貧乏の神様 の商品レビュー
柳さん自身がすこし浪費癖がありさう 山登りのはなしとかおもしろいものもそれなりにある。後半の創出版未払ひをめぐるやりとりも珍しかった。しかし金銭感覚について申し上げると、柳さんの感覚は私とはすこし離れてゐるやうだ。
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お金がない時の切羽詰まった感は、若い頃何度も経験したので、とても共感。貧乏も神様になれば、こっちの味方ですね。
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興味はなくても著名人なのであれこれ宣伝やゴシップは勝手に入ってくる。それほど有名だと思う。でも読んだことなかった。いや、小説に関しては未だ読んだことはない。これはエッセイ。図書館で何気に手にとってみた。 そうそう、原稿料未払いで何だか揉めてたことあったっけなー。その一連のことが...
興味はなくても著名人なのであれこれ宣伝やゴシップは勝手に入ってくる。それほど有名だと思う。でも読んだことなかった。いや、小説に関しては未だ読んだことはない。これはエッセイ。図書館で何気に手にとってみた。 そうそう、原稿料未払いで何だか揉めてたことあったっけなー。その一連のことが後半部分に載っている。そういうことだったのね。 若い頃に賞をとって稼いだはずなのにお金がない。カツカツの生活。金銭感覚がおかしいとかじゃない。元カレ(俗っぽい言い方)のガン治療代払ってた。(東京キッドブラザース、懐かしいな〜。) 息子さんのことや同居人のことなど日々の生活が綴られている。
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- ネタバレ
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なんだか… この本を読む限り、出版社が完全に悪いと思うが、相手の言い分は聞いていないので、なんとも言えない。でも、ここまでになる前に、支払いを求めたら、良かったのでは?と思う。 一緒に暮らしている男の子、息子へ及ぼす影響はかなり多大だと感じる。
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作家という稼業は、売れているのはほんの一握り、流行が去るのも速いし…とはいえ、柳さんは芥川賞まで取ったメジャーな作家さん。 何故困窮生活?と思って読んだが、なるほどその行動力によるものが大きいのかも。 しかし困窮しながらも、必ず手を差し伸べてくれる人がいて、その人徳も柳さんの行動...
作家という稼業は、売れているのはほんの一握り、流行が去るのも速いし…とはいえ、柳さんは芥川賞まで取ったメジャーな作家さん。 何故困窮生活?と思って読んだが、なるほどその行動力によるものが大きいのかも。 しかし困窮しながらも、必ず手を差し伸べてくれる人がいて、その人徳も柳さんの行動力からくるものなのだなぁと思う。
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人に原稿を書かせておいて原稿料を払わないという、前代未聞のブラック雑誌『創』でのエッセイ(一部)と、泥棒編集長とのやりとりについて書いた著者のブログをまとめたもの。大変厳しい生活であることはわかったが、しかし最初に「400字3枚5万」の口約束が「1枚4千円」にまで下げられるのは...
人に原稿を書かせておいて原稿料を払わないという、前代未聞のブラック雑誌『創』でのエッセイ(一部)と、泥棒編集長とのやりとりについて書いた著者のブログをまとめたもの。大変厳しい生活であることはわかったが、しかし最初に「400字3枚5万」の口約束が「1枚4千円」にまで下げられるのは納得いかない話だ。これじゃ作家も育たないわ。
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柳美里の貧乏な日々の暮らしを綴ったエッセイ。 収入が少ないというよりは、贅沢ではないが支出を抑える意志がなく大雑把といった感じで 作家としてあることを第一に考え他のことには無頓着である結果に思える。 また幼少期の話も語られており、短絡的な考え方は育ってきた環境が強く影響していそう...
柳美里の貧乏な日々の暮らしを綴ったエッセイ。 収入が少ないというよりは、贅沢ではないが支出を抑える意志がなく大雑把といった感じで 作家としてあることを第一に考え他のことには無頓着である結果に思える。 また幼少期の話も語られており、短絡的な考え方は育ってきた環境が強く影響していそうと感じられる。 後半は雑誌「創」の編集長への原稿料の支払いの督促に関するやりとりがブログから転載されている。 分筆を専業とする世間知らずな作家が貧しい出版社から容易に搾取されたという印象を受けた。
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経済概念のなさそうな人だと思ってはいたが うーん 闘病の費用、本人の希望でってやたら強調している 後半は「創」原稿料の戦い
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この生活怖すぎます。私にはとってもできない。 純文学の作家さんって書くだけでは食べていけないんですかねぇ。大変です。
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「過去は決して過ぎ去らない」がイチバン印象的。中年になると避けて通れないテーマ。これで1作書いて欲しいけど。まあ、自分の場合は精神の揺らぎに関係なく、過去は常に追いかけてくるものではあるが。 「金銭的や時間的には無理しても、自分の性分や生き方には無理をしない仕事をする。」という信...
「過去は決して過ぎ去らない」がイチバン印象的。中年になると避けて通れないテーマ。これで1作書いて欲しいけど。まあ、自分の場合は精神の揺らぎに関係なく、過去は常に追いかけてくるものではあるが。 「金銭的や時間的には無理しても、自分の性分や生き方には無理をしない仕事をする。」という信念ならばこのような生活になってしまうのは仕方ないし、それが本人にとって幸福なのだから別に問題はないだろう。食うためにTV出演や先生稼業をやるつもりもないのだろうし。作家が儲かる仕事というのは幻想である事は既に多くの人が気づいている事だと思うが、年収は400~500万程度はあるようだし、使い方に問題があるだけで、貧乏とか困窮というのは誇張表現かなという気はする。過去に息子への虐待の番組を見た事があるし、どうやら精神的に病んでいるようではあるが、業界の付き合いはしっかりやっていて孤立しているわけでもないし、それほどヒドイ生活とも思わない。
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