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ベーシック・インカム の商品レビュー

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35件のお客様レビュー

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2015/09/26

良書。 現代は、子供は消費財。腑に落ちた。 確かに、昔は、農家、自営業では、子供は資産、老後の保険、働き手だったが、今は違う。将来子供が自分達を養ってはくれない。 でも、社会に取っては資産だ。社会で子供を育てなければいけない。日本の社会はそれについていっていない。

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2015/08/14

正論過ぎるほど正論だと思うのだが、それをしないメリットは何なのだろう。生活保護を受けず/受けられず餓死する社会は嫌だ。

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2015/07/14

 国家の財政はベーシック・インカムに耐えられるのか? 本書はベーシック・インカム最大の問題点と考えられている財政問題に切り込み、そして現在の国民負担をほとんど増やすことなく、成人一人当たり7万円/月程度(子供は半額)のベーシック・インカムが可能なことを明らかにする。  世界で最悪...

 国家の財政はベーシック・インカムに耐えられるのか? 本書はベーシック・インカム最大の問題点と考えられている財政問題に切り込み、そして現在の国民負担をほとんど増やすことなく、成人一人当たり7万円/月程度(子供は半額)のベーシック・インカムが可能なことを明らかにする。  世界で最悪な部類に入る子供の貧困率、シングルマザーの貧困、そしてこれから確実に増加する無年金の高齢者たち。それらを解消するための仕組みは現在機能しているとは言えない。そこで、生活保護や基礎年金、児童手当、失業手当・・その他の「健康で文化的な最低限度の生活を営む」(憲法25条)ための仕組みをベーシック・インカムに置き換えることで一気に網羅的に(現在では生活保護システムにアクセスできない人が数百万人いると推定されている)、そして単純に解決できる。所得を把握する必要もないので、行政事務コストは限りなく削減できる。それらをベーシック・インカムでは救えない、経済的ではない困難を抱える人々の救済、「本来の仕事」に当たることができる、と著者は言う。  新書なので各論について十分に詳しいわけではないが、総論においてベーシック・インカムを導入しない、という選択はないほどに説得的な本である。

Posted byブクログ

2015/05/05

自分にとっては分かりやすい内容だった。BIのためのお金をどうやって生み出すかをグラフなどを用いて示してくれたのには納得がいったが、まだまだ大雑把に分かったのみなので、もっと理解できるようになりたい。

Posted byブクログ

2015/04/24

究極の「バラマキ政策」BIについて初めてまとまったものを読んだ。 格差社会の現状から説き起こし,思想的系譜を辿った上で,良くある誤解に対するフォローや批判に対する反論を通じて,今の日本においてもBI導入は充分実現可能であると主張している。 データに基づいて論じているのは好感がもて...

究極の「バラマキ政策」BIについて初めてまとまったものを読んだ。 格差社会の現状から説き起こし,思想的系譜を辿った上で,良くある誤解に対するフォローや批判に対する反論を通じて,今の日本においてもBI導入は充分実現可能であると主張している。 データに基づいて論じているのは好感がもてる。それによると,今の生活保護の水準を上回るような給付額には無理があるようだが,著者はそれでも問題ないとしている。 子供への給付は「母親の口座に振り込む」とか,狭い仮設住宅より普通の家に二家族で住む方が快適だとか,賛同できない点もいくつか散見されるし,何より現実に問題なく回る制度かどうかについては全く説得的ではなかったのだが,BIの哲学や具体的な中身を知るには良い本だった。複雑極まりない各種社会保障制度を整理していく必要はおそらくあるんだと思う。最終的にBIを目指すにしても,一気に導入というのはとても無理だろう。ある程度の時間をかけて,徐々に一元化していくことになるのかな。

Posted byブクログ