「ポッキー」はなぜフランス人に愛されるのか? の商品レビュー
ポッキーやハイチュウが海外で人気らしい。言われてみれば日本のお菓子は繊細だし品質も良いし、雑駁なイメージのある海外の商品とは違った魅力があるのかもしれませんね。そんな菓子メーカーを取材して海外戦略や苦労話を紹介したもので、読み物としても面白いですが、よくよく考えると結構奥深いこと...
ポッキーやハイチュウが海外で人気らしい。言われてみれば日本のお菓子は繊細だし品質も良いし、雑駁なイメージのある海外の商品とは違った魅力があるのかもしれませんね。そんな菓子メーカーを取材して海外戦略や苦労話を紹介したもので、読み物としても面白いですが、よくよく考えると結構奥深いことが多いです。その中で異色の話題が岩塚製菓と旺旺グループの深い信頼と絆の話。こうしたパートナーに出会えるのはありがたいことだろう。また、キットカットが日本のお菓子でないのに日本らしい戦略で海外に受けるのが面白い。
Posted by
トルコ人乗務員が争うように奪い合った「柿のた ね」。米大リーグのレッドソックスでおやつ係を担 当していた田澤純一投手が火をつけてしまい、挙句 の果てにNBAにまで飛び火してしまっている「森永 ハイチュウ旋風」。そして「ミカド」に名をかえ、 フランスではチョット大人路線攻めてる「ポ...
トルコ人乗務員が争うように奪い合った「柿のた ね」。米大リーグのレッドソックスでおやつ係を担 当していた田澤純一投手が火をつけてしまい、挙句 の果てにNBAにまで飛び火してしまっている「森永 ハイチュウ旋風」。そして「ミカド」に名をかえ、 フランスではチョット大人路線攻めてる「ポッ キー」。著者はいう「日本のおやつの普及こそ、平 和の象徴」。 まったくもって賛成。オカラダカラも忘れるな!
Posted by
概念をすてる └ポッキーはフランス名でミカド。名称のローカライズは必要。現地の人間がつけるほうが有効 特長を売る └日本と同じ製品ではなく、特長を残して細かい部分は現地のニーズにあわせる。製品特長を洗い出すことが重要 現地の好みにあわせる └現地の同種サービスを体感する
Posted by
車、電機に続き、お菓子もグローバルで活躍できるチャンスがあると説く。実際に世界で地位を築くことのできたブランドに取材をし、その努力、失敗、成功を教えてくれる。確かに海外のものより、日本のお菓子の方が美味しいと思う。それは、慣れもあるだろうが、ブランドにたいする日本人特有のこだわり...
車、電機に続き、お菓子もグローバルで活躍できるチャンスがあると説く。実際に世界で地位を築くことのできたブランドに取材をし、その努力、失敗、成功を教えてくれる。確かに海外のものより、日本のお菓子の方が美味しいと思う。それは、慣れもあるだろうが、ブランドにたいする日本人特有のこだわりが結集したものかと。一方で、その味に関しては現地の人の舌が重要だとも。食べ物というのは、ローカル食が豊かに表現されているのだと思う。東京で食べるエスニック料理は現地で食べるものと違うのはそのためかな。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
少子化のあおりで、お菓子の国内市場が小さくなっていくなか。流通菓子業界の海外戦略を多岐にわたり紹介した本。 様々なお菓子がこの10年の間に アジアに ヨーロッパに そして米国にでて根付いていった。そこには日本での実績をもとに右から左に物をもっていけばよいという世界ではなかった。現地の嗜好にあわせ、ニーヅにあわせ試行錯誤すえ 市場を獲得していった歴史があり、いまなお続いている。 品質の安定性、安全性、パッケージの開けやすさ、親しみやすいデザイン。20世紀につちかってきたノウハウが遺憾なくはっきされ、成功するものは成功する。 かつて世界中を日本の文房具が席巻したようにお菓子も 強力な輸出商品となっていくのではないかと 思わせる著作であった。
Posted by
- 1
- 2