残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 の商品レビュー
言葉選びが巧みで読み応えがあるが、ひねくれていると感じたし、結局何を伝えたいのかが曖昧であまり理解できなかった。
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進化心理学の観点から、遺伝の強さを説く。私は変われないし親の教育は子供の能力・人格形成に関係ないし… 統計的に正しいのだろうし、新しい考え方で興味深いけど、そうやって考えて諦めて努力しないで成功してる人を妬んだり他責にするのは自分の生き方に合ってないから、そうかと思うに留まった。...
進化心理学の観点から、遺伝の強さを説く。私は変われないし親の教育は子供の能力・人格形成に関係ないし… 統計的に正しいのだろうし、新しい考え方で興味深いけど、そうやって考えて諦めて努力しないで成功してる人を妬んだり他責にするのは自分の生き方に合ってないから、そうかと思うに留まった。自分の遺伝子の範囲内で頑張っていけるとこまで行きたい。 ただ頑張れない人を下に見たり根性論で語らないようにしようとは改めて思った 以下印象に残った部分 ・幸福の新しい可能性を見つけたいのなら、崩れかけた伽藍を出てバザールに向かおう ・幸福とは旅の目的ではない、旅の方法である ・子孫を後世に残すのに成功したのは、異性を獲得する強い衝動を持ち、子どもを産み育てた個体だけだ。だからぼくたちは、性や愛を激しく求める。 ところが科学が進歩し、食糧が安価に生産できる飽食の時代を迎えると、ヒトの幸福は奇妙なねじれを起こすようになった。アメリカの貧困地域では、いまや飢餓ではなく肥満が大きな社会問題になっている。社会的な成功への方途をすべて奪われ、その一方で安価な食糧が無尽蔵に手に入るのなら、もっとも簡単に「幸福」を感じる方法はひたすら食べつづけることだ。 豊かな社会では子育てに大きなコストがかかるから、ひとびとは性を繁殖から切り離し、純粋な快楽として楽しむようになった。 ・マサイ族が幸福なのは、家族や仲間との強い絆(愛情空間と友情空間)のなかで暮らしているからだ。それに対して貨幣空間の成功者である大富豪は、その成功ゆえに愛情や友情から切り離されて幸福を感じられなくなってしまった。人生にとって大事なもの(愛情や友情)は貨幣空間では見つからない。 ・開かれた空間ではポジティブ評価が大事で詐欺を未然に防ぐが、閉じられた空間ではネガティブ評価が大事 ・べつに生まれつきアメリカ人がポジティブで、日本人がネガティブなのではなく、情報の流通する場によって態度を使い分けているだけなのだ。 ・多様性と流動性のあるバザールでは、ネガティブな評判を恐れる理由はない。不都合な評価を押しつけられたら、さっさとリセットして自分を高く評価してくれる場所に移っていけばいいだけだ。だからここでは、実名でポジティブ評価を競うのがもっとも合理的な戦略になる。 一方、いったん伽藍に閉じ込められたら外には出られないのだから、そこでの最適戦略は匿名性の鎧でネガティブな評価を避け、相手に悪評を押しつけることだ。日本はいまだに強固なムラ社会が残っていて、だからぼくたちは必要以上に他人の目を気にし、空気を読んで周囲に合わせようとする。 ・幸福の絶対基準なんてものはなく、愛情空間や友情空間の構成は一人ひとり異なっている。それは遺伝や子ども時代の環境で決まる、運命としかいいようのないものだ。 ・グローバルな能力主義の世界では、マックジョブが嫌なら「好き」を仕事にするしかない。とはいえ、好きなことで大金を稼げるのはビジネス能力に恵まれたごく一部のひとたちだけだ。これはものすごく不公平なことだけれど、しかたのないことでもある。 それでも能力があろうがなかろうが、誰でも好きなことで評判を獲得することはできる。だとしたら必要なのは、その評判を収入につなげるちょっとした工夫だ。 ・人生は「わたし」と環境との相互作用だ。環境に合わせて「わたし」を変えられないのなら、あとは「わたし」に適した環境を探すしかない。これが「伽藍を捨ててバザールへ向かえ」で、これ以外に合理的な人生設計の戦略は原理的に存在しない。
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伽藍を捨ててバザールに向かえ。恐竜のしっぽの中に頭を探せ 勝間和代に代表される自己啓発、能力向上を促す思考法、実践法が本屋で平積みされているが、個人の能力は遺伝に大きく左右されるという行動遺伝学での科学的事実(知能の70%、性格の50%は遺伝の影響)が示されている以上、努力で能...
