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切り裂きジャック 127年目の真実 の商品レビュー

3.5

5件のお客様レビュー

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2019/04/12

こちらは科学捜査をした結果の「127年目の真実」なので、信じるしかないし、おそらく本当なのだろう。が、この真実を追い求める過程はおもしろかったが、「真犯人」はひとりだと決めていいのだろうか?とかいろいろ考えてしまう。

Posted byブクログ

2015/07/02

殺害現場に残ってたショールをオークション絡みで手に入れ、現代のDNA鑑定で真犯人を見つけるまでのルポルタージュ。当時から数名の容疑者が挙がっていて、この著者は被害者だった女性の子孫と容疑者の子孫のDNAを採取する為に交渉。そして結果が判明した。被害者の惨殺死体の写真も掲載されてる...

殺害現場に残ってたショールをオークション絡みで手に入れ、現代のDNA鑑定で真犯人を見つけるまでのルポルタージュ。当時から数名の容疑者が挙がっていて、この著者は被害者だった女性の子孫と容疑者の子孫のDNAを採取する為に交渉。そして結果が判明した。被害者の惨殺死体の写真も掲載されてるし、惨殺の様子など細かに描写もされている。キチガイが犯人なら当時のイギリスではどう判決されたかな。

Posted byブクログ

2022/06/01

DNA捜査で切り裂きジャックの正体がわかった、というアウトラインだけ、新聞の小さな記事か何かで読んだが、詳細はまったく知らずに本書に突入した。 その捜査を追うドキュメンタリー、かと思っていたが、全然違った。 なんと警察でも探偵でも科学者でもない、ビジネスマンの著者が、当時...

DNA捜査で切り裂きジャックの正体がわかった、というアウトラインだけ、新聞の小さな記事か何かで読んだが、詳細はまったく知らずに本書に突入した。 その捜査を追うドキュメンタリー、かと思っていたが、全然違った。 なんと警察でも探偵でも科学者でもない、ビジネスマンの著者が、当時の事件の遺留品を手に入れ、そこに残されたDNAから真犯人を探り当てる、という物語だったのだ。本当に、物語のように話は進む。出来過ぎではないか、と思うほどに。 遺留品のショールはオークションに掛けられる。そのオークションからスタートし、著者がどうして切り裂きジャックに魅せられるようになったのか、ジャック周辺でどんなことが起きていたのか、被害者は、容疑者候補はどういう人達だったのか、そして、被害者と容疑者の子孫を探し、DNAが採取出来るか…。 読了後に調べてみると、このDNA調査は間違ってたんじゃないか、とアヤがついているらしい。どこに真実があるかはわからない。なにしろ、切り裂きジャックビジネスは、正体は不明であるままのほうが都合がいいらしいから。ただ、本書の読者としては、やはりこの調査は正しかった、と思いたい。

Posted byブクログ

2015/03/29

巻頭カラーページで被害者の写真があって、ショッキングだった。 よく見ると表紙もその写真。 そういうのに耐性弱い人は気をつけて。(そもそも見ないか) 事件から127年目に切り裂きジャックの正体が判明した。 想像を超える残忍な手口の連続殺人と、長らく犯人がわからなかったのでここまで...

巻頭カラーページで被害者の写真があって、ショッキングだった。 よく見ると表紙もその写真。 そういうのに耐性弱い人は気をつけて。(そもそも見ないか) 事件から127年目に切り裂きジャックの正体が判明した。 想像を超える残忍な手口の連続殺人と、長らく犯人がわからなかったのでここまで有名な事件となったのだろう。 でも、当時犯人の目星はついてたようで、逮捕できなかったのは鑑定技術がなかったのと社会的宗教的人種的な問題が複雑にからまっていた。 事件に関係したシルクのショールが残っていたことで科学的に判明したけど、動機がわかることはない。 大陸とつながっていない島国の日本では想像できない。 移民問題、宗教問題、人種差別、貧困の下の極貧があること。 殺人事件の背景にそういった問題が見えた。

Posted byブクログ

2015/03/23

切り裂きジャックに長年を興味を持ち続けた作者が科学的な視点で犯人に迫った模様を描いた一冊。物語は、作者がオークションで切り裂きジャックの被害者のまとっていたショールを手に入れようとしたところから始まる。 趣味として捜査を続けても執念があればここまで迫れるのだという作者の精神に感嘆...

切り裂きジャックに長年を興味を持ち続けた作者が科学的な視点で犯人に迫った模様を描いた一冊。物語は、作者がオークションで切り裂きジャックの被害者のまとっていたショールを手に入れようとしたところから始まる。 趣味として捜査を続けても執念があればここまで迫れるのだという作者の精神に感嘆した。 切り裂きジャック事件自体ほとんど知らなかったが事件の概要を知る過程で1800年後半のロンドン事情がかいまみれて興味深かった。 しかしまぁこのグロイ表紙は何とかなりませんかね。

Posted byブクログ