ゴールデンカムイ(2) の商品レビュー
アイヌの埋蔵金を巡るサバイバルアクション。 何と言うか、このキャプションの時点で既に魅力満載です。「埋蔵金を巡る」冒険に「アイヌの」のロマンが加わったうえ、「サバイバル」ですよ。 実際に読んでみるともうこのキャプションどおり…って言うかそれだけでは伝えきれない魅力がまだまだ山ほど...
アイヌの埋蔵金を巡るサバイバルアクション。 何と言うか、このキャプションの時点で既に魅力満載です。「埋蔵金を巡る」冒険に「アイヌの」のロマンが加わったうえ、「サバイバル」ですよ。 実際に読んでみるともうこのキャプションどおり…って言うかそれだけでは伝えきれない魅力がまだまだ山ほどあります。 まずはその溢れる疾走感。 第1巻からいきなり走り出したストーリーはさらにギアが上がりました。 尾形の足跡を追う帝国陸軍第七師団に追われた杉元達。杉元は3名を羆を利用して斃し、アシㇼパを追った谷垣源次郎はレタㇻに足を砕かれます。彼らを退けた杉元らは、第七師団の三人と刺し違えた羆の仔をアイヌの風習に従って育てるため、アシㇼパのコタン(村)に向かいます。 案に相違して温かい歓待を受けた杉元は、アシㇼパを激しい闘争に巻き込むことを嫌い黙って一人村を離れ、小樽で刺青人皮の聞き込みを再開しますが、二階堂兄弟に捕らえられて鶴見中尉の前に引き出されます。 一方コタンに置き去りにされたアシㇼパはレタㇻを連れ、ひょんなことから途中で合流した白石に協力させて杉元を追うのでした。 …と、粗筋を抜き書きしてわかるとおり、この巻では、第七師団を中心にストーリー上の重要人物が登場するのに加え、元新選組副長の土方歳三(と牛山辰馬)も顔見世をしています。 てか、何の前触れもなく土方歳三が出てきて眼光鋭く剣を振るう時点でワクワクが止まらないジェットコースターです。 加えて、小樽の蕎麦屋に始まる二階堂兄弟との因縁と鶴見中尉の変態っぷりに、書くほうがもう先を書きたくて仕方がないような勢いを感じました。 登場人物もエキセントリックな「変態」っぷりを押し出してきます。 特に鶴見中尉。 上官たる和田大尉の指を噛み切ったうえ射殺させる、吹き飛ばされた前頭部の頭蓋骨から「興奮すると変な汁が出る」、表情一つ変えずに杉元の両頬をみたらし団子の串で突き刺す…、この巻では残虐さがクローズアップされますが、埋蔵金を追う動機を「ロシアから賠償金もとれず元屯田兵の手元に残ったものはやせた土地だけ 我々の戦争はまだ終わっていない」「北海道を手に入れる 船上では英雄だったのに故郷へ帰れば放浪生活 何か報われたか? 失ったもののほうが多くはないか?」との語りからは貧しい部下を思う気持ちが伝わってきます。 アシㇼパから脱糞王と呼ばれた白石は相変わらずの軟体っぷりを見せ、洋平浩平の二階堂兄弟は「殺そう殺そう」と連呼し、杉元は杉元ですっかりうんこ食いにされてしまいましたw。 毎度登場する獲物の料理も魅力の一つ。この巻ではウサギのチタタㇷ゚、カジカのキナオハウ、カワウソのオハウに加え、にしん蕎麦までもが登場します。 とりわけカジカのキナオハウは、「ダイコン ニンジン ジャガイモ ホウレン草に昆布 そして素焼きしておいたカジカが入っている」「カジカの濃厚でコクのある出汁がきいている たっぷりの野菜がうれしい」「カジカの塩焼きも脂がのっていて香ばしい」だそうな。アイヌ風でなくともカジカ鍋は「鍋こわし」と呼ばれるほど美味しいんだとか…。 ああ、最近はまた北海道への旅行どころか、北海道の料理を食わせる店にも、北海道物産展にすら足を運びにくくなってしまいました。早く平凡な日常が戻ってきますように…。 この巻では、他にアイヌのコタンでの暮らしと、「イオマンテ」に対するアシㇼパの考えなんかが描かれています。杉元が私たちの代表としてちょっと聞きにくいことをアシㇼパに聞いてくれている感じ。アシㇼパが「新しい時代のアイヌの女なんだ」と胸を張るのが新鮮です。 2巻は二階堂兄弟に杉元が反撃を開始したところまで。相変わらず地獄のヒキですw。刺された杉元は無事なのか、アシㇼパと白石の支援の手は届くのか。 待て次巻、ですね。 第 8話 闘争 第 9話 窮鼠 第10話 博打 第11話 アイヌコタン 第12話 カムイモシリ 第13話 憑き神 第14話 遠吠え 第15話 におい 第16話 死神 第17話 追跡者 八億円相当のアイヌの埋蔵金を巡り… 日露戦争の英雄不死身の杉元とアイヌの少女アシリパ、二人の前に立ち塞がるは… 凶悪な死刑囚集団、北の最強軍隊第七師団、巨大ヒグマ!!! 圧倒的な北海道の大自然を舞台に、繰り広げられる生存競争!!!!! 燃え盛る命! 削り合うのも命! 一攫千金サバイバル第2巻!!!!!!