伽藍を捨ててバザールに向かえ。恐竜のしっぽの中に頭を探せ 勝間和代に代表される自己啓発、能力向上を促す思考法、実践法が本屋で平積みされているが、個人の能力は遺伝に大きく左右されるという行動遺伝学での科学的事実(知能の70%、性格の50%は遺伝の影響)が示されている以上、努力で能力を伸ばして夢を叶えるという幻想にすがるのは酷である。 才能のない人間はこの残酷な世界でどのように生存戦略をとるべきか。 筆者が示すのは「伽藍を捨ててバザールに向かえ。恐竜のしっぽの中に頭を探せ。」という2つの考え方である。 1.伽藍を捨てて、バザールに向かえ 伽藍(従来の終身雇用の会社、地域のムラ社会などの閉鎖的共同体)では、相互監視と規律によって支配され、一度悪い評判がつくと逃げることができない硬直的な「閉鎖空間」である。 一方バザールはインターネットや市場原理に基づき、貨幣を介して自由に「価値」が取引・交換される「開放空間」だ。 あなたの可能性は伽藍の枠組みにおいてはローカルなルールやヒエラルキーによって抑圧されるが、グローバルかつ自由なバザールで、フラットかつフェアな評価軸で試すことができる。 2.恐竜のしっぽの中に頭を探せ 誰かに勝つ(絶対優位)必要はなく、「自分の中で比較的マシなこと(比較優位)」に特化することで、市場は成立する。 比較優位とは、経済学者デヴィッド・リカードによって提唱された概念で、自国が相対的に得意な財の生産に特化し、他国とは自由貿易を行うことで、すべての国が利益を得られるという国際分業の原則、最適化則である。 これは個人の戦略としては好きなものこそ上手になれを後押しするものであり、また社会においても、個人の強みが生きる場所に適切に配置することで、全体の生産性があがるという合理的な戦略と言えるのである。 クリス・アンダーセンがインターネットの普及によって「ロングテール」と呼ばれるニッチ商品に人々がアクセスできるようになり、その売り上げが無視できないものになっていることを示している。このようにインターネットやSNSによって、自由に低コストで情報発信ができる現代では、ブログやYoutube、instagramなどのプラットフォームを活用することで、ニッチにおけるナンバーワン(ロングテールにおけるショートヘッド)になれる可能性がある。 競争に勝つことよりも、競争の土俵を選び直すこと。中心で輝くスターになることよりも、周縁で必要とされる存在になること。本書は、残酷な世界を「どう変えるか」ではなく、「どう渡っていくか」を教える実践書である。 中盤以降、橘氏の他の著作でも見受けられる様々な知見がつまみ食い的に示されるため、本としてのまとまりとしては少し散漫な印象である。本書が10年以上前の著作であるためか、今読んでみると、結論としても凡庸な気もする。
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自己啓発本によくある東大やハーバードの文字、そのような本の内容を実践している人はいるのだろうか。3日坊主くらいなら自分もなれるかもしれないが。 簡単に速く知識(情報)を取得できるかもしれないが、時代に合わせた自己啓発本もあることを知ると、何か釣られて買ってしまうのは、今も昔も変わ...
