わが槍を捧ぐ の商品レビュー
明智光秀、福島正則に仕え、槍の腕一本で名を馳せた可児才蔵一代記。 無双とかに出てきてもいいような強さ演出だと思うけど、聞かないですね。そこまで知名度は高くないのかな。 ただひたすら戦働きのみに己を見出した人間、という印象。個人武勇のみだからかな。 才蔵個人の想いはあれど、なかな...
明智光秀、福島正則に仕え、槍の腕一本で名を馳せた可児才蔵一代記。 無双とかに出てきてもいいような強さ演出だと思うけど、聞かないですね。そこまで知名度は高くないのかな。 ただひたすら戦働きのみに己を見出した人間、という印象。個人武勇のみだからかな。 才蔵個人の想いはあれど、なかなか共感がしづらかったか、と思う。
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可児才蔵が主人公の小説。この手の武将は信長や秀吉の様に天下取りを目指すと言うストーリーは書き辛いので真歌音と言う宝物を捜しに主人を転々と変える設定で進む。関ヶ原では井伊直政の抜け駆けを黙認する件も新しい解釈でそれはそれで納得出来た。最後まで飽きず楽しめた作品でした。
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福島正則の配下として関ヶ原の戦いで十七もの首を取ったと言われている可児才蔵について書いた本です。 この本では、陣借りばかりしていた可児才蔵が村の秘宝である小太刀を探しながら、稲葉山城の斎藤龍興へ出仕してから、福島正則の配下として、安芸で暮らし、生涯をとじるところまで書かれていま...
福島正則の配下として関ヶ原の戦いで十七もの首を取ったと言われている可児才蔵について書いた本です。 この本では、陣借りばかりしていた可児才蔵が村の秘宝である小太刀を探しながら、稲葉山城の斎藤龍興へ出仕してから、福島正則の配下として、安芸で暮らし、生涯をとじるところまで書かれています。 多くの大きな戦に参戦した可児才蔵ですが、この本では戦の描写が少なく、もっとページを割いた方が臨場感があって面白いかなと思いました。 ↓ ブログも書いています。 http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2015/10/post-8312.html
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戦国の世を、槍一本を頼みに縦横無尽に駆け巡った武将 可児才蔵(吉長)。 武勇は天下にとどろき、自らの主君が斃れたあとも敵方の武将に請われ、多くの主君に仕えることとなる。 時代をダイナミックに生きたことを中心に書かれているので、ひとつひとつの戦については、駆け足で過ぎ去っていく印...
戦国の世を、槍一本を頼みに縦横無尽に駆け巡った武将 可児才蔵(吉長)。 武勇は天下にとどろき、自らの主君が斃れたあとも敵方の武将に請われ、多くの主君に仕えることとなる。 時代をダイナミックに生きたことを中心に書かれているので、ひとつひとつの戦については、駆け足で過ぎ去っていく印象があるが、スピード感はなかなかのもの。 そこに冒険活劇風、美女と謎のお宝が絡んで、最終まで引き継いでいく。 時代劇エンターテインメントとして、なかなかに面白かった。
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物語は、奈良時代から尾張の愛宕神社に伝わる刀身が人魚の骨でできた真歌音という宝物の小太刀が盗まれたことから始まる。才蔵が思いを寄せる幼馴染、愛宕神社の神官の娘早奈美から、盗まれた小太刀を探して欲しいと頼まれた才蔵ではあるが・・・ 信長・秀吉・家康と同時代を生きた宝蔵院流槍術の使い...
物語は、奈良時代から尾張の愛宕神社に伝わる刀身が人魚の骨でできた真歌音という宝物の小太刀が盗まれたことから始まる。才蔵が思いを寄せる幼馴染、愛宕神社の神官の娘早奈美から、盗まれた小太刀を探して欲しいと頼まれた才蔵ではあるが・・・ 信長・秀吉・家康と同時代を生きた宝蔵院流槍術の使い手可児才蔵の、負け戦を度々経験し、結果的に主君を次々と変えながら逞しく戦乱の時代を生き抜いていく姿が描かれている。未来を夢で占うという美しい女性、幼馴染早奈美の存在が、物語に華を添えている。
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主人公は少年ジャンプの漫画の主人公で、ストーリーうんぬんより、魅力的な主人公だけで突っ切っている。主人公の前には伏線のエピソードとか関係なくなっちゃって、でも読後感はとてもいい不思議っちゃ不思議な本だった。
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可児才蔵(吉長)の生涯を描いた歴史小説です。 可児才蔵は、戦国時代の豪傑、槍の使い手です。 幾多の世紀の負け戦で、主君を転々と変えつつ、 武勇が残った奇特な武士とも言えるでそぅが…、 本作品では、主君を転々と変えていく訳として、 摩訶不思議系の創作を、軸に据えてましたが…、...
可児才蔵(吉長)の生涯を描いた歴史小説です。 可児才蔵は、戦国時代の豪傑、槍の使い手です。 幾多の世紀の負け戦で、主君を転々と変えつつ、 武勇が残った奇特な武士とも言えるでそぅが…、 本作品では、主君を転々と変えていく訳として、 摩訶不思議系の創作を、軸に据えてましたが…、 その結果、一介の武士でしかなぃ才蔵が、 ときの大将に、次々と絡んでいく展開は、 やはり荒唐無稽な状況であり、鼻白んだかも…? 武将ではなく、一介の武士、豪傑なんですから、 戦場での肉弾戦が、持ち味だと思ぅんだけど…、 その辺りの描写も、ちと物足りなかったです…。 一介の武士でありながらも、その人気は、 当時から、かなり高かったそぅですが…、なら、 直球で描いても、よかったんではなぃかとも…。 よさげな題材だけに、ちと勿体なかったかも…。
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