧倒的な負のエネルギーに翻弄され、読了後の虚脱感、ヤンデレの果ての哀しみにぼんやりと浸ることになる。 思春期の負のエネルギーの巨大さに慄く。

Posted byブクログ

2019/05/08

トーマの心臓が好きなひとにおすすめ。耽美な美少年たちの寄宿学校生活だ!わりとハードだけど! 少年の繊細に震える感情、嫉妬、恋に似た激しい執着心、優越感と劣等感が見られます(ただしホラー)

Posted byブクログ

2019/05/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。でもモヤモヤする。読んだ後の後味は良くない。そこも含めて面白いんだけど… 題名の霊応ゲームは、この物語において重要な鍵になっているはずなんだけど、それについての深い言及がなかった。日本語に訳す前はThe wishing gameで、読んだ後はそっちのほうがしっくりくる。 主役がだれか分からなくなるぐらい、登場人物全員が濃いキャラクターやバックグラウンドを持っていた。みんな、心に秘密や後ろめたい気持ちを隠していて、それを暴かれるのを恐れている。最後のあたり読んでてあれっこれってニコラスが主人公?ってなった。 最後にジョナサンが願ったことって何だろう。 私は2人の友情が偽りや勘違いじゃないって信じたい。 私個人的にはリチャードとジョナサンがうまくいって欲しかったよ。実はこの話はニコラスの妄想って言うオチを期待したよ。リチャードやばいやつなのに、スーパーヤンデレマザコンサイコパスなのに、、、

Posted byブクログ

2019/03/31

話の構成、心理描写云々より、 パブリックスクールの内情がひどすぎて楽しめない。 そして、全体が漠然としていて、 最後まですっきりしないし、誰も救われない。 わたしの好みではなかったです。

Posted byブクログ

2019/03/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「きみに手出しするやつはだれだって、このぼくが殺してやるからな」 一日一度声に出して読みたい帯文。 もう冒頭から引き込まれまくり。 何より、登場人物の背景がそれぞれ詳述されていて、誰も彼も一筋縄ではいかない。 大人だろうと子供だろうと、容赦なく襲う理不尽と虚無、そして孤独。 そんなそれぞれの心のほころびに、リチャードとジョナサンの結びつきが入り込んでしまった。何たる悲劇。 リチャードがもっと魅力のない少年だったらよかったんだよね!!そうしたらきっと、ジョナサンもジェームズもここまで彼に入れ込まなかったと思うんだ(腐目線の感想)。 もう、リチャードがジョナサンにロックオンしてからの恐ろしさ。 リチャードは愛することと憎むことが一体となりすぎちゃったのかな。 愛されたい、憎みたい、甘えたい、壊したい、それらの異常な執着が相手を「庇護」するという形になってしまったのか…… ジョナサンをずっとずっと守りたいと、それだけは思っていたのではないか…… 二人でこの世界を滅ぼして、楽園に行こうくらいは本気で思っていた気がする。 「力」は、召喚した少年たちが幼いがゆえに、さらに残酷になった。 それにしても残った少年たちのその後の人生を考えても、起こったことがあまりに悲惨過ぎ。 いや、圧巻の長編でした。

Posted byブクログ

2018/10/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

めっちゃ良かった。 買ってよかった。 あの終わりもただのバッドエンドではなく、メリーバッドエンドというやつなのかなぁ。と解釈。

Posted byブクログ

2018/03/29

イギリスの全寮制の男子校を舞台としたホラー。閉塞的な生活の中での鬱屈、不満、いじめ、その中で育まれる友情…この思春期の同性同士の限りなく恋愛感情に近い憧れとか嫉妬は、確かにあると思う。 前半はいじめられっ子のジョナサンに孤高の美少年リチャードが手を差し伸べ、2人の仲が急接近してい...

イギリスの全寮制の男子校を舞台としたホラー。閉塞的な生活の中での鬱屈、不満、いじめ、その中で育まれる友情…この思春期の同性同士の限りなく恋愛感情に近い憧れとか嫉妬は、確かにあると思う。 前半はいじめられっ子のジョナサンに孤高の美少年リチャードが手を差し伸べ、2人の仲が急接近していく。今まで自分がジョナサンの一番の親友だったのに…とやきもきするニコラスの気持ち、すごくわかる。ニコラスは最後の最後まで良い奴だった。リチャードがいじめっ子や意地悪な先生に一泡吹かせるシーンは胸のすく思いでした。しかし、後半になるにつれどんどん雲行きが怪しくなって行き、終盤破滅に向かって突き進んでいくリチャードが痛々しく、つらかった。どうにか救われてほしいと願ったけど、結局周りの大人たち含む全員が不幸になってしまった。これも、霊応ゲームで呼び寄せてしまった「何か」の呪いだったのだろうか。 なんとも悲しい物語だったけど、面白かった。

Posted byブクログ

2017/09/05

前半は「トーマの心臓」で後半「オーメン」だった様な気がする。著者が男性で、訳者も男性なのでこんな感じになるのだろうか?女性だともうちょっと繊細な感じになったのかも。これだけの分量の本なので、もう少し比重を少年たちの心の方に割いてほしかった。例えば、最後主人公たちが何を語り、どんな...

前半は「トーマの心臓」で後半「オーメン」だった様な気がする。著者が男性で、訳者も男性なのでこんな感じになるのだろうか?女性だともうちょっと繊細な感じになったのかも。これだけの分量の本なので、もう少し比重を少年たちの心の方に割いてほしかった。例えば、最後主人公たちが何を語り、どんなふうに死んだのかをもっと詳細に。でも、あれか、そこはオカルトだから詳しく書けなかったか。どちらも中途半端になってしまったかな。

Posted byブクログ