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貧乏の神様 の商品レビュー

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18件のお客様レビュー

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2015/07/13

谷崎潤一郎の恋文 - 松子・重子姉妹との書簡集に挫折したばかりなので、生活に根ざしたエッセイを読み切れるかなと自信がなかったのですが、1日で読了。「読まれることで自分を他人に託すことによってしか生きられない(168頁)」のとおり、著者の思いに入り込んでしまうエッセイでした。

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2015/07/01

柳美里はほとんど読んだけど、大概私小説なので何を読んでもまたこれか…という… なのに、稿料の不払いの事件で、これでもかと同じ文章で掲載され、出版する側も側だけども、読んでる方もこれでお金がもらえるのか…と。まさに身を切り売りして、何を書いたかではなく柳美里が柳美里であるための行為...

柳美里はほとんど読んだけど、大概私小説なので何を読んでもまたこれか…という… なのに、稿料の不払いの事件で、これでもかと同じ文章で掲載され、出版する側も側だけども、読んでる方もこれでお金がもらえるのか…と。まさに身を切り売りして、何を書いたかではなく柳美里が柳美里であるための行為なんだなぁと思う。 小さい頃から子供のたけを登場させているけど、どんな大人になるのか心配でしょうがない。どんなになっても柳美里はそれをネタに書くのだろう。

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2015/06/22

この前に読んでいたのだ「一私小説書きの日乗 野性の章/西村賢太」で、似たようなニオイを感じますね。女西村賢太と言ってもいい。 露悪的なまでの赤裸々な生活の描写。今回は貧乏がテーマで、ネットは切られ、国保は滞納し、美容院に行く金がないので財布を忘れたフリをする。 攻撃的な性格。...

この前に読んでいたのだ「一私小説書きの日乗 野性の章/西村賢太」で、似たようなニオイを感じますね。女西村賢太と言ってもいい。 露悪的なまでの赤裸々な生活の描写。今回は貧乏がテーマで、ネットは切られ、国保は滞納し、美容院に行く金がないので財布を忘れたフリをする。 攻撃的な性格。攻撃に値すると思うと徹底して攻撃する。今回は「創」の編集者。非は相手にあるとしか思えないが、双方の意見を聞かないとホントのところは分からない。非があったとしても普通であれば、本人に会って協議、請求し、それに応じなければ弁護士マターになるところを、一方からだけの意見をネットやこうした活字でドンドン出していく。腹がたつと甘いものが食べたくなると食べたものを列挙するところなど喜々としてやってるとしか思えない。その毒気たっぷりな性格が読んでるほうは面白い。 それにしても、作家だけで食っていけるのはほんの一部の人だと聞いていたが、こんなに悲惨なものかと思う。特に書けない作家となると救いようがない。 うつ病の症状や無謀な山登りなどセンセーショナルな方向に突き進んでいく。子どもの虐待の告白もこうした性癖から来てるんでしょう。この人のエッセイも必読アイテムですね。

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2015/06/20

芥川賞をとった売れっ子の作家が生活苦にあえぐとは…。執筆活動だけでは生活が厳しく、消費者金融に手を出し多重債務者になったことも告白。出版社との印税未払いの顛末記も…。それでも幸せを感じる瞬間があり、貧乏生活を楽しんでいる一面もあるという。作家として、女性として、親として、めいっぱ...

芥川賞をとった売れっ子の作家が生活苦にあえぐとは…。執筆活動だけでは生活が厳しく、消費者金融に手を出し多重債務者になったことも告白。出版社との印税未払いの顛末記も…。それでも幸せを感じる瞬間があり、貧乏生活を楽しんでいる一面もあるという。作家として、女性として、親として、めいっぱい必死に生きている著者の飾らない生き方を見ることができる。「作家が印税で優雅な暮らしというのは幻想。裕福になろうと思えば、作家なんてやらない」だそうです。

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2015/06/11

内容はタイトル通りになりますが、それも読んでみるまでは「どうなの?」という疑問を持っていました。 有名作家はそれなりに裕福な暮らしだろうと、勝手な想像。その内容は、著書を読んで頂ければわかります。興味本位で購入した一冊ですが、意外に面白く?読めました。

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2015/06/01

時間の無駄以外の何者でもない。金返せ!と言いたい所だが、考えてみれば図書館で借りたので、今日のところは許してやる。

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2015/05/23

とても素直な人なんだと思う。でも、敵を作ってしまい、敵が多くなってしまうことも事実、わかる気がする。

Posted byブクログ

2015/05/01

金銭的な問題ももちろんだが、作家として、女性として、親として、その時々にいっぱいいっぱいに、必死に生きようとしてきた、柳美里の飾らない、壮絶な生き様を垣間見ることができる。

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