自己啓発本によくある東大やハーバードの文字、そのような本の内容を実践している人はいるのだろうか。3日坊主くらいなら自分もなれるかもしれないが。 簡単に速く知識(情報)を取得できるかもしれないが、時代に合わせた自己啓発本もあることを知ると、何か釣られて買ってしまうのは、今も昔も変わらないのだと思う。
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教養がないと自覚している人は中盤の教養ラッシュに面食らう可能性があります。 でも結論は好き。 初版が15年前ということで仕方がないですが、現在ではロングテールの中のショートヘッドが無限に増殖しすぎて逆に辟易としている感もあり。誰も口にしないけど、皆の心のなかでは大元の巨大なショートヘッドをこっそり欲していたり...
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・子供は親からの影響より友達からの影響が大きい。子供は自分と似た子供を引き寄せる。 友達との関係でキャラが決まり、性格が決まる ・政治空間と貨幣空間 政治空間は総取り、権力争い。貨幣空間は1番にならなくても幸せを得ることができる。 ・幸せになることは、好きなことをやって評判を得る...
・子供は親からの影響より友達からの影響が大きい。子供は自分と似た子供を引き寄せる。 友達との関係でキャラが決まり、性格が決まる ・政治空間と貨幣空間 政治空間は総取り、権力争い。貨幣空間は1番にならなくても幸せを得ることができる。 ・幸せになることは、好きなことをやって評判を得る。評判を得て報酬を得れば良い 話は長く難しいが、そのことで説得力が増す。
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岡田斗司夫さんがおすすめしてた著者の本。 読んでみたけど、少し難しかったな。読み流したながら読んでいた。響いたところもありまあったが章やタイトルが、書いてる内容があまり一致しなくてこのタイトルの何を掴めば良いのかわからなくなる文章の書き方やった。僕の頭が悪いからわからなかったのか...
岡田斗司夫さんがおすすめしてた著者の本。 読んでみたけど、少し難しかったな。読み流したながら読んでいた。響いたところもありまあったが章やタイトルが、書いてる内容があまり一致しなくてこのタイトルの何を掴めば良いのかわからなくなる文章の書き方やった。僕の頭が悪いからわからなかったのかもしれない。ww
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橘玲のよく話している内容に近い部分が多いが、色々な書籍や進化心理学の研究結果を元に確実性の高い話をしている点は相変わらずよい。言語学的能力や論理数学的能力に生まれつき長けた人間が社会的地位を得て、お金持ちになりやすいこの世の中では、無理にそのフィールドで闘う必要はないことを気づか...
橘玲のよく話している内容に近い部分が多いが、色々な書籍や進化心理学の研究結果を元に確実性の高い話をしている点は相変わらずよい。言語学的能力や論理数学的能力に生まれつき長けた人間が社会的地位を得て、お金持ちになりやすいこの世の中では、無理にそのフィールドで闘う必要はないことを気づかせてくれる。自分がそのフィールドである程度闘えるのかもしれないが、上には上がいたり、突き抜けた人間がいくらでもいるのであろうことは学生である身分でもよくわかる。大企業のサラリーマンとしてある程度生き抜こうとしてみながらも、その閉鎖的社会(本書における伽藍)にしか生きる道がないとは考えずに、自分の好きなことや幸福を感じられるモノは何かを意識しながら生きていきたい。
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自己啓発本というものがどうにも好きになれなかった私にはしっくりくる内容だった わたしは変えられない やってもできない だから「伽藍を捨ててバザールへ向かえ」 環境に自分を合わせるのではなく、 自分に合った環境を探す そして自分の好きなジャンルでショートヘッドになる
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前半は、別の本でも読んだなーって内容。 後半からが面白い。 現代社会が友情空間から貨幣空間へ移行しているのは実感できる。 人間関係面倒くさいから1人でもいいかーと考えるのは自然な流れなのかとちょっと安心した。 「評判」を重視する社会は岡田斗司夫の言う評価経済社会と類似する。 結論の「ショートヘッドは諦めてロングテールを狙え」はやっぱりある程度の能力のある人しか出来ないことなのではないかと思う。 ロングテールのニッチ分野のトップになる人も一握りなわけだし…
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