ヒア・カムズ・ザ・サン の商品レビュー

小路幸也(著者)

2015/05/02

もう10年になるのかぁ。
本当のテレビドラマならば長寿ドラマですね。
1冊まるごとの通奏低音は研人の受験。
マンネリに陥っていいはずなのに全くマンネリ感を感じさせない。
もっとも昭和のテレビドラマと言えばマンネリにこそ魅力があった訳で、マンネリでありながら飽きさせないというのがこの物語の本質。
10年も経って、去るものがあり、来るものがある。
長寿シリーズの秘訣なり。

2015/04/30

今年もこの時期がやってきたなあと、発売が待ち遠しかったです。賑やかな堀田家の話を、今年も無事に読むことができて、本当に良かったです。

研人や花陽の成長も、会話だけではなく、文章に書かれている情報で驚かされたりしています。青ちゃんの係だったものが研人になっていたり、最後の花陽のセリフも大人顔負けでした。研人が身長１７０センチとはよその子は本当に成長が早いと思ってしまいます。そして、青ちゃんもだんだん親が板についてきた気がします。

別れの話や、バンドワゴンの危機など様々な話がありましたが、悪い人はおらず、優しい人たちばかりで、どうにか上手く回っていく。現実にはそうそうあるわけではないのですが、やはりこの本を読むとホッとする部分があります。

私の中の一番のツボは、サチさんの我南人に対する突っ込みでしょうか。他の人より若干辛口に思えます。今のサチさんの立場でもやはり息子は息子なのでしょうか。

あっという間に読み終わってしまいました。
来年が待ち遠しいです。

2015/04/29

安心して読めます。でもさすがに人が増えすぎて、誰がいつどこで出てきてこうなったんだっけ、というのがけっこう忘れてしまってる…いつか始めからおさらいしないといけないかも。

2015/04/25

すっかり、４月の恒例、お楽しみとなりました、
『東京バンドワゴン』シリーズの最新作です！！
なんやかんやで、もぅ、１０作目なんですね～。
本作は、本編８作目となります。

本作では、研人の高校受験を軸に据えての、
恒例のドタバタ劇が繰り広げられますが…、
現実の世の中でも言えることですけどね…、
子供の成長って、ホント、早ぃですよね～。

本作は、
そんな堀田家を取り巻く子供たちや青年の、
ほんの少しばかり、ほろ苦かったりもする、
一歩前へ成長の物語とも言えるでそぅか…。

エピソードの強烈さや意外性的には、
多少、控えめな感もありましたが…、
本作では、それで丁度よかったかも？
無論、面白さ、楽しさは健在です！！

結局、
今回も、一気に読み終えてしまいました…。
はぁ～、また来年です…。待ち遠しぃな～。