怪盗の伴走者 の商品レビュー
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君が一緒に走ってくれるなら。 〈帝都探偵絵図〉シリーズ第四弾。短編3つですが,通して怪盗ロータスこと蓮,検事の安西省吾,二人の関係が軸になっています。 「第一話 伴走者」蓮と省吾,まだ少年時代のこと。二人の出会いと,友人として関わった事件。省吾が蓮に惹かれるきっかけ。 「第二話 反魂蝶」蓮の師匠・奇術師の天馬が登場。蓮と省吾は,幻の蝶をめぐる事件を解決する。嫉妬がわからない蓮と,蓮に恐れを抱く師匠と,いつか道が違える予感を覚える省吾。 「第三話 怪盗の伴走者」怪盗ロータスと浅草の凌雲閣で出逢う高広。ほどなく検事の安西とも再会する。そして怪盗ロータスが盗みに失敗。凌雲閣にある絵を再び狙って,怪盗ロータスが来ると考えた高広と礼は,安西が絵を守る凌雲閣に出向くのだが。 安西のとった選択。幼馴染への想い,それを完全に読んだ怪盗ロータス。どうか二人の行く末が悲劇でないように願う。 省吾の恩師マードック先生から凌雲閣の設計者バードンにつながった糸は,幼馴染のアーサー・コナン・ドイルへとたどり着く。友情が生み出す,国や時代を超えて語り継がれる物語。
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ロータス&安西編といった今作。安西さん、彼としてはこう選ぶしかなかったのだろうけれど・・・、これからどうなるんだろうなぁ。
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過去の話の方が、蓮が軽快に動く分話も軽妙になって好き ラストで安西がロータスに付いて行くけど、うじうじ悩みながら 同行してそうで心配、どうせなら色々ふっきって、それなりに 楽しみながら二人で怪盗やってて欲しい
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シリーズ4作目。怪盗ロータスと安西検事のお話。主人公達の出番は少々。ロータスは子供の頃からすごかったのね…。そんな友達とずっと一緒に行けると思うが、行くことが出来なくなった時の喪失感はどうなるのか。安西検事の決断にはびっくりしつつ、昔と変わらず思ってもらえててよかったね!とこの先...
シリーズ4作目。怪盗ロータスと安西検事のお話。主人公達の出番は少々。ロータスは子供の頃からすごかったのね…。そんな友達とずっと一緒に行けると思うが、行くことが出来なくなった時の喪失感はどうなるのか。安西検事の決断にはびっくりしつつ、昔と変わらず思ってもらえててよかったね!とこの先どうするの…と心配。
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ロータスの過去を描く中短編集。スピンオフという雰囲気。毎度この作家さんの描く青年二人の友情の距離感が絶妙に好みです。(私は腐なモノに理解もありますし好きですが、この作家さんの作品については、BL的な読み方はせず、あくまで「友情」と捉えて、この透明感のある作品世界を堪能してます) ...
ロータスの過去を描く中短編集。スピンオフという雰囲気。毎度この作家さんの描く青年二人の友情の距離感が絶妙に好みです。(私は腐なモノに理解もありますし好きですが、この作家さんの作品については、BL的な読み方はせず、あくまで「友情」と捉えて、この透明感のある作品世界を堪能してます) 安西検事とロータス/礼と高広という、2組の対比を交えつつあのラストかー、と。ミステリのトリックとしてはそれぞれ度肝を抜く大作ではありませんが、世界観、時代背景、それらひっくるめた「物語」としてまとめ上げてくる毎度の手腕がステキです。 続編楽しみにしてまーす。
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面白かったー。ロータスが好きなのもあって、シリーズでいちばん好きかも。これまでの傾向から見ると意外なところに着地した印象なのはスポットを当てる対象が違うからか。
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09/21/2015 読了。 図書館から。 久々に帝都探偵絵図読んだ! 以前の話もうさっぱりだけど、 短編とはいえ繋がっている部分もあるし。 その話自体では全く問題ないけど、 安西さんの初出とか全く覚えてねぇ…!! それに今回はロータスと安西さんの話が 主軸だったから、なんかそれがもったいない気が…。 話は変わらず、幻想的な日常の謎って感じでした。 安西さんの今後が気になる。
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ロータスと安西検事の話。子どもの頃の話が爽やかで好きだった。全体的にあっさりテイストで、このシリーズのBL?的男ふたりのお耽美な濃厚さがちょっと苦手なので、これくらいがいい。 独逸語風味の般若心経がいちばんツボだった。聞いてみたいw
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いつのまにか第4弾。 怪盗ロータスの過去話がメインだった。 しかし前作をさっぱり覚えていない…。
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〈帝都探偵絵図〉シリーズ第4弾で、怪盗ロータスと安西検事のスピンオフ。 今まで思わせぶりだった二人の過去が明らかになる短編2つと、ロータス事件の担当検事となった安西がロータスと対決する物語。最終話だけ礼と高広も登場し、ロータスの真の狙いを推理することになる。 米相場の操作や詐欺事...
〈帝都探偵絵図〉シリーズ第4弾で、怪盗ロータスと安西検事のスピンオフ。 今まで思わせぶりだった二人の過去が明らかになる短編2つと、ロータス事件の担当検事となった安西がロータスと対決する物語。最終話だけ礼と高広も登場し、ロータスの真の狙いを推理することになる。 米相場の操作や詐欺事件の内容も面白いが、見どころはやはり安西検事の葛藤だろう。嫌いではないが相容れない、という高広の見解に同意。
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