よみたい万葉集 の商品レビュー
とっても素敵な万葉集入門書。 ほぼ全ページに綺麗な水彩画風の挿絵や愛らしいカットイラストがあり絵本のよう。 ページをパラパラとめくるだけでほんわかした気持ちになる。 古語で堅苦しい和歌だが、キャラクター(万葉集研究者の“鹿先生”とその生徒“鳥子ちゃん”)が鑑賞する会話形式で、気...
とっても素敵な万葉集入門書。 ほぼ全ページに綺麗な水彩画風の挿絵や愛らしいカットイラストがあり絵本のよう。 ページをパラパラとめくるだけでほんわかした気持ちになる。 古語で堅苦しい和歌だが、キャラクター(万葉集研究者の“鹿先生”とその生徒“鳥子ちゃん”)が鑑賞する会話形式で、気負わず読める。 万葉風の髪型(!?)で唐衣に裳の万葉ファッションに身を包んだ小雀の鳥子ちゃんがロマンチストでなかなか可愛い。 鳥や虫などの歌の題材のことや、歌人たちのエピソード、当時の習慣や暮らしぶりなど、歌を深く味わうための周辺知識を新聞記事風にまとめたりと、細かいところまで凝ったつくりになっている。 他にも表紙にざらざらと手触りのいい特殊紙を使っていたり、その表紙をめくるとちょっとしたおまけが隠されていたりと、作り手の面々が楽しみながら制作されたのが伝わってきた。 巻末の人物歴史年表や当時の都周辺の地図もわかりやすくてありがたかった。 和歌や短歌といえば恋歌が多い印象があるが、旅の歌、酒の歌、長歌や旋頭歌など取り上げられている歌はバラエティ豊か。 万葉時代にもやはりジョークがお好きな人はいたようで、なかでも家持の鰻の歌には思わずクスっとなる。強すぎるホトトギス愛も微笑ましい。 全4500首と言われる万葉集の掲載和歌の中から、厳選されたとっておきの歌たちは声に出して読みたくなる。(万葉集四巻後半には下手な歌も多いとか 笑) 『うらうらに照れる春日にひばり上がり心悲しもひとりし思へば』 『はろはろに思ほゆるかも然れども異しき心を我が思はなくに』 古語を現代語にパッと咀嚼できなくとも、言葉の響きが美しくて日本語のある国に生まれてよかったとしみじみ思う。 はつはつに…ゆたにたゆたに…言絶えて…古の言葉の響きは心地よい。 枕詞もそうだけどいつか短歌に詠み込ませたいと目論んでいる。
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2025.1.20 短歌をやるならこれも読んだほうがいいかなと。 表紙が可愛くて買ったのだけど。 全部が載ってるわけではないけど(全部載ってたらそれはそれで凄い…(笑)) 有名どころや著者が気に入っている歌などが 万葉集初心者鳥子ちゃんと 万葉集を研究してる鹿先生の解説付きで ...
2025.1.20 短歌をやるならこれも読んだほうがいいかなと。 表紙が可愛くて買ったのだけど。 全部が載ってるわけではないけど(全部載ってたらそれはそれで凄い…(笑)) 有名どころや著者が気に入っている歌などが 万葉集初心者鳥子ちゃんと 万葉集を研究してる鹿先生の解説付きで 載っている。 原文って漢字で書かれてるんだねってのが はじめて知ったところ。
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恋心を表現する趣はなんだか心の浄化になりそうで、私も詠ってみたい。昔の歌に現代でも共感や楽しさを持てるなんて時空を超えた友達と会話しているようで凄いと思う。
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万葉集を親しみやすく解説した、視覚的にも楽しめる本 きれいなイラストを用いた親しみやすい本だが、内容は豊富。 まとめ方が上手い。巻末にわかりやすい図表がついていることも、万葉集の全体像を掴むのに良い。 万葉集は古い分、文法が難しいと思うので、品詞分解などで解説してくれているともっ...
万葉集を親しみやすく解説した、視覚的にも楽しめる本 きれいなイラストを用いた親しみやすい本だが、内容は豊富。 まとめ方が上手い。巻末にわかりやすい図表がついていることも、万葉集の全体像を掴むのに良い。 万葉集は古い分、文法が難しいと思うので、品詞分解などで解説してくれているともっと良かったのだが、そこにボリュームを割くと、こんな風にとっつきやすい本にはならなかったのだろう。 それにしても、こんな風に季節や自然を取り入れ、ウイットや比喩を用いて五七五七七の制約の中で思いを伝えあうとは、昔の人は、何と知的レベルが高かったのだろう。 古事記や日本書紀と違い、政治的な意図はなく、人々の思いをありのままの伝えているという意味で、最も重要な文献なのではなかろうか。
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声に出して読みたい一冊。諸説あるが、歌集名もとても好き。自然との距離が近いぶん、自然を詠んだ歌は柔らかく、優しい。千年以上前の人々の心に触れて、雅な世界を感じられた。
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とても綺麗で読みやすい本。 万葉集気になるけどどこから手をつけたら良いのかわからないな…という方にとってもおすすめ!! 1ページに一首、また1ページに会話形式の解説、コラム…という感じでとても読みやすい。でも和歌や古典に関する知識もしっかりインプットされる。バランスが良い。 や...
