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おまめごとの島 の商品レビュー

3.5

25件のお客様レビュー

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2022/10/13

一冊を通して遥ちゃんの成長がすごい! 小学生の子供にどれだけ助けられてるんだ…大人達! しっかりせぃ! 改めて周りを見ると人ってたくさんの人達に助けられながら、力を借りながらやっと生きてるんだなぁ。 何気に居てくれる身の回りの人に感謝だなぁ。 山本さん、いい(*^^*)

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2024/04/01

 30~40代。世間的には一人前の大人として自立しているべき年齢。けれど……。  小豆島を舞台にして、アラフォーの男女とアラサー女性の3人の視点で描く、オトナの成長物語。       * * * * *  大人ってどんな人間のことだろう。落ち着きがあり、地に足の着いた生き方が...

 30~40代。世間的には一人前の大人として自立しているべき年齢。けれど……。  小豆島を舞台にして、アラフォーの男女とアラサー女性の3人の視点で描く、オトナの成長物語。       * * * * *  大人ってどんな人間のことだろう。落ち着きがあり、地に足の着いた生き方ができている。そして、人に迷惑をかけずに生活しているのは何より言うまでもないことでしょう。  常識的な大人はみんな日々そうあろうとして生きている。しかし何かの拍子にあるべき道を踏み外してしまうこともある。そうして知る世間の厳しさ。精神的・社会的に受けるダメージの大きさ。そこから再起を図るためには?  肝要なのは「間違えたところまで戻ってやり直す」こと。そして何より、「まめごと」をきちんとこなすこと。  いいことばが心に響きました。    秋彦・言問子・真奈美。いずれにしても色恋沙汰で道(倫?)を踏み外してしまいました。  秋彦と言問子の幸せな未来は仄めかされていますが、真奈美の針の筵は当分続くことに。軽率な真奈美にはいい薬だと思います。  作者の用意したそれぞれの結末がよかった。  それにしても山本さん、なかなか魅力的なキャラでした。

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2021/02/25

東京から小豆島に逃げてきた男の物語。島民や隣人、娘を通して、主人公な過去が明らかになっていって、こじれていた娘との関係も徐々に修復されていく、島民にも変化が、という内容でした。

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2019/09/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

見かけたら忘れることのできないイケメンは、ちょっとひくほど頼りない。 才色兼備にもほどがある小学生の彼の娘は、かかわる人たちのこころを意図せずつかんでしまう。 瀬戸内の三兄弟は現代の村上水軍だ。 なんて魅力的な設定! 言問子は他人とはおもえなかった。 アラフォー、何かから逃げてきた独身、簡素なひとり暮らし。 好奇の目、かけられる言葉。あわれみ、いたわり、さげすみ。 島へは観光で行ったきりだが、連帯感は伝わる。 友好的なのは "通りすがりの" ヨソ者だから。 ウチを守るのはニンゲンの本能。 家族とは? 生活を営んでいくとは?? フォーカスしすぎると重くなるが、イケメンが絡むたび可笑しく 軽快なコメディとして愉しめた。 最後の逃走劇はもはやコント。痛快\(^-^)/

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2018/12/18

コミカルだったりじんとさせる部分があったり、ドラマを見ているように感じました。登場人物が皆善良な人達なのも自分的には好きなお話でした。

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2018/11/18

小豆島を舞台とした訳あり男と娘の家族の物語。 書き下ろし。 不倫の末、妻と離婚し、娘を裏切って小豆島に友人の伝手をたどって流れてきた高橋秋彦。 人とのかかわりが苦手で、誤解を生みやすいイケメンの秋彦だが、手伝いをしている友人のホテルの周りの女たちがざわついてくる。 ...

小豆島を舞台とした訳あり男と娘の家族の物語。 書き下ろし。 不倫の末、妻と離婚し、娘を裏切って小豆島に友人の伝手をたどって流れてきた高橋秋彦。 人とのかかわりが苦手で、誤解を生みやすいイケメンの秋彦だが、手伝いをしている友人のホテルの周りの女たちがざわついてくる。 そんな波風が立ち始めた秋彦のもとへ娘の遥がやってくる。 すれ違う親子、埋めきれない溝が近づこうとしては離れてゆく。 同じ境遇で流れてきた隣人の言問子や同僚で強面の山本らの助けを借り、秋彦の家族の絆づくりが始まる。 ふんわりとした話かと思えば、なかなかどっしりとしたストーリー。 風土とはその土地の人々の共有の記憶というのに納得。

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2018/10/09

小豆島に逃げてきて生きる事からも目を背けているような閉じた秋彦や、彼のイケメンさに群がるような子持ちで三十二歳の真奈美と近すぎるお向かいの独身で四十二歳の言問子が、しょうもなくも段々と愛しくなる。半年ぶりに会う秋彦の十二歳の娘の遥の徹底していない閉じ方もいじらしい。不思議と閉塞感...

