漆黒の森 の商品レビュー
はあ長かった。ちょっと変わった感じのミステリ。ドイツっぽい、感じもしない。タイトルもあんま関係ない。都会で敏腕編集者として活躍していた女性が仕事と私生活でポシャリ、やっと見つけた裏山道企画のために田舎にやってくる。死体見つける。この人ごっそりいらなかった。話をわかりずらく、読みに...
はあ長かった。ちょっと変わった感じのミステリ。ドイツっぽい、感じもしない。タイトルもあんま関係ない。都会で敏腕編集者として活躍していた女性が仕事と私生活でポシャリ、やっと見つけた裏山道企画のために田舎にやってくる。死体見つける。この人ごっそりいらなかった。話をわかりずらく、読みにくくしただけ。元々の田舎の閉鎖的な環境で起こった殺人事件を、内輪でやれば良かったのに。まあそれだと普通なのか?いや、人物などを掘り下げれば充分だと思うよ。デビュー作らしく、色々惜しい作品で、もう一回じっくり書き直せば素晴らしそう。
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Romaneシリーズ① ハンナ(フリーの編集者)&モーリッツ(刑事警察主席警部、猫好き)の相棒もの ドイツの小さな村が舞台 ブルーノの独白に引き込まれた モーリッの亡くなった親友の母親ロレーナ検事やラインハルト法医学者に興味がわいた 次作では彼らの事も掘り下げられていく...
Romaneシリーズ① ハンナ(フリーの編集者)&モーリッツ(刑事警察主席警部、猫好き)の相棒もの ドイツの小さな村が舞台 ブルーノの独白に引き込まれた モーリッの亡くなった親友の母親ロレーナ検事やラインハルト法医学者に興味がわいた 次作では彼らの事も掘り下げられていくのかな 次作も読みたいな、っていつになることやら… ドイツ推理作家協会新人賞受賞
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女性が殺され、胎児が奪われるという猟奇事件が発生。ドイツの閉鎖的で因習に囚われた田舎町を舞台に刑事の苦闘を描く。多彩で陰影に富んだキャラも豊富だし、10年前に起きた”事件”の真相も見え隠れするストーリー展開でラストまで飽きずに読める。 しかし、女性作家のせいなのか主人公の心情があ...
女性が殺され、胎児が奪われるという猟奇事件が発生。ドイツの閉鎖的で因習に囚われた田舎町を舞台に刑事の苦闘を描く。多彩で陰影に富んだキャラも豊富だし、10年前に起きた”事件”の真相も見え隠れするストーリー展開でラストまで飽きずに読める。 しかし、女性作家のせいなのか主人公の心情があまりにも頑固で狭量だし、捜査自体が単純で今一共感できない。又、自閉症の一人称はさすがに読みづらい。話自体も主人公やヒロインの私生活をも描いて幅はあるが、その分話が冗長になったきらいはある。 全体としては、ストーリーの骨格もしっかりしているし、10年前の事件の真相、今回の事件の真相ともにスッキリ謎は回収されているうえ、情感のあるラストはうまい。 このシリーズは次作に期待。 しかし、現代のドイツでも田舎に行けばこんなに閉鎖的なんだろうか?猟奇的な殺人に、寒々とした描写はどこか北欧小説と似ている。 ドイツって、今までマルティン・ベックとかフィジックとか限られた作品しか読んでないからなぁ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ドイツのミステリ、シリーズ第一弾。 ちょっとサイコな始まりだったけど、最後まで楽しませてもらったよ。 こういう閉ざされた村での事件という設定は数多あるけれど、飽きさせず読み進めさせる力量は大したもの。 強いて言えばヒロインのハンナの描き方が甘いかな、とは思ったかな。 彼女や彼の過去の詳細は今後に期待。 うーん、でも犯人はやっぱり、ちょっと唐突というか。 や、別に不思議ではないのだけど、その前の書き方との繋がりがね。 何にせよ、次作が楽しみだ。
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猟奇的な殺人、村に伝わる呪いの伝説、閉鎖的な村社会…と設定は盛り沢山だが、全てがあまり上手く噛み合っていないという印象を受けた。引きが弱いというか。
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ドイツの作家ペトラ・ブッシュ、2010年発表の小説。ドイツの「黒い森」に接する小さな村を舞台にしたミステリー。伝承と因襲に囚われた閉鎖的な小村で起きる忌まわしい連続殺人・・・横溝正史か小栗虫太郎かといった感のする舞台設定ですが、なかなか読ませます。ミステリーとしての出来はともかく...