とても綺麗で読みやすい本。 万葉集気になるけどどこから手をつけたら良いのかわからないな…という方にとってもおすすめ!! 1ページに一首、また1ページに会話形式の解説、コラム…という感じでとても読みやすい。でも和歌や古典に関する知識もしっかりインプットされる。バランスが良い。 やっぱり万葉集が好きだなあと思った。日常の何気ない気持ちとかも歌になってて、当時の人の考え方とかを知ることができるのって単純にめちゃくちゃすごいことだと思うし、何より飾らない素直な表現がとても好き。 ちなみにこの本のめちゃくちゃいいなと思ったところは、原文も載っているところ。ひらがなが続くところとか、あまり聞き慣れない言葉だと意味が分かりづらい。原文の漢字を見ると「こういう意味か…!」とわかったりするので、万葉集読む時は原文も併せて読みたい。 この中で好きだなと思った歌は み空行く 月の光に ただ一目 相見し人の 夢にし見るる ぜひお気に入りの一首を見つけて欲しい。
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フルカラーで、イラストも多いから凄く万葉集を身近に感じられる。会話形式で解説をしていて分かりやすい。最高の万葉集の入門書だ。 鳥子ちゃん、鹿先生のやりとりで 理解深まる万葉の歌
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※このレビューにはネタバレを含みます
雀の鳥子ちゃんが鹿先生から受ける万葉集授業。 書き下し文・原文・現代語訳、鹿先生と鳥子ちゃんの解説。 声に出して詠むことで、音を楽しむ。 “ゲゲゲの”は“鬼太郎”の枕詞って、分かりやすかった:) 誰が何処で…ではなく、歌の「私」になって状況を疑似体験する。個人の心情でも汎用性のあるもの。 短歌…時間を切り取る写真 長歌…時間の流れを見る動画 色…もともと「あかい」「くろい」「しろい」「あおい」の四色(「みどり」は新鮮なとか瑞々しいという意味だった)、布を染めるようになってから色を表す語が増えた。 韓衣←海外ブランド ホトトギスの歌…155首(半分は家持の歌) 原文おもしろ歌クイズ …漢字が入ってきたばかりの頃、苦労しつつもユーモアを効かせて漢字をあててたんだなあと。 伝説歌 浦島太郎 日本書紀や風土記 七夕 中国では、織女星が牽牛星に会いにいく。 月人壮士 月を擬人化した若い男 月読命 月を読む…暦のこと 失恋の歌は恋の挽歌←鹿先生談 別格の歌(推し歌)を探してみたい! 本のそでの読み方講座の基礎編・応用編は万葉集をひらく前に。
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1300年前に作られたとされる万葉集。しかし、当時の人々も恋に悩んだり、人との別れを惜しんだりなど、現代でも共感できるところがあります。本書は、成り立ちや種類から歌に登場する動物についてなど、イラストや対談形式でやさしく解説してくれます。当時の概念を知ることで、歌をより身近に楽し...
1300年前に作られたとされる万葉集。しかし、当時の人々も恋に悩んだり、人との別れを惜しんだりなど、現代でも共感できるところがあります。本書は、成り立ちや種類から歌に登場する動物についてなど、イラストや対談形式でやさしく解説してくれます。当時の概念を知ることで、歌をより身近に楽しめるかもしれませんよ。
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歌の解説だけじゃなく、当時の恋愛事情とか防人事情とかまで解説にあったので、より当時の人々の気持ちに近づけました。個人的には地図があったのがとてもポイントが高かったです。歌に出てくる地名を実際の地図上で見ることで、奈良時代と現代って地続きなんだなって実感できます。挿絵も素敵で満足感...
歌の解説だけじゃなく、当時の恋愛事情とか防人事情とかまで解説にあったので、より当時の人々の気持ちに近づけました。個人的には地図があったのがとてもポイントが高かったです。歌に出てくる地名を実際の地図上で見ることで、奈良時代と現代って地続きなんだなって実感できます。挿絵も素敵で満足感の高い一冊です。
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