小豆島に逃げてきて生きる事からも目を背けているような閉じた秋彦や、彼のイケメンさに群がるような子持ちで三十二歳の真奈美と近すぎるお向かいの独身で四十二歳の言問子が、しょうもなくも段々と愛しくなる。半年ぶりに会う秋彦の十二歳の娘の遥の徹底していない閉じ方もいじらしい。不思議と閉塞感がなく心地好かった。

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2017/01/07

過去を捨てて島にやってきた神がかり的なイケメン秋彦。お隣に住む、やはり過去のある独身女性言問子。母親が急に海外赴任することになり、父親を訪ねて島に来た冷たい目をした娘遥。 それぞれの再生の話。 コメディタッチな展開の中に、深いものがあり、とても好みのストーリーでした。 近づき...

過去を捨てて島にやってきた神がかり的なイケメン秋彦。お隣に住む、やはり過去のある独身女性言問子。母親が急に海外赴任することになり、父親を訪ねて島に来た冷たい目をした娘遥。 それぞれの再生の話。 コメディタッチな展開の中に、深いものがあり、とても好みのストーリーでした。 近づき始めた親子を切り離すような出来事が起こった時には、思わず顔をしかめてしまい、あまりのリアルさにドラマを見ているような気持ちになりました。 そこからは、先が気になって仕方がなかったです。 閉鎖的ではあっても暖かな人達に助けられる日々。 田舎っていいなと思いました。

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2016/07/25

びっくりするくらいイケメンな青年が島にやってきた。けれど彼はどこかぼうっとしていて過去もひた隠しにする。そんな彼の存在が女性たちのあいだで(彼の意図なく)さざ波をたてていく… というような筋書きをいえば恋愛もののようですが、それはまだ淡い描写で、そういった恋情よりも人と人との絆や...

びっくりするくらいイケメンな青年が島にやってきた。けれど彼はどこかぼうっとしていて過去もひた隠しにする。そんな彼の存在が女性たちのあいだで(彼の意図なく)さざ波をたてていく… というような筋書きをいえば恋愛もののようですが、それはまだ淡い描写で、そういった恋情よりも人と人との絆や、自分が自分として歩みなおそうとする道行きを描いていく、暖かくて楽しい物語です。 独特のテンポある文章といきいきした登場人物のおかげでとてもコメディチックではあるものの、けれど深く登場人物たちが背負ってきた「枷」を描き、その枷からいろんなかたちで羽ばたこうともがく姿がとてもリアルに描かれています。 島っていいな田舎っていいなっていう小説では、ありません。場所に関係なく、しっかり地に足をつけて生きている人々、そしてそうあろうと歩み出している人々のたくましくもいとおしい、そういう感慨を抱く物語、でした。

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2016/02/22

「よかったよー」というフォロワーさんの感想を思い出して借りてみたところ、想定外のドタバタコメディw キャラが立ってるというより強すぎて鼻に付く・・・とくに真奈美とか、ありえーん!いや、あるのか?ドラマとかなら面白いのかも?でも私が読みたいのは、こーゆー話じゃないんだよ~~!と思い...

「よかったよー」というフォロワーさんの感想を思い出して借りてみたところ、想定外のドタバタコメディw キャラが立ってるというより強すぎて鼻に付く・・・とくに真奈美とか、ありえーん!いや、あるのか?ドラマとかなら面白いのかも?でも私が読みたいのは、こーゆー話じゃないんだよ~~!と思いつつも、結構読み進むw だいたい、島から出たきゃ出ればいーじゃん。子供を4人も産んでおいて、イケメン男が来たからってこれはないんじゃん!?と、ホントにウザい女でムカつく。 ま、それはおいといて・・・w 終盤に来たらパタパタパタとみーんなよい感じになっちゃいまして、めっちゃご都合主義なんですけど、うるっときちゃったし、面白かったし、まーいーや!的なw 劇作家として活躍ということなので、こういうキャラ設定になっちゃったのかなー? デビュー作の「お父さんと伊藤さん」は映画化されるらしいし、そっちも読んでみよ~っと♪

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