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妖琦庵夜話 魔女の鳥籠 の商品レビュー

4.2

35件のお客様レビュー

  1. 5つ

    10

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    4

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2024/09/08

なぜか3巻だけ図書館になく、4巻にいったのですが、3巻重要だったな。。。 でも3巻読み飛ばしても面白かったのと、面白さが増してました。 事件のあらましは途中から読めるものの、母親と娘の関係性の考察がとても興味深かったです。 血のつながりって業だな、私は思ってしまうのです。 ど...

なぜか3巻だけ図書館になく、4巻にいったのですが、3巻重要だったな。。。 でも3巻読み飛ばしても面白かったのと、面白さが増してました。 事件のあらましは途中から読めるものの、母親と娘の関係性の考察がとても興味深かったです。 血のつながりって業だな、私は思ってしまうのです。 どんな人とも適切な距離を取ることが人間関係大事なのだけど、血縁ってそれを容易く悪意なく踏み躙る、しかも殆どが当人たちの知らぬ間に長期にわたって。 そんなことを考えさせられる巻でした。 あとは、主人を理由に他人を傷つけることを良しとする人間を仕置きする洗足伊織のやり方はヒリつきましたねぇ。 続きも楽しみ 2024.9.7 139

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2024/08/19

お盆の休暇を利用して、仕入れてきた。 時間があれば本屋さんに出向くのがいい(^^) 最近のAmazonさんは、配送状況が悪すぎる(~_~;) シリーズ第四弾! 今回は母と娘の話。 あーーーー、このしんどさ、凄くわかる。 母の息子へではない娘への期待。 私は実家が嫌いで、出来...

お盆の休暇を利用して、仕入れてきた。 時間があれば本屋さんに出向くのがいい(^^) 最近のAmazonさんは、配送状況が悪すぎる(~_~;) シリーズ第四弾! 今回は母と娘の話。 あーーーー、このしんどさ、凄くわかる。 母の息子へではない娘への期待。 私は実家が嫌いで、出来るだけ寄りつかないのだが、実家が嫌いなのは、厳格な父親の所為だと思っていた。 父親が亡くなった後も私は殆ど実家に寄りつかない。何故だろうとあまり考えたことがなかったが、この本に答えが書いてあった。 そうか。だから私は父親が亡くなっても実家にあまり行きたくないのか。。。 まぁ、この本に出てくる人たちほどではないけれど、母親のめんどくささはちょっと再認識させられた(⌒-⌒; ) yukimisakeさんがレビューで、『母と言う呪縛 娘と言う牢獄』に触れていたが、私も真っ先にその本が頭に浮かんできた(−_−;) 最後、前回登場した甲藤の出番が来るのだが、この展開から次回からもレギュラー出演だろうか? マメちゃん、、、 もう甲藤でも誰でもいいから、マメちゃんは全力で守ってくれーーっ!!!

Posted byブクログ

2024/08/06

青目…青目よ…。なんてこったい…。その後、何があったんだい…。 4作目突入の今回は、今までで1番辛かった巻でした。色々辛い、色々泣ける、人間が怖い。 今回は駅近のタワーマンションで自殺が発生。 しかも同日に2人の女性が。1人は飛び降り、1人はリストカット。 しかし鱗田はどうも腑...

