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素数が奏でる物語 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2017/01/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

子供が素数に興味を持ち始めたので何となく読んでみました。 前半はまだ理解できるレベルで知的好奇心をとてもくすぐられたのですが 終盤は内容が難しくなってきて理解する事すら難しい状態となりました。 数学者って本当に哲学みたいな事を考えてるんですね。 数百年前に生きていたフェルマーやガウスが考えた概念とか ただただスゴイなぁと思うばかりでした。 素数一つとってもこれだけ掘り下げることが出来るのだから 本当に奥が深いですよね。 4n+1の素数と4n+3の素数の違いなんて考えた事すらなかったです。 内容の10分の1も理解できていないような気がしますが 数学の魅力を再認識させてくれた本です。

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2015/12/25

「4で割って1余る素数」と「4で割って3余る素数」。2種類の素数の個性がわかる、連分数や平方剰余の相互法則、ガウス素数とのふしぎな関係とは。

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2015/06/21

柔らかなタイトルとは裏腹に、証明と数式がてんこ盛りの実に硬派。読み物としては「一体この問題の何が面白いのか」がもうひとつわかりづらかったようにも思う。きちんと取り組めばこれ1冊で1か月は過ごせるだろう。

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2015/05/16

数論の魅力がわかりやすくコンパクトにまとまっている良い本だった。代数的整数論だけでなく解析数論にも触れられている点がおもしろい。 数論の本でよく紹介されている平方剰余の相互法則。具体例での説明がわかりやすい。 特に、平方和定理が連分数と関連するというのがおもしろかった(定理の...

数論の魅力がわかりやすくコンパクトにまとまっている良い本だった。代数的整数論だけでなく解析数論にも触れられている点がおもしろい。 数論の本でよく紹介されている平方剰余の相互法則。具体例での説明がわかりやすい。 特に、平方和定理が連分数と関連するというのがおもしろかった(定理の証明はないが)。つくづく、連分数っておもしろいと思います。 本書のテーマは、”2つの等差数列で語る数論の世界”、である。2つの等差数列とは、4で割って1余る素数(4n+1型)と4で割って3余る素数(4n+3型)。素数といっても2つのタイプに分かれ、個性がある、ということである。おもしろい。少し素数とお友達になれた気がしました。

Posted byブクログ

2015/04/27

素数にはそれぞれ個性があります。 この本は、数論の専門的な知識がなくても素数の個性を感じることができる内容になっています(高校数学くらいの知識は必要ですが)。 素数の個性に触れれば、今まで見たことがない世界に触れることができるでしょう。

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2015/04/04

素数の本は今までも読んできましたが、等差数列を切り口とした展開で、自分の知らなかった新たな発見もありました。 勉強するには難しい内容かもしれませんが、読み物として読む分にはとても面白い本でした。

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