超高速!参勤交代 の商品レビュー
まあまあ面白い。「身代わり忠臣蔵」と比べて、上手さや深みを感じない。エンタメに振り切りすぎかな。でもエンタメ作品を気楽に読みたいときにはいい。
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勧善懲悪で主人公に感情移入しながら最後まで楽しく読めた。窮地に追い込まれたとき、雷に打たれたように最善の策が浮かぶようになったらいいな。
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感想 笑いあり、涙あり、お色気あり、戦いありの全部詰まった勧善懲悪ストーリー。楽しく歴史を学びながら読める! あらすじ 東北の湯長谷藩はわずか1万5千石の小藩。当主の内藤政醇は領民のための政治を行う名君で曲がったことが嫌いだ。 この度、老中松平信祝の出世争いの種として湯長谷藩の試掘の金山に目をつけられ、参勤交代が終わった後、すぐに五日で江戸に参勤交代せよとの命が下る。 松永の仕打ちと狙いに怒る内藤は何としてでも参勤交代を五日で成し遂げると心に誓う。 道中は家臣とはぐれる、公儀隠密から狙われる、道案内に裏切りに合う、大名行列との遭遇、偽装行列のための中間との揉め事など色々あったが、みんなが知恵を絞ってなんとか切り抜ける。
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いやいや、楽しい! 土橋章宏さん初読み。 財政の逼迫した藩がわずか五日間で東北から江戸まで参勤せよとの沙汰を受け、江戸を目指す珍道中。 登場人物一人一人がとても良い!大好き! 主人公の政醇とお咲のロマンスも良いし、家老の相馬の奇想天外なピンチの切り抜け方も笑える。 あまりに面...
いやいや、楽しい! 土橋章宏さん初読み。 財政の逼迫した藩がわずか五日間で東北から江戸まで参勤せよとの沙汰を受け、江戸を目指す珍道中。 登場人物一人一人がとても良い!大好き! 主人公の政醇とお咲のロマンスも良いし、家老の相馬の奇想天外なピンチの切り抜け方も笑える。 あまりに面白くて一気読みでした。オススメです♪
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一作目の映画は大のお気に入りで何度見ただろう。キャストもすごく良かった。 原作と映画は、異なるが、とても楽しめる。 飛脚に化けて疾走する部分、愉快だ。
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面白そうな題名に惹かれて娯楽小説のつもりで手に取り、読み初めも笑みが溢れるような展開だった。 でも、その中身はユーモアの衣を纏いつつも芯には日本人が大好きな「勧善懲悪」や「柔よく剛を制す」が描かれていて、漫画チックな突飛なシーンも多かったけど心温まるとともにスカッとする物語だった...
面白そうな題名に惹かれて娯楽小説のつもりで手に取り、読み初めも笑みが溢れるような展開だった。 でも、その中身はユーモアの衣を纏いつつも芯には日本人が大好きな「勧善懲悪」や「柔よく剛を制す」が描かれていて、漫画チックな突飛なシーンも多かったけど心温まるとともにスカッとする物語だった。 「忠孝」、「倹約」、「扶助」を旨としたという内藤政醇という人物をもっと知りたくなった。(o^^o)v
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映画になっていることは知っていたけれど、脚本が原作とは知らなかった。 陸奥国湯長谷藩藩主内藤政醇が松平信祝の嫌がらせで5日で江戸まで参勤交代しなければならなくなった話。 とにかく読みやすい。テンポが良い。決断力もあって、みんな「無理だよ」なんて空気もなく(たぶんあっても将軍の命に...
映画になっていることは知っていたけれど、脚本が原作とは知らなかった。 陸奥国湯長谷藩藩主内藤政醇が松平信祝の嫌がらせで5日で江戸まで参勤交代しなければならなくなった話。 とにかく読みやすい。テンポが良い。決断力もあって、みんな「無理だよ」なんて空気もなく(たぶんあっても将軍の命には逆らえないか)「なんとかやろう」という前向きな姿勢が読んでいて気持ちがいい。 参勤中に会うお咲さんが蓮っ葉だけど、根が優しい懐の深い女性で、タイミングよく嫁が離縁状書いてくれて良かったねとほっこりした。 雲隠段蔵さんに、相馬さん、家臣のみなさんは本当にお強い。八大将軍吉宗公の時代になっても腐らず鍛錬していたのもすごい。後半のドタバタ劇は一番の盛り上がりどころなので奇想天外で楽しめました。 悲しい別れもあったけれど、勧善懲悪の世界でスッキリと終わりました。 史実では正淳さん、31歳の若さで亡くなっているとのこと。この方がずっと治めていたらどんな未来があったのかな、と想像するのも楽しい。そんな一冊でした。
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主人公は湯長谷藩の内藤政醇というお殿様。名前は知らなかったが実在した人物で31歳で早世したようだ。「忠孝・倹約・扶助」を旨とする藩法を定めたとか。(Wikipedia参照) 武士ものは苦手だが、妙に現代的なタイトルに惹かれて手に取った。 体力と知略と運、そして当主を中心にメンバーの優しさが巡り巡っていくつものピンチを切り抜けていく様子がテンポよく書かれており面白かった。 クスッと笑える要素もあり概ね明るいが結構えぐいシーンも。 隠密二人の関係には驚いたが、よく考えればこの時代は別に珍しいことではないのか。
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映画で、名前を聞いたことがあったので、読んでみることにしました。なんとなく読み始めたけれど、どんどんどんどん引き込まれました。フィクション的要素満載、でも、人間模様もジンとくるストーリーでした。映画も見て見たいと思います。 映画の主演は、佐々木蔵之介さんなんですが、私の頭の中では...
映画で、名前を聞いたことがあったので、読んでみることにしました。なんとなく読み始めたけれど、どんどんどんどん引き込まれました。フィクション的要素満載、でも、人間模様もジンとくるストーリーでした。映画も見て見たいと思います。 映画の主演は、佐々木蔵之介さんなんですが、私の頭の中では堺雅人さんがハマり役です(笑)
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映画は予告を見ただけだが、もっとドタバタなコメディかと思っていた。あからさまなギャグなんてのは全くなく、読みやすくて面白かった。したがって、読むのも超高速! 思ったように話は進むが、そこが楽しい。ただ、段蔵にフラグが立ってるのが哀しくて、違う!違う!と否定していたのだが…。湯長...
映画は予告を見ただけだが、もっとドタバタなコメディかと思っていた。あからさまなギャグなんてのは全くなく、読みやすくて面白かった。したがって、読むのも超高速! 思ったように話は進むが、そこが楽しい。ただ、段蔵にフラグが立ってるのが哀しくて、違う!違う!と否定していたのだが…。湯長谷藩に『仲間』と一緒に戻ってのんびりしてほしかった。 「したにー、したに」は徳川御三家に限るというの初めて知った。参勤交代の作法ってのも興味深い。苦手な時代ものが楽しく読めた。
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