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満鉄調査部 の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2023/11/19

南満洲鉄道、通称満鉄の調査部門に脚光を当てた本書。初代満鉄総裁後藤新平の肝煎りで始まり、その規模や調査の対象は変遷があるも、満洲事変や日中戦争を経て活動を拡大していく。自由な雰囲気もあったため、日本から左翼分子が渡ってくることも多く、1942年の関東軍憲兵隊による一斉検挙によって...

南満洲鉄道、通称満鉄の調査部門に脚光を当てた本書。初代満鉄総裁後藤新平の肝煎りで始まり、その規模や調査の対象は変遷があるも、満洲事変や日中戦争を経て活動を拡大していく。自由な雰囲気もあったため、日本から左翼分子が渡ってくることも多く、1942年の関東軍憲兵隊による一斉検挙によって規模が大きく縮小し、ソ連の進行とともに活動を終える。 関東軍より先に設立されて格式も高かった満鉄調査部門が、関東軍の勢力拡大とともに国家目的に沿った形で活動をするようにらなるのは興味深かった。

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2016/09/06

満鉄調査部という普通の人はなかなかな見ないけれども、実はとても重要だった組織。何が行われていたか分かるし、読みやすかった。 ただ欲を言えば、最後の補遺?みたいなところ、満鉄調査部の人や活動が戦後日本にどういう影響を与えたのか、あの部分をもっと膨らませてほしかった。

Posted byブクログ

2016/02/15

自由で、軍部とも結びついていて、レフトウィングだったり、いろんな顔をもつでっかい組織。すべて租借する力不足で???感が残った。

Posted byブクログ

2016/01/12

◾︎2016/01/11読了。 ◾︎あらすじ ・満鉄は日本の財力では賄えず、日英同盟のよしみで、ロンドンで募集された外債でイギリスのサポートがあって誕生が可能だった。 ・満鉄の初代総裁は後藤新平。後藤は岩手県水沢市出身。医師としてドイツ留学、帰国して内務省衛生局長になった。高野...

◾︎2016/01/11読了。 ◾︎あらすじ ・満鉄は日本の財力では賄えず、日英同盟のよしみで、ロンドンで募集された外債でイギリスのサポートがあって誕生が可能だった。 ・満鉄の初代総裁は後藤新平。後藤は岩手県水沢市出身。医師としてドイツ留学、帰国して内務省衛生局長になった。高野長英とは親戚筋。 ◾︎コメント 満鉄調査部が後藤新平によって始まり、敗戦前に事件を起こして消滅するまでを客観的に淡々と語られている。優秀な人材が多かったこともあり、戦後も各界で活躍した人が多い。 本は薄くてすぐ読める。満鉄調査部を知りたい人には事実がわかって参考になる。

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