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死んだやつのメッセージを基に何者かの正体に気付き,杉本とアシリパをスキーで追う集団.二手に分かれて,杉本はヒグマを利用して相手を撃退,アシリパはエゾオオカミ(レタラ)に救われるも追手を殺さずに放置.追手はエゾオオカミも捕まえる気. ヒグマの子供と杉本と共にアシリパの集落を訪問. 土方歳三っぽいおじいさんと不敗の牛山という人が体の絵を書き写す方法を考える.いずれ第7師団とやり合い,絵を奪う気. アシリパを置いて村を出る杉本.鶴見という脳が少し吹っ飛んでやばい感じの軍人に街で捕まり部下になれと言われる.逃げ出そうと反撃に出たところで終わり。 アシリパは杉本を追い狼と町へ。なぜか脱獄王と合流してしまう。
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見事なストーリーと演出、コマを見開きで大胆に使ったりの使い分けも最高、グロとユーモアのごった混ぜも最強。
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兎の目玉 ヒンナ(食事に感謝する言葉) オソマ(うんこ) このスキー板は「樺太式」または「露国式」といい裏一面に海豹の皮が貼ってある 羆は暫し攻撃対象に噛み付いては強靭な背筋力で投げ上げ…何度も叩き落とすことを繰り返し弄ぶ ムックリ 東北マタギの血 イオマンテ 刺青人皮にんぴ 淡...
兎の目玉 ヒンナ(食事に感謝する言葉) オソマ(うんこ) このスキー板は「樺太式」または「露国式」といい裏一面に海豹の皮が貼ってある 羆は暫し攻撃対象に噛み付いては強靭な背筋力で投げ上げ…何度も叩き落とすことを繰り返し弄ぶ ムックリ 東北マタギの血 イオマンテ 刺青人皮にんぴ 淡水系のカジカは北陸ではゴリ料理として有名で味噌がとても合うことをアリシパはまだ知らない トリカブトの毒矢 干したプクサ(行者大蒜)で肉の臭みを打ち消す 鰊蕎麦の元祖は京都である為 甘いものは久しぶりなんで唾液腺が弾けそうだ ホロケウカムイ(蝦夷狼)の追跡からは決して逃れられないぞ 土方歳三
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バトルシーンやはり最高。 意味ありげな一言をしっかり回収しながらのバトル、アツイ。 変な人も出てきてますます目が離せない。 あと狼かっこいい!
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話がだいぶ複雑になってきた……。 鶴見中尉と土方歳三は対立する同士なのか。 しかし、土方は私のイメージと違う……。 脱獄した囚人たちと土方の繋がりがイマイチわからん。
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杉本が、金塊を追う屯田兵に囚われ、彼を探そうとするアシリパ。 離れていても互いを思いやるような絆ができてきたことは印象的ですし、ピンチにある杉本のこの後の活躍も気になります。 そして、アイヌの料理がとても美味しそうです。 自然の諸々をカムイ(神)として尊重し、謙虚に生きるアイヌ...
杉本が、金塊を追う屯田兵に囚われ、彼を探そうとするアシリパ。 離れていても互いを思いやるような絆ができてきたことは印象的ですし、ピンチにある杉本のこの後の活躍も気になります。 そして、アイヌの料理がとても美味しそうです。 自然の諸々をカムイ(神)として尊重し、謙虚に生きるアイヌのあり方の価値を理解することが出来る作品でもあります。
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「不死身の杉元」とアイヌの少女・アシリパが手を組んで囚人たちが隠したという埋蔵金を探すことに…。 でもって、埋蔵金はかなりヤバめの人も惹きつけていて、日本の軍人さんたち(陸軍最強と言われた北海道の第七師団)やら旧幕府軍の軍人・土方歳三やらも狙っており…。 そうか… ヒグマは巣...
「不死身の杉元」とアイヌの少女・アシリパが手を組んで囚人たちが隠したという埋蔵金を探すことに…。 でもって、埋蔵金はかなりヤバめの人も惹きつけていて、日本の軍人さんたち(陸軍最強と言われた北海道の第七師団)やら旧幕府軍の軍人・土方歳三やらも狙っており…。 そうか… ヒグマは巣穴に入ってきたモノは襲わないのか… ヒグマに遭った時はそうしよう…いや、その前に巣穴に入る勇気がない!! そしてカワウソは頭ごと煮込むとヒンナ
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アイヌの食文化が面白いです。杉元とアシリパさんのコンビも、グロテスクな展開の中でほんわかして楽しい。
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アシリパちゃんの顔が面白い。癖になる。よつばとかスパイファミリーのアーニャ的な。金塊争奪戦どうなることやら。
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