ドイツの作家ペトラ・ブッシュ、2010年発表の小説。ドイツの「黒い森」に接する小さな村を舞台にしたミステリー。伝承と因襲に囚われた閉鎖的な小村で起きる忌まわしい連続殺人・・・横溝正史か小栗虫太郎かといった感のする舞台設定ですが、なかなか読ませます。ミステリーとしての出来はともかく、物語りとしては面白いです。 主人公は近くの街のエリート刑事、猫と写真が趣味の独身プレイボーイ、子どもの頃の出来事が原因で心に傷を負っています。取材で黒い森を訪れ死体を発見するのは美人ツンデレライター、有名誌のやり手編集者であったのがボスとトラブルになり解雇、今はしがないフリーのライター。この出来過ぎのカップルによるラブコメ話を合間に挟みながらの暗い因襲譚。 要所で主要登場人物の間を視点が切り替わり、少々読みづらい部分もありますが、興味深い物語りです。キーとなるのは自閉症でサヴァン症候群患者の男。彼の視点になる場面もあって、眉唾な感もしますが、サヴァンの人の見方、感じ方はかくありなん、と思わせるリアリティーもあります。 平凡でステレオタイプな部分とキラリと光る部分が入り交じったような作品。でも、私は楽しめました。
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ドイツミステリー。新人らしい。森で10年ぶりに帰ってきた娘が殺害される…。事件を追うやり手刑事と勝ち気な編集者。 村とかの閉ざされた人間関係の中で起こるミステリーが好きなので、楽しみで読んだ。ちょっと登場人物たちがぎすぎすしていた感じ。主人公の刑事が若くて有能で女性にモテル設定...
ドイツミステリー。新人らしい。森で10年ぶりに帰ってきた娘が殺害される…。事件を追うやり手刑事と勝ち気な編集者。 村とかの閉ざされた人間関係の中で起こるミステリーが好きなので、楽しみで読んだ。ちょっと登場人物たちがぎすぎすしていた感じ。主人公の刑事が若くて有能で女性にモテル設定だけど、特に活かされているわけでもなく。シリーズになるのかな?次に期待する。
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田舎の村で、10年ぶりに故郷を訪れた女性が殺される事件が起きて、主人公の刑事と女性編集者が真相を追う話。殺された女性は妊娠していて、お腹のなかの胎児が死後取り出されていた。家族をなにがなんでも守ろうとする強い感情が描かれている作品。刑事と探偵役の女性編集者のキャラが弱くてあまり興...
田舎の村で、10年ぶりに故郷を訪れた女性が殺される事件が起きて、主人公の刑事と女性編集者が真相を追う話。殺された女性は妊娠していて、お腹のなかの胎児が死後取り出されていた。家族をなにがなんでも守ろうとする強い感情が描かれている作品。刑事と探偵役の女性編集者のキャラが弱くてあまり興味がもてない。事件の内容自体は、結末が早めに想像できてしまう。鴉男とかいうのも意味がよくわからないし、いまいちだった。
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ラストは過去の悲しい記憶。誰にも知られたくない過去の自分、罪を共有する仲間。狂った歯車。悲しいながらも一気に読んだ。
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閉鎖的な村でおこる殺人事件、と聞いて頭に浮かんだのは、某金田一的な物語でしたが、読んでみて、あながち間違ってなかったなと思いました。ところどころ「?」と思わなくも無いのですが、デビュー作と言うことで、これだけ書けるのは素晴らしい事だと思います。
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