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若冲 の商品レビュー

3.8

122件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    40

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    2

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2024/02/11

若冲展行けば良かった……。 ってな事で、澤田瞳子の『若冲』 前から話題になってて気になってたけど、何だか難しそうで手が出なかったけど、重い腰を上げて漸く読んだ 感想はやっぱり早く読んどくべきじゃった…… 丁度その頃に若冲展がしてたんで、読んだ後にすぐ行たかったねw ...

若冲展行けば良かった……。 ってな事で、澤田瞳子の『若冲』 前から話題になってて気になってたけど、何だか難しそうで手が出なかったけど、重い腰を上げて漸く読んだ 感想はやっぱり早く読んどくべきじゃった…… 丁度その頃に若冲展がしてたんで、読んだ後にすぐ行たかったねw また、どっかの美術館とかでやってたら行こう♪ 原田マハさんが好きな人なら読むべきじゃね 2018年98冊目

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2023/05/01

 若冲についてそのそばについて何かと世話をした妹視点からの物語。中は若冲が次第に歳を取ってゆくのに沿って、舞台を少しずつ変えてゆく、それぞれは大体独立した短編集となっている。それを順に読んで行くことによって、その不思議な画家のことが少しは理解できてゆく気がする。今まで名前くらいし...

 若冲についてそのそばについて何かと世話をした妹視点からの物語。中は若冲が次第に歳を取ってゆくのに沿って、舞台を少しずつ変えてゆく、それぞれは大体独立した短編集となっている。それを順に読んで行くことによって、その不思議な画家のことが少しは理解できてゆく気がする。今まで名前くらいしか知らなかったが、この物語を読んで、若冲の絵をみてみたいと思った。

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2023/04/18

読むのに凄く時間がかかってしまった(途中で何度かやめようかと思った) 後半はとてもテンポよく進んでいき、最後のほうはページターナーとなるが、それまでは全体的に同じようなことの繰り返しのように感じ、じれったさを感じる。 梅雨のようなじっとりとした薄暗い雰囲気。 最後はよかったので...

読むのに凄く時間がかかってしまった(途中で何度かやめようかと思った) 後半はとてもテンポよく進んでいき、最後のほうはページターナーとなるが、それまでは全体的に同じようなことの繰り返しのように感じ、じれったさを感じる。 梅雨のようなじっとりとした薄暗い雰囲気。 最後はよかったので、とりあえず途中で読むのをやめなくてよかったと思う。 (というか、最後の"浄土"の作品であふれ出る命と生きることの美しさを描くシーンはそれまでの対極。対比が凄い。それにしてもそれまでが長い・・・若冲さん長生きとはいえ、、、長い。) 江戸時代の京都の街にまるでタイムスリップしたような描写の巧みさは素晴らしい。 文章もとても丁寧で、綺麗だったので他の作品を読んでみたい。 "若冲という号は(中略)、『老子』 (中略) の「満ち足りたものは一見空虚と見えるが、その用途は無窮である」という一節からつけてくれたもの" 因みに他のレビューで書かれていたが、若冲に妻はいなかったそうで、そう考えると作者の想像力はすさまじい。

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2022/10/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「人の心いうのは、誰であれどっか薄汚れて欠けのあるもんどす。むしろ時に人を恨み、憎み、殺したろと思いもするからこそ、その他の行いがえろう綺麗に見えるんやあらしまへんやろか」 若冲はんの絵はきっと、と弁蔵はわずかに声を上ずらせた。「美しいがゆえに醜く、醜いがゆえに美しい、そないな人の心によう似てますのや。…

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2022/08/13

知識なくてどこまでが史実なのか分からないけど、残っている絵から受けた印象をうまくお話に乗せてあり重厚だった。著名な日本画家が多く登場しており、今後、美術館で作品に出会ったときにまた違う邂逅が期待できる。…早くなにか見たいと思った。このところ美術館行くこと多かったので、先に読んでい...