青目…青目よ…。なんてこったい…。その後、何があったんだい…。 4作目突入の今回は、今までで1番辛かった巻でした。色々辛い、色々泣ける、人間が怖い。 今回は駅近のタワーマンションで自殺が発生。 しかも同日に2人の女性が。1人は飛び降り、1人はリストカット。 しかし鱗田はどうも腑に落ちない。2人は『オバリヨン』と『どうもこうも』と言う珍しい妖人申請をしている。リストカットはまだしも、飛び降りの方に不信感を抱く鱗田。今回もY対の出番です。 本作を読んでいて、あまりにもきつくて感想を書けなかった『母と言う呪縛 娘と言う牢獄』がずっと頭を過ぎっておりました。 特に専業主婦のカオリのエピソードを読んでいると、実際にあったんだよな、こういうの…と背筋が凍るようでした。榎田さんがもし『母と言う呪縛~』を読んでいらっしゃったら、驚かれたかも。 母と娘、行き過ぎた愛情が依存と過度な期待と嫉妬に変わる。母と息子という関係性とは大いに違う。 今回の一人称視点はどれも胸に刺さる内容でした。 衝撃の事実が明らかになった前回ですが、今回はその辺りがいよいよ深掘りされて行きます。 洗足先生はずっと体調を壊して、ふらふらの状態でY対に協力。 しかし脇坂も言っていましたが美男子が風邪で伏せっていると何でこうも色気があるのか。 私なんか風邪を引いたら目も当てられない汚物になるのに。 そんな先生を心配して生姜の蜂蜜漬けを自作しちゃう犬神の妖人の甲藤。まだ登場して2回目ですがやっぱり憎めないし、なんならキャラの中で1番成長が期待出来る。暴力的な性格が治らない彼ですが、洗足のお陰でこれからどんどん成長していきそうで期待大です。 この辺りもキャラクターの動かし方が相変わらずうまい!! そしてマメくんにまた感動。まだ甲藤は苦手だけれど、洗足に懲りずに弟子にしてくれと頼んでは追い返され、いつの間にか姿を消す甲藤に 「少し可哀想に思える。彼にはちゃんと帰る家があるだろうか。そこに彼を待っていてくれる人がいて、今の自分たちのように笑いあったりできるといいのだけれど・・・・・・。」 と、心配してしまう。なんて、なんて良い子なんだ!この世の善意を全て集めたような子!!(中身は大人だけど) そんなマメくんの過去も今回は明らかに。よしよし、と撫でてあげたくなる…。そのうち甲藤にもスポットが当たりそうかな? しかしですね、そんなマメくんの過去も吹っ飛ばす壮絶な過去をお持ちの方がいましてですね…。 しかもこれでもまだ全容が明らかになっていないんですよね。 これが本作の事件とかなり符号していて、じわじわと悲しみが押し寄せて来ます。 最後の愉快そうな姿ですら、色々想像して切なくなってしまう。 さて肝心の事件ですが、冒頭の方で割と確信に迫る事を書いてしまっているのでこれ以上は何も言えないのですが、洗足、夷、マメくん3人の血の繋がらない家族との対比が凄かったように思います。 1巻からここまでずっと、丁寧に洗足たちの家族としての絆を描いてきた理由が分かりました。 なるほど、これがひまわりめろん師匠の仰る溶かす作業か。(詳しくはひまわりめろんさんのレビューをご覧下さい) 今回の洗足家族の平和なシーンに、話の構成のせいなんでしょうけど何故か泣けてきて、一旦天を仰ぎました。 全体的に悲しい事件でしたが、唯一の救いはカオリと娘の美湖ちゃんとの絆でした。 美湖ちゃん…かわいい!!特殊な趣味のお兄さんが見たら堪らんかわいさ!! どうか2人はいつまでも幸せに…。 今回は紙の本ならではの仕掛けが1箇所ありました。ひまめろ師匠が次の巻に紙の本の弱点を逆手にとった仕掛けがあると仰っていましたが、本作のは分かりやすく、且つ非常に効果的でした。 深い深い闇に落ちて行きそうな感覚になり、少し寒気がした程。(クーラーが異常な程に効いていた、という事実は置いておいて) 遂に一線を超えてしまった青目。 いよいよ覚悟を決める洗足。 私は1巻から面白く読んで来ましたが、確かにどんどん中毒性が増して来ます。 おっと、脇坂の話をするのを忘れてました。 最後の方で前回に劣らぬ大活躍を見せてくれたので次巻も楽しみなのですが、白雪姫はネクロフィリアの話だ、とのたまう彼がやっぱり大好きです。 そんな視点で考えた事無かった…笑 そして青目のエロさの理由が分かってきた…(きっとみんみんさんなら同意して下さるはず)

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2024/08/03

第4弾! 同じマンション同じ日、自殺! しかし、その裏には… 娘と母親の関係って、微妙な関係なんやな。 知らんけど、娘ちゃうから。 そう言えば、従兄弟の姉ちゃんも言ってたな。娘の話。 同性だからこそある色んな事。 相槌しか打てんかったけど。 自殺とは考えてなかったけど、更に...

第4弾! 同じマンション同じ日、自殺! しかし、その裏には… 娘と母親の関係って、微妙な関係なんやな。 知らんけど、娘ちゃうから。 そう言えば、従兄弟の姉ちゃんも言ってたな。娘の話。 同性だからこそある色んな事。 相槌しか打てんかったけど。 自殺とは考えてなかったけど、更にどんでん返しあり。 裏で糸を引くのは… う〜ん… 怒り心頭やな。 青目の旦那に! でも、それすらも想定してるやろうし… その為に、起こしてるんやろうし… 伊織さんを怒らせる! 気を引く為に… とうとう、一線を超えてしまった! 伊織さんの身内に! マメちゃん!!!!! 自分が、やられてる訳やないけど( *`ω´) (犬神のヤツ、そのうち仲間になるの?) しかし、後半に盛り上げてくるな〜! 次読まんと仕方ない展開や〜!(^_^)v *************** 金曜日に、 『デッドプール&ウルヴァリン』 観に行って来た〜 おい!ウルヴァリン死んだんとちゃうんか! TVA (時間変異取締局)とか出て来て、時間軸監視とか、マルチバースとかなると… 最近、これ多い… 何でもあり感タップリで、ちょっと引く… 悪童2人が暴れるという意味ではスキッとする。グロいけど。 あとは、X-MAN、ファンタスティック・フォーとか、マーベルのヒーローもんの知識要! で、みんな見返して、マーベルが儲かるという図式(−_−;)

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2024/07/08

こわっ!こ〜わっ! あるのよね〜 こういう読書体験 あるのよ不思議と これの前に読んだ三宅香帆さんの『娘が母を殺すには?』と主題が全く一緒 まじ、ひびりました もう『娘が母を殺すには?』に書かれてたことを小説にするとこれになります!ってくらいの丸かぶり 母親の束縛から逃れよ...

