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ごんたくれ の商品レビュー

3.8

32件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    16

  3. 3つ

    6

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2016/01/08

江戸時代、実在の絵師たちを描く。 まったく詳しくないので「この人がここに!」みたいな驚きがないがおもしろかった。絵の描写がきれいだったなー。

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2015/10/13

2015.10 なかなか破天荒な人生。才かありすぎる芸術家はこういうものかもしれない。一気読みしました。

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2015/09/22

こういう関係は、いいなあ。 お互いを意識し、認め高め合い、反発しながらも労り合うこともできる。 時間を経ても、状況が変わっても、常に同じように相対することができる相手など、普通はできない。 二人を媒介するものは、絵と孤独な境遇がもたらしたごんたくれの精神。 共有するものがあるとい...

こういう関係は、いいなあ。 お互いを意識し、認め高め合い、反発しながらも労り合うこともできる。 時間を経ても、状況が変わっても、常に同じように相対することができる相手など、普通はできない。 二人を媒介するものは、絵と孤独な境遇がもたらしたごんたくれの精神。 共有するものがあるというのは、何よりも強いのだな。 組織に属することと異端であることのせめぎ合い。 職人であり表現者でもあるという絵師の矛盾。 この時代の絵師の世界は、広がりがあって、想像の幅があって刺激的。 こんな風に彼らが生きていたのかもしれないと思うだけで楽しい。 話しとしては面白かった。

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2016/01/10

2015.9.13.読了。思いもかけず、蘇我蕭白、長沢芦雪の二人の実在の画家をモデルにした作品だった。よく知らない画家さんだったが、また、展覧会に行ける世界が広がり面白かった。

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2015/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

曾我蕭白と長沢芦雪をモデルにした江戸時代京都の個性派画家二人の生き様の物語。 この時代の京都の画家たちに興味があって本を読んだり展覧会に出かけたりしていたのでとても面白く読めました!

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2015/08/21

柔らかな印象の表紙と、方言らしきタイトルとで手にとってみたんだけれど、割合印象としては真逆の内容であった。 絵に打ち込み悩み煩悶する主人公の苦しみようや芽生える責任感、人生で辿る道など確かにモデルがあっての話なのだろうと納得もした。 ラストの下りにすっきりとしたものはあったけれど...

柔らかな印象の表紙と、方言らしきタイトルとで手にとってみたんだけれど、割合印象としては真逆の内容であった。 絵に打ち込み悩み煩悶する主人公の苦しみようや芽生える責任感、人生で辿る道など確かにモデルがあっての話なのだろうと納得もした。 ラストの下りにすっきりとしたものはあったけれど割り切れるわけでもなく、そこが面白かったな。

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2015/08/13

面白かったです!吉村胡雪こと彦太郎と、深山箏白こと豊蔵。ふたりのごんたくれ絵師の物語。会えば喧嘩をし、決して相手の絵をほめたりしないが、心の内ではお互いに相手の才能を認めていて、互いに影響し合って高みへ登っていく。モデルは長沢蘆雪と曽我蕭白。二人の絵に対する情熱や苦悩に魅せられ、...

面白かったです!吉村胡雪こと彦太郎と、深山箏白こと豊蔵。ふたりのごんたくれ絵師の物語。会えば喧嘩をし、決して相手の絵をほめたりしないが、心の内ではお互いに相手の才能を認めていて、互いに影響し合って高みへ登っていく。モデルは長沢蘆雪と曽我蕭白。二人の絵に対する情熱や苦悩に魅せられ、大きな書店に画集を見に行きました。長沢蘆雪の画集に、物語に出てきた登場人物たち(若冲、池大雅、円山応挙、呉春など)が出てきて、懐かしい人に会ったように嬉しくなりました。

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2015/07/16

“ごんたくれ”とは困った乱暴者と言う意味らしく、応挙の弟子と我流の絵師との二人の主人公を表してますが、この主人公は架空の人物らしいです。尤もモデルとなった絵師はいるそうですが、どのあたりまでが事実なのでしょう。応挙や若冲の名は私のようなものでも知ってますが、モデルとなった二人の名...

“ごんたくれ”とは困った乱暴者と言う意味らしく、応挙の弟子と我流の絵師との二人の主人公を表してますが、この主人公は架空の人物らしいです。尤もモデルとなった絵師はいるそうですが、どのあたりまでが事実なのでしょう。応挙や若冲の名は私のようなものでも知ってますが、モデルとなった二人の名は知らず。二人の人生と絵に対する葛藤、一風変わった友情は読み応えありました。

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2015/07/05

↓のぶーさんのレビューで、誰がモデルになっているのかわかりました。ありがとうございます。 奇想の画家と、孤高の画家。お互い相容れない間柄でありながら、ふかく影響し合っている。 芸術家が相克する描写は素晴らしいけれど、その人生は厳しい。ぐいぐい読ませます。 池大雅、円山応挙、伊藤若...

↓のぶーさんのレビューで、誰がモデルになっているのかわかりました。ありがとうございます。 奇想の画家と、孤高の画家。お互い相容れない間柄でありながら、ふかく影響し合っている。 芸術家が相克する描写は素晴らしいけれど、その人生は厳しい。ぐいぐい読ませます。 池大雅、円山応挙、伊藤若沖などが実名で出てきます。個性溢れる人々を、歴史の彼方から浮かび上がらせる、西條さんの筆に魅せられました。

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2015/07/01

円山応挙の時代、おそらくモデルがいるのであろう架空の二人の絵師の生き様を描いた時代小説。そう言えば「六花落々」もこのパターンでした。当時の絵師事情に詳しい人ならモデルが誰だかわかってもっと楽しめるのではないかと思われます。

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