リチャード二世 の商品レビュー
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リチャード二世とヘンリー・ボリングブルック(のちのヘンリー四世)の権力闘争、すなわち一方は台頭して、もう一方は没落する、という権力、権威の移り変わりが本作において注目すべき点である。もちろん二者にはそれぞれ味方陣営がいるので、その者たち同士の争いも本作の見どころである。
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何度読んでもしみじみ良いなぁ。 敗北を受け入れた後のリチャードの方が王然としている印象。 それにしてもリチャード、悲劇的な語彙が大変豊富。そこが好き。 井戸の二つの桶の例え等、 本作はリチャードの名台詞が盛り沢山。 「王たちの死にまつわる悲しい物語をしよう」 「リチャードの夜からボリングブルックの晴々とした昼へ」 「邪な者同士の愛は恐れに変わり、恐れは憎悪に変わる」 「こんなふうに私は一人でいろんな役を演じるが、どの役にも満足できない。」 何気に印象に残っているのがオーマールのお母さん。 すごい迫力だった。 表紙がどの場面か読み取れず残念。 退位する場面で合ってるのかな?
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王であるから威圧的で独断的であるがひとたび権力の歯車が狂いだすとすんなりと退位してしまった。挙げ句の果ては粛清される。権力への執着が弱いリチャード。
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