八ヶ岳・やまびこ不動産へようこそ の商品レビュー

長田一志(著者)

2024/09/15

てでくる方達が悩みを抱えつつもとてもあたたかく、優しいお話でした。
ただ登場人物が多く、話が積み重なってきた後半はこれ？だれだっけ　とちょっとなったところもあったかな。

2024/04/24

読み終わったあと、心がとても暖かくなりました。主人公の真鍋を取り巻く人たちの暖かさが出ているのだと思います。辛いことごあった時にはまた読んでみようと思います。

2024/03/27

穏やかな物語かと思いきや、ミステリー要素もあり。すぐには理解できず、どういうこと？と思いながら読み進めた感じ。

2023/12/15

人は本当に弱い。張り裂けそうな悲しみや辛さを抱えてもさらに生きていかなければならない。
張り裂けそうなら、周りの人、全然知らない人にでも声を聞いてもらって！

私も私の声を聞いてもらいます。

2020/02/14

スリリングな展開があるストーリーではないけれどじわじわと引き寄せられた。主人公の人柄も地味に魅力的。不動産にまつわる家族が抱える問題が短編で構成されていて読みやすい。主人公に備わっている特殊能力の謎も遺伝的のものではないかと受け入れようとする。妻子と別れ絶望からの再生には八ヶ岳という土地は優しかったようだ。友人には彼女の気配が、、きっと彼にも新しい出会いがあることでしょう。

2019/10/14

25ページまでに死んだ人多すぎ。その後も何だかんだで登場人物の周辺がことごとく死んでいる。核になるワードなのだから控えめにして欲しい。

主人公自身の特異体質を自分自身で疑うとかはよく分からないし、最後まで軽んじてるのが不思議。だから死というテーマも上記の内容と併せて軽く見える。
デビュー作ということで星＋1

死をテーマにした小説は、個人的に本多孝好が描く作品群に軍配。

2017/05/05

全く期待しないで、購入した。全然知らない人の本も読んでみようと思って。そしたら、面白かった。
表紙も変えたらいいのになあ!
ドラマにできそうな話だと思ったら、初小説だけど、ずっと脚本を書いてきた方とのこと。なるほど、だからストーリーテラーなのか。心の闇を抱えた主人公、その彼の意外な超能力のようなもの、彼を取り囲む周りの人、そして、自分が思っていた自分の人間像と、人が思っている主人公像が良い方向に少しずれていたりして、人物に厚みが出ている。
少し泣いた。続編も読んでみたくなった。

2017/02/28

八ヶ岳、で手に取った小説。ごめんなさい、全く期待していなかったんですよ。とりあえず読んどこうか、程度。でも、違った。なにこれ、けっこう、いい。じっくり時間をかけて読んでしまいました。さあ、続編を入手しよう。(取材元はありそうですが、あるようでないのが小説の良いところですね！)

2016/12/16

生きる意味をなくし、自殺も考えた真鍋が流れ着いた八ヶ岳の不動産屋。仕事を介して知り合った人にもまた、同じ思いを抱く人がいた。敏感に感じ取る能力を持つ真鍋だが、積極的に力になるという訳ではない。普通の事を普通にしているだけなのに、何故かそこに今までにない新たな感情を見出す、そんな人達との短編集。真鍋もまた、自分自身の存在意義に折り合いをつけていくが、そんな真鍋の優しさが滲み出ているかのような一冊。物語にそっと寄り添うように描かれた八ヶ岳の描写も良かった。

2016/02/08

自殺する人が分かっちゃうおじさん。
人生の山谷を越えた大人の不器用でも優しいのが
心地よく、伝わってきます。