知識なくてどこまでが史実なのか分からないけど、残っている絵から受けた印象をうまくお話に乗せてあり重厚だった。著名な日本画家が多く登場しており、今後、美術館で作品に出会ったときにまた違う邂逅が期待できる。…早くなにか見たいと思った。このところ美術館行くこと多かったので、先に読んでいればと悔やまれる。 澤田瞳子著作3作目だが、どれもとても文章美しく、たんたんと進行するのに、重く心に残り、大変慈しんで読ませて頂いている。

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2021/11/09

11月-06。3.0点。 伊藤若冲の半生記。商家の長男だった若冲、妾腹の年の離れた妹が身の回りの世話を。 絵を描く目的、技術の上達の理由など、時系列にわかりやすい物語だった。

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2021/10/18

伊藤若冲と市川君圭の物語。 と、あえて書こう。 本作は、伊藤若冲の人生を若冲と妹お志乃の視点から描いている。 青物屋枡源の主源左衛門(若冲)は、商いを二人の弟に任せっきりにして絵に没頭する毎日を送っている。 それは、かつて自ら命を絶った妻お三輪への悔悟、そしてお三輪をいびった義...

伊藤若冲と市川君圭の物語。 と、あえて書こう。 本作は、伊藤若冲の人生を若冲と妹お志乃の視点から描いている。 青物屋枡源の主源左衛門(若冲)は、商いを二人の弟に任せっきりにして絵に没頭する毎日を送っている。 それは、かつて自ら命を絶った妻お三輪への悔悟、そしてお三輪をいびった義母お清への憎しみの気持ちが原動力になっていた。 ある日、源左衛門は店をお志乃と弁蔵(市川君圭)に譲ると言い出す。しかし、弁蔵は姉を死に追いやった源左衛門に憎しみをぶつけ姿をくらます。 その後、源左衛門の贋作絵が町に出回るようになる。それは行方のわからない市川君圭—弁蔵の手によるものだった。 研究本や解説本を読んでいないので細かいところまでは分からないが、作者独自の設定が結構入っているようだ(若冲は妻帯していなかったらいしので、妻の存在は大きなフィクションということだろう)。 鮮やかな色彩で描かれながらも、決して陽気とは感じられない若冲の絵。これが悔悟や憎しみの中から生まれた、というところは好みが別れるかもしれない。 しかし、行方をくらましてから若冲とはほぼ会うことの無かった市川君圭による贋作絵の存在が若冲に大きな影響をおよぼし、それが若冲の支えのような存在にまでなる、というところは読んでいてグッときた。 伊藤若冲の物語は本作が始めてなのだが、若冲像は作家さんによってカラーがかなり違いそうなので他の作家さんの"若冲物"も読んでみたいと思う。

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2021/07/20

天才画家若冲の生涯を描いたフィクション。 実際の若冲とは違うんだけど、この物語の中の若冲は個人的にすごく人間味を感じる。 若冲像に関しては賛否両論あるかもしれないけど、物語としてはとても面白く、読み終わった後の余韻もすごかった。わたしは京都にいる!って思った。 そしてラストシーン...

天才画家若冲の生涯を描いたフィクション。 実際の若冲とは違うんだけど、この物語の中の若冲は個人的にすごく人間味を感じる。 若冲像に関しては賛否両論あるかもしれないけど、物語としてはとても面白く、読み終わった後の余韻もすごかった。わたしは京都にいる!って思った。 そしてラストシーンはこの物語の名場面。思わず熱くなる。 時代小説ならではの重厚感と芸術小説の面も併せ持つ素敵な物語だったと思う。 それにしても憎しみよりも強いパワーはないのかもしれないな。

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2021/06/23

直木賞ということで初澤田さん。時代小説と絵が好きなひとにはたまらないかな。 感情の書き方も丁寧。今後ほかのも読みたい。

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2021/02/12

感想書くの忘れてた。 なかなか読むの大変で結構流してしまったので、ちょっと申し訳ない。 若冲の絵とても好きで、箱根の岡田美術館で今春までやってる若冲展すごい良かったし、お正月にやってた「ライジング若冲」もめちゃめちゃ面白かった。 相国寺のの大典さんとの関係性とか、ご近所に応挙や池...

感想書くの忘れてた。 なかなか読むの大変で結構流してしまったので、ちょっと申し訳ない。 若冲の絵とても好きで、箱根の岡田美術館で今春までやってる若冲展すごい良かったし、お正月にやってた「ライジング若冲」もめちゃめちゃ面白かった。 相国寺のの大典さんとの関係性とか、ご近所に応挙や池大雅がいる環境とか、いろいろドラマチックなんだけど、贋作うんぬんとかちょっとあれれ?ってなってしまったのですよね。

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