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完璧な夏の日(上) の商品レビュー

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12件のお客様レビュー

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2015/03/03

第二次大戦中のヨーロッパを舞台にした異能SF。先にハヤカワ文庫から邦訳が出た『ブックマン秘史』で見せたハチャメチャ(※褒め言葉)な冒険小説とは違い、こちらはハードボイルド的な語り口と、切ないロマンスが特徴。特に語り口は余計なものをそぎ落とした簡潔な文体でありながら、静かな叙情性を...

第二次大戦中のヨーロッパを舞台にした異能SF。先にハヤカワ文庫から邦訳が出た『ブックマン秘史』で見せたハチャメチャ(※褒め言葉)な冒険小説とは違い、こちらはハードボイルド的な語り口と、切ないロマンスが特徴。特に語り口は余計なものをそぎ落とした簡潔な文体でありながら、静かな叙情性を残している。 ところで、ハヤカワが『ブックマン秘史』を出し、創元が『完璧な夏の日』を出したのは、どちらも翻訳ミステリ・SFの版元でありながら両社のカラーの違いが出ていて、そういう面でも面白い。

Posted byブクログ

2015/01/29

第二次世界大戦の直前、世界各地に突如現れた異能力者たちは各国の情報機関や軍に徴集され、死闘を繰りひろげた。そして現在。イギリスの情報機関を辞して久しい異能力者のひとりフォッグは、かつての相棒と上司に呼び出され、過去を回想する。 突然の能力発現、仲間との初めての出会い、終わりなき闘...

第二次世界大戦の直前、世界各地に突如現れた異能力者たちは各国の情報機関や軍に徴集され、死闘を繰りひろげた。そして現在。イギリスの情報機関を辞して久しい異能力者のひとりフォッグは、かつての相棒と上司に呼び出され、過去を回想する。 突然の能力発現、仲間との初めての出会い、終わりなき闘いの日々……。 新鋭の世界幻想文学大賞作家が放つ、最先端をゆく“戦争×SF”。 英ガーディアン紙2013年ベストSF選出作。

Posted byブクログ