決めて断つ の商品レビュー
ちょうど日本シリーズの頃~引退発表くらいに読んでいた本。黒田さんの野球に対する考え方は、本当にストイックで、不器用で、でも実直に努力する姿勢こそが、尊敬されるし憧れられるのだなあと思った。
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理由は分からないが、黒田投手に関しては最初に広島にいた頃からすごい投手だと思っていた。 特に何か印象に残る試合をみたわけではないと思うが、なんとなく、打たれないというか、打者を押さえ込んでいるイメージが強かった。 ただ、広島と聞くと大抵そんなに強くないし、どちらかというと地味な...
理由は分からないが、黒田投手に関しては最初に広島にいた頃からすごい投手だと思っていた。 特に何か印象に残る試合をみたわけではないと思うが、なんとなく、打たれないというか、打者を押さえ込んでいるイメージが強かった。 ただ、広島と聞くと大抵そんなに強くないし、どちらかというと地味な球団という先入観がある。 その中にいるから、特に黒田が有名な投手、という印象もなかった。 黒田投手が大リーグ挑戦するときいたときは、実はとても期待というか、とても楽しみだった。 あくまでイメージでしかなかったが、日本で1番のピッチャーが大リーグでどれだけ活躍するのか、気になった。 そんな黒田投手が日本の広島で再びプレーするのだから、野球の楽しみが1つまた増えたが、そんな黒田投手の自伝が出たというので、これまた楽しみに読んだ。 とにかく高次元の責任感と自分への厳しさ。 先発として、日本でも大リーグでも全シーズンを投げ抜くために、新しいことへの挑戦しながら、要らないものや習慣を捨てること。 自分のメンテナンスも常に怠らず、毎シーズン通用するようにレベルアップしていく。 日本では速球派とも言われていたが、大リーグでは変化球を熱心に研究したり、ブルペンの使い方を改めたり、とにかく仕事として野球に真摯に取り組んでいるのが印象的だった。 そんな黒田投手が、高校以降は野球を楽しんだことがない、というのは一番の驚きだった。 それでも、大リーグで活躍して何億という契約を取るまで活躍してきたのは、本当にすごいと思う。 自分に厳しいからどんなオファーが来ても浮つかないし、客観的な視点を忘れない。嫌い?辛い仕事でも極めることができたのだと思う。 これを読んで思ったのは、他の日本人メジャーリーガーとは違った凄さがありそう、ということだ。 広島を地味、と表現したが、たしかにぱっと印象に残る試合などは少ないが、とにかく高いパフォーマンスを長期間継続して積み重ねていることは、他の選手にはほぼ真似出来ないと思う。 自分に厳しく有ること、これが成功に向けて進むための一番の資質なのかもしれない。
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20160109 決めて断つ!環境に合わせて自分を変えていく。プロフェッショナルとはこういう人のことをいうのだろう。1つ1つの言葉が重い。
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20151018 野球ファンでも、カープのファンでも、黒田のファンでも無いが、なぜか黒田というピッチャーには侍のような矜持を感じていた。 本書を読んでみて、その人柄に改めて感動させられ、日曜の1日で読了した。 高校時代は補欠だった事。 そんな辛いと思える過去も、良い結果を招...
20151018 野球ファンでも、カープのファンでも、黒田のファンでも無いが、なぜか黒田というピッチャーには侍のような矜持を感じていた。 本書を読んでみて、その人柄に改めて感動させられ、日曜の1日で読了した。 高校時代は補欠だった事。 そんな辛いと思える過去も、良い結果を招く要因になっている。 決断するということに正解は無いが、正解になるように努力する事。 複数年契約の条件を断ってまで、1年毎成績を出すように自分を追い込み、結果を出すために、最大限の努力を続けている事。 10億円の年棒を蹴って、4億円のカープにファンのために帰ってきた事。 そして、40歳になった今シーズンも年間を通して先発ローテーションを守り切り、11勝を上げた事。 高校以来、野球を楽しむ事が出来ない事。 これらすべてが黒田のプロ野球選手としてのストイックな姿勢を表している。 今の日本のプロ野球に同じように考え、取り組んでいる選手がどれくらいいるのだろうか。まさに貴重な日本の侍だと感じた。
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すばらしい人柄。 こんな人が帰ってきてくれて、感謝しかありません。 読んでいて、何度も心が震え、涙が出ました。 なんとか優勝して欲しいものです。
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大金を選ばず広島にもどった、という美談(?)だけが目立ちますが、メジャーに挑戦するときも同じ態度だったことを知りました。 成長するために、プロとしてアベレージを残すために、参考になる一冊です。
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よかったです。イメージ通りの黒田さんの魂がにじみ出ている本でした。 不器用というか真面目というか不格好というか、とにかく黒田さんの愚直な一途な生き様が表現されていて、ただただ頭が下がる。 「高校時代補欠だったお前がメジャーだものな」僕は知りませんでした。 上宮高校で補欠だった...
