クロノス・ジョウンターの伝説 の商品レビュー
時を司る神の名を持った「クロノス・ジョウンター」を巡る短編集。神様というのは気まぐれというイメージ通りこのクロノス・ジョウンターも使用するには致命的な欠陥を持っていた。それを知っていてもなお使おうとする人々。それも自分の為ではなく大事な人に為に。他人の為に動けるか?自分だったらど...
時を司る神の名を持った「クロノス・ジョウンター」を巡る短編集。神様というのは気まぐれというイメージ通りこのクロノス・ジョウンターも使用するには致命的な欠陥を持っていた。それを知っていてもなお使おうとする人々。それも自分の為ではなく大事な人に為に。他人の為に動けるか?自分だったらどうだろう?やっぱり躊躇するし、使わないと思う。特に吹原和彦みたいにはなれない。何度も何度も挑戦し、諦めない。例え自分が何処に飛ばされるかわからなくても。全編「タイムトラベル」を扱ったラブストーリーだった。解説の辻村さんと同じく私も舞台(初演)で知った。おかげで脳内では吹原も野方も樹理・ひー兄ちゃんも里志も初演キャストで動いていた。
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読み助2016年5月10日(火)を参照のこと。http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2016/05/post-3d49.html
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「物質過去射出機」は、過去に行けても戻れない欠陥タイムマシン。でも、過去に行く人達の物語。 ”戻れない”残酷な時の神様と、それでも戻る人達のドラマが濃いです。舞台見たかった~。
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西暦2062年。科幻博物館の館長を務める海老名の元に学芸員の中林がやってくる。彼の背にはくたびれた男が背負われており、中林は不法侵入者だという。 しかし博物館の性質上、むやみに警察に知らせることもはばかられ、海老名は男から事情を聞くことにする。 やがて意識を取り戻した男は、吹原和...
西暦2062年。科幻博物館の館長を務める海老名の元に学芸員の中林がやってくる。彼の背にはくたびれた男が背負われており、中林は不法侵入者だという。 しかし博物館の性質上、むやみに警察に知らせることもはばかられ、海老名は男から事情を聞くことにする。 やがて意識を取り戻した男は、吹原和彦と名乗り、自分がこの時代の人間ではないこと、そして、この博物館に収められたクロノス・ジョウンターという機械の使用を許可してほしいと言い出す。 物質過去射出機であるクロノス・ジョウンターにまつわる物語を収録した連作短編集。 2015年3月21日読了。 以前に発売された新書版を読んでいるので、厳密には再読になります。 今回は演劇集団キャラメルボックスで第一作目にあたる「吹原和彦の軌跡」を原作にした舞台『クロノス』の再演が決定し、それに併せて文庫化されたとのこと。 表紙に使用されたイラストはなんと、初演の舞台でお目見えした舞台美術の故・キヤマ晃二さんの設計によるクロノス・ジョウンター。もう、それだけで買わなくちゃ!と思ってしまいました。 で。久々に読み返してみたわけですが。やっぱりこれはSFという名を借りた壮大なラブ・ストーリーだな、と。誰もが愛のために過去に跳んでいるのですから。 初読のときから“軌跡”と“奇跡”をかけていると思われるタイトルの付け方もとても好きでしたし。 劇団の公演中のロビーで購入した本は、梶尾先生のサイン本。表紙のイラストと併せて、宝物になりそうです。
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ジャンルとしたら一応SFかな。何せタイムトラベルものですから。 とは言え、タイムパラドックスの扱いもかなりいい加減だし、所謂ハードSFではなく、SF的背景を使ったハートウォーミングもの。そういう意味では『黄泉がえり』を思わせる600ページを超える分厚い文庫です。 辻村深月さんの解...
ジャンルとしたら一応SFかな。何せタイムトラベルものですから。 とは言え、タイムパラドックスの扱いもかなりいい加減だし、所謂ハードSFではなく、SF的背景を使ったハートウォーミングもの。そういう意味では『黄泉がえり』を思わせる600ページを超える分厚い文庫です。 辻村深月さんの解説をチラ見して購入を決めました。 それぞれが単独に雑誌掲載された7章、600ページを超える長い作品ですが、最後はチョッと疲れました。特に最後の2編はスピンアウトものと言える作品で、スケールが小さくなりますし。一番最後に締めになる作品を置くか、出来の良い何編かに絞ったほうが良かった気がします。
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一応、今までのクロノス・シリーズの総集版という位置付けだけど、まだまだ関連する短編を出しそうな気がする。次に出るとしたら住島重工幹部の『長里幸夫の軌跡』か、キャラメルボックスの『パスファインダー』を基にした『笠岡光春の軌跡』あたりかな。
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鶴田謙二氏のエマノン含めても 梶尾真治先生作品42冊目は、 ソノラマノベルス、ソノラマ文庫、朝日ソノラマに続き やっぱり買ってしまった自身4冊目の 『クロノス・ジョウンターの伝説』 今回もまた、いい歳したオジサンが電車の中で 時に涙こらえながら。。。毎回二度三度と読むのに。 最初...
鶴田謙二氏のエマノン含めても 梶尾真治先生作品42冊目は、 ソノラマノベルス、ソノラマ文庫、朝日ソノラマに続き やっぱり買ってしまった自身4冊目の 『クロノス・ジョウンターの伝説』 今回もまた、いい歳したオジサンが電車の中で 時に涙こらえながら。。。毎回二度三度と読むのに。 最初に読んだ時の感想は、 『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』 に。
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