リーン顧客開発 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
有名な「リーンスタートアップ」を実践レベルまで掘り下げ、読者がすぐに使える情報を提供するという趣旨のシリーズ本。 感想。すごい細かいことまで書いてあり、その点で貴重。ここまで書いてあると、初めてやる人はこれを読みながらやってみれば良いのだろう。 備忘録。 ・そもそもリーンとは何か。トヨタで生み出された用語(なの?)。「プロセスから無駄を排除すること」と「最終製品が顧客の望むものになっていること」などを指した概念?? ・顧客開発の目的は、顧客が欲しがるものについての誤った思い込みを早く見つけ、顧客が本当に購入してくれる製品の開発に集中できるようになることだ。 ・顧客開発は製品開発に代わるものではない。顧客開発は顧客が誰かを特定し、それと同時に顧客の具体的な課題を解決する製品やサービスを特定する。 ・顧客開発は必要なのに、十分なされていない。その理由は①自らのアイデアを過信するあまり、視点にバイアスがかかっている。②業界知識があるので、アイデアの検証を省いても構わないと考えている。③製品の完成前に顧客を見つける方法がわからない。④顧客開発の実践方法がわからない。 ・「専門家は、製品のどの機能が、どの程度、ユーザーの役に立つのか見極めるのは下手である。いかに知恵を絞ったアイデアであっても、役に立たないことは多い。マイクロソフトにおいてもアイデアが当初の想定通り効果を発揮する可能性は3分の1に過ぎない」by Microsoftのパートナーアーキテクトの方。 ・顧客開発のステップ。アイデア→仮説の構築→インタビュー相手を探す→インタビューする→仮説を検証できなければ改めて仮説を構築、仮説を検証できて顧客が確認できればMVPを作る
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【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB18860815
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- 顧客の声を聞いてサービスを作る、ということの概観を捉える本。MVPの話より、インタビューの話が中心。 - リーンってなんだ、からのこの本を手に取ったので、ちょっと思ってたのと違った。(開発フレームワークのような話は出てこない) - いわゆる「インサイトを得る」ための「ヒアリン...
- 顧客の声を聞いてサービスを作る、ということの概観を捉える本。MVPの話より、インタビューの話が中心。 - リーンってなんだ、からのこの本を手に取ったので、ちょっと思ってたのと違った。(開発フレームワークのような話は出てこない) - いわゆる「インサイトを得る」ための「ヒアリング」系の本は、他にもいくらでもありそうだけど、この本は「開発をする人の視点で見たユーザーインタビューとは」という感じで書かれており、スモールにMVPまで行くための所作的なものは詰まっていそう。 - ただ逆に言うともっとモノづくり全体についてちゃんと(?)学びたければMVPをどう作るかから学んだほうが良いのかも。
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2024/04 また読んだ。良書of良書 2023/02 以前読んだときも良書だな〜と思っていたが、顧客インタビューをするようになってから読んだら染み方が段違いだった。具体的な質問集があったり、プラクティスが載っていてかなり実践的な書籍だと思う。
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・顧客インタビューが図々しいと思わないで良い。なぜならペインを抱えた顧客であれば嬉々としてそれを話す。話すことによって自分は優秀だという印象を与える機会をプレゼントしている ・顧客はいつか見つけなければならない。製品開発後ではなく、前に見つけるからこそリスクを最小化できる ・...
・顧客インタビューが図々しいと思わないで良い。なぜならペインを抱えた顧客であれば嬉々としてそれを話す。話すことによって自分は優秀だという印象を与える機会をプレゼントしている ・顧客はいつか見つけなければならない。製品開発後ではなく、前に見つけるからこそリスクを最小化できる ・その他、インタビューの仕方やバイアスの認知の作法が網羅的に書かれているのでユースケースに合わせてリファレンス的に読む
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開発した製品が顧客が買わないものだったとしたら。。商品・サービス開発における最大のリスクを早期に回避するための顧客開発プロセス。 課題仮説の立て方からその検証のためのインタビュー手法、アプローチ方法など、実践する際の参考になる。つい抱いてしまう思い込みや、インタビューイーが悪意...
開発した製品が顧客が買わないものだったとしたら。。商品・サービス開発における最大のリスクを早期に回避するための顧客開発プロセス。 課題仮説の立て方からその検証のためのインタビュー手法、アプローチ方法など、実践する際の参考になる。つい抱いてしまう思い込みや、インタビューイーが悪意なくとる行動特性など知っておくべきTipsが多くあった。 まず何より、オフィスの外に出ることが大事だ。
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新規プロダクトを作る際に、いかにその対象となる顧客を開発していくのか具体的な方法が書かれている。新機能や新サービス、大小あれど方法論として参考になる部分は多いと思う
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第1章 なぜ顧客開発が必要なのか 顧客開発とは、顧客の特定・分析 ・「製品開発」を補完するために同時に実施し、MVPを小さくできる ・ユーザーリサーチと手法は同じだが、使われ方や実施者が違う(?) ・リーン顧客分析のプロセスは、仮説立案→Intvによる仮説修正/検証→製品への落と...
第1章 なぜ顧客開発が必要なのか 顧客開発とは、顧客の特定・分析 ・「製品開発」を補完するために同時に実施し、MVPを小さくできる ・ユーザーリサーチと手法は同じだが、使われ方や実施者が違う(?) ・リーン顧客分析のプロセスは、仮説立案→Intvによる仮説修正/検証→製品への落とし込み 第2章 どこから始めるべきか ・顧客の課題や製品内容について、 ①想定の明確化:付箋によるグループワーク、ビジネスモデルキャンバス ②課題仮説の記述:5W1H、検証しやすいよう具体的に ③顧客プロフィールのマッピング:顧客特性の軸をとる(節約重視/時間重視) 第3章 誰と話をすべきか ・課題を解決しようとしている顧客は、Intvやレビューに協力的 ・見込み顧客は、知人の紹介やLinkedin・実際の店舗での声かけで見つける (BtoCだと20人くらいユーザを見つける) 第4章 何を学習すべきか ・顧客が今していること ・顧客の持っている制約 ・フラストレーションやモチベーションを高めるもの ・頻度(広さ)、なぜ困るのか(深さ)を定量化 第5章 オフィスから飛び出せ ・最初の質問の後、相手が沈黙しても次の質問まで60秒まつ ・機能、ソリューションより課題を探る ・仮説と逆の例を出して、誘導尋問を避ける ・「もし魔法の杖がつかえたら、XXをどう変えますか」実現性を無視して対応 第6章 検証済みの仮説はどのように見えるのか ・顧客が言行一致とは限らない ・すでにあるものと比較する ・5人インタビューすれば1人は熱狂するひとがいる 第7章 実用最低限の製品をどのように開発すべきか ・プレオーダーMVP:クラファン、いいねボタン 第8章 既存顧客がいる場合の顧客開発 ・製品がなくては生きていけない人を見つける ・「製品がなくなったらとても失望する」4割以上いると筋がいい ・他社の例として紹介するとバイアスをとりのぞける 第9章 継続的な顧客開発 ・機能追加の要望には、その理由を確認する
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【由来】 ・amazonでDoodle本の関連本で 【期待したもの】 ・営業として何か得られるものがあるのでは、という思い。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
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ビジネスローンチ前に業界のキーパーソンや見込み客に「話」を聞くためのテクニックが記載されている。 それを顧客開発と呼んでいるだけだが、 実践的な記述なので活用しやすい。
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