よかったです。イメージ通りの黒田さんの魂がにじみ出ている本でした。 不器用というか真面目というか不格好というか、とにかく黒田さんの愚直な一途な生き様が表現されていて、ただただ頭が下がる。 「高校時代補欠だったお前がメジャーだものな」僕は知りませんでした。 上宮高校で補欠だったこと、カープ一年目は同期の澤崎を目標としていたこと、一歩一歩とにかく近い目標を乗り越えて、乗り越えて、乗り越えた結果がヤンキースとなったことを。 身近な目標やライバルを見つけ、そこでナンバーワンとなることで次の世界を見る。そうした積み重ねが最終的にはものすごく大きな結果を成し遂げるということを。 こちら2015年版の文庫版は、もともとのハードカバーにプロローグとさらに広島復帰も加えられていて超お勧めです。 決めて断つということは、なにかを決めるということは何かの道を断つということ、そして大事なことは、決めた道を結果としての正解としていくこと、正解となるように日々ただただ努力すること、だそうです。 しびれます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
書店で見かけて、思わず買ってしまった。 広島にいた頃、ニュースで大リーグで活躍する黒田の話題がちゃんと取り上げられてて、広島の人は本当に好きなんやなぁって思っていたので、今回帰って来はって、良かった。 読むと優柔不断なようにも思えるぐらい、迷いに迷って「決断」という言葉が表す通り、重みがある。 しかも決めた以上は、しっかり責任も果たそうとする姿も格好良い。 少しでも、野球を楽しめはったら良いのになぁって、余計なお世話ながら思った。 次は前田智徳の本も読みたい。
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今季、広島東洋カープに電撃復帰を果たした黒田博樹投手の決断。謙虚な姿勢と真摯な言動、そして世話になったチームに恩返しをしたいという武士道。復帰の際、日本中が『男気』ブームに湧いたが、本書を読むと、本人はごく当たり前のことを当たり前にしたという気持ちに過ぎないようだ。でも人間ってそ...
今季、広島東洋カープに電撃復帰を果たした黒田博樹投手の決断。謙虚な姿勢と真摯な言動、そして世話になったチームに恩返しをしたいという武士道。復帰の際、日本中が『男気』ブームに湧いたが、本書を読むと、本人はごく当たり前のことを当たり前にしたという気持ちに過ぎないようだ。でも人間ってその当たり前がなかなかできない。 カープファンの私も、黒田復帰のネットニュースを二度見返したぐらい信じることができず、本当の事だって理解して涙が出ました。多くの人が黒田投手の決断に人生の考え方を変えたと思います。
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広島東洋カープに今シーズン戻ってきたエース黒田の自伝。 プロフェッショナルとはいかなる過程を経て今に至ったかをここまで精緻に開示するのかと唸る内容だった。 とても面白かったし、非常に参考になった。 自分の日々にも照らし合わせたいと思った。 以下紹介文を引用 衝撃とともに伝えら...
広島東洋カープに今シーズン戻ってきたエース黒田の自伝。 プロフェッショナルとはいかなる過程を経て今に至ったかをここまで精緻に開示するのかと唸る内容だった。 とても面白かったし、非常に参考になった。 自分の日々にも照らし合わせたいと思った。 以下紹介文を引用 衝撃とともに伝えられたヤンキース黒田博樹の日本復帰。 メジャーで日本人ナンバーワン投手とまで言われた男は、なぜその絶頂期に広島カープに戻ってきたのか。 決断までの苦悩、名門・ヤンキースで出会ったプロフェッショナル、ロビンソン・カノーからの言葉……。 カープ復帰までの心中を40ページに亘って大幅加筆。 黒田博樹の生き様とその人生哲学を読む。 名門ニューヨーク・ヤンキースが欲しがった日本人は「元補欠の野球選手」だった―。挫折を知り、両親の死を乗り越え、 広島への愛に悩んだ男が、繰り返してきた「決断」の道。そこには、現代にこそ見習うべき、静かで熱い「本物」の男の姿 がある。 ■目次 第1章 挫折 第2章 起点 第3章 信念 第4章 挑戦 第5章 戦場 第6章 決断 第7章 広島 第8章 復帰 超おすすめです。 カーショーとの話とかグッとくる。
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