こわっ!こ〜わっ! あるのよね〜 こういう読書体験 あるのよ不思議と これの前に読んだ三宅香帆さんの『娘が母を殺すには?』と主題が全く一緒 まじ、ひびりました もう『娘が母を殺すには?』に書かれてたことを小説にするとこれになります!ってくらいの丸かぶり 母親の束縛から逃れようとする娘が…の物語なのよ そして、それもそのはず参考文献が全く一緒w 方や評論、方や小説 いやー連続で読むかねしかし ちなみにその参考文献とは『母は娘の人生を支配する なぜ「母殺し」は難しいのか』斎藤環(NHKブックス)です 物語のほうはいよいよ面白くなってきましたよ! そしてシリーズ第四巻で溶かす作業に入ってきましたね〜 ん?溶かす作業ってなんやねん!て? えっとね 第三巻までは固める作業をしてたと思うんよね キャラクターね キャラを固めて、読者にこの人はこういう人なんだよって思ってもらう作業ね で、一旦固めといて、今度は少しづつ過去を語らせたり、意外な人間関係を明らかにしたりして溶かし始めるわけ で一旦確定したと思わせたキャラの真実の姿を少しづつ見せて行くってやつよ そしてそれが凄い上手い!上手いっていうか繊細なのよ 溶かす量や場所がものすごくいい感じなんよね で溶けてることに気付いてる自分にまた( ̄ー ̄)ニヤリなのよ うーん、たぶん榎田ユウリさんにうまく乗せられてるw

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2024/05/31

妖奇庵夜話シリーズの感想は10巻目の「妖奇庵夜話 千の波 万の波 (角川ホラー文庫)」のレビュー欄に記載

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2024/02/07

『妖奇庵夜話』シリーズ4作目。 母と娘の歪んだ関係性にスポットがあたった今作。相変わらず暗躍する青目存在が不気味である。 そして今回から初登場の甲藤。なかなか鬱陶しいキャラだけどこれからの伊織との関係が気になるところ。 伊織がますます、心やさしいキャラになっている。毒舌とのギャッ...

『妖奇庵夜話』シリーズ4作目。 母と娘の歪んだ関係性にスポットがあたった今作。相変わらず暗躍する青目存在が不気味である。 そして今回から初登場の甲藤。なかなか鬱陶しいキャラだけどこれからの伊織との関係が気になるところ。 伊織がますます、心やさしいキャラになっている。毒舌とのギャップが好き。

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2023/09/14

今回は母と娘の関係。 確かに父と娘、母と息子とは異なる同性ならではの何かがあるのかもしれない。父と息子はないのに、やはり実際に子供を産むという過程が大きいのだろうか。 メインとなる話の挟み込まれるように、洗足と青目との出会いが描かれている。 異母弟というが、二人の父親の存在が見...

今回は母と娘の関係。 確かに父と娘、母と息子とは異なる同性ならではの何かがあるのかもしれない。父と息子はないのに、やはり実際に子供を産むという過程が大きいのだろうか。 メインとなる話の挟み込まれるように、洗足と青目との出会いが描かれている。 異母弟というが、二人の父親の存在が見えないが、今後描かれていくのだうか。

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2023/09/06

いわゆる毒親の話。正直読んでいて辛い内容だった。 青目がとうとう伊識の家族・マメを攫おうとしたり、徐々に行動が過激になってきてしまった。 青目の幼少期も毒親に虐げられ、そこに 対しては罪はないし、同情と呼べる感情も 沸くが、逆手に取って同じ?境遇にいる人を貶めるのはいただけな...

いわゆる毒親の話。正直読んでいて辛い内容だった。 青目がとうとう伊識の家族・マメを攫おうとしたり、徐々に行動が過激になってきてしまった。 青目の幼少期も毒親に虐げられ、そこに 対しては罪はないし、同情と呼べる感情も 沸くが、逆手に取って同じ?境遇にいる人を貶めるのはいただけない。 出てくる毒親が本当に醜く感じるし、物語として咀嚼するのに業を煮やした。 今作はシリーズの中でも苦手な作品だろうなと思う。 その点、とても際立っていたのが伊織の肝の座りっぷり。 甲藤を嗜めるために、甲藤の悪業が伊織の為を思ったものだとしても、回り回って、伊織を害なす物として返ってくる…そんな事を言おうとし、焼けた火針を自分の手に押しつけるあたり、強い。 伊織の家族想いな面がまた強く感じる話。

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2021/09/26

シリーズ四作目。今回は母娘の話。 足が不自由なことを言い訳に、娘に依存しまくる母親。娘を支配しようとする母親。そして、子供と自分を同一視する母親。心を殺されてきた娘たちが、行き着く先は……。 母娘の関係って、本当に難しい。 青目の行動もとうとう一線を越えてしまい、これからどうな...

シリーズ四作目。今回は母娘の話。 足が不自由なことを言い訳に、娘に依存しまくる母親。娘を支配しようとする母親。そして、子供と自分を同一視する母親。心を殺されてきた娘たちが、行き着く先は……。 母娘の関係って、本当に難しい。 青目の行動もとうとう一線を越えてしまい、これからどうなってしまうのか、先を知るのが怖い。

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