八ヶ岳・やまびこ不動産へようこそ の商品レビュー

長田一志(著者)

2016/01/10

この物語に出てくる人は、誰もが親だったり、妻だったり、こどもだったり、大切な誰かをなくして心の喪失巻を埋めることが出来ずにいる。
大切な誰かをなくしたわけではなくても、人はふとしたときに死を考えることはあるように思う。
自分だけではないんだってことが、それだけで救いになるのかもしれない。

2015/12/19

八ヶ岳のふもとの不動産屋さんを舞台に進むお話し。
主人公はちょっと不思議な力を持っていて、本人も当惑。
しかし、その力によって救われる人たちが出てきます。

続編が読みたくなります。

2015/08/01

　数々の刑事ドラマやサスペンスドラマを手がける脚本家のデビュー小説。山梨県生まれならでは、舞台を八ヶ岳南麓に据え、土地や家にまつわる悲喜こもごもの人間模様を描く。
　１章ごとに１物件、傷ついた人々の再生をテーマに展開する物語は全てフィクションだが、執筆前の著者に取材を受けたのが「ふるさと情報館・八ヶ岳事務所」。清々しい自然の中で営む不動産業のモデルとして選ばれたという。