森に願いを の商品レビュー
「もしかして・・・」と途中、色んなことを想像したけれど、どれも当たりませんでした。 全体的に、いい話です。 ボクの中では本屋大賞です。 でも、あまり知られてません。なんでだろ?
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癒される。そう、癒されるんだ。都会の真ん中にある不思議な森。心が傷ついた人達が偶然辿り着く。そして不思議な森守り青年との接点で少しだけ前向きになる。 小さなストーブにお茶をいれる道具を持って林道をバイクで走って、そして素敵な場所に出会ったらお茶を飲む。そんな事が出来る季節にな...
癒される。そう、癒されるんだ。都会の真ん中にある不思議な森。心が傷ついた人達が偶然辿り着く。そして不思議な森守り青年との接点で少しだけ前向きになる。 小さなストーブにお茶をいれる道具を持って林道をバイクで走って、そして素敵な場所に出会ったらお茶を飲む。そんな事が出来る季節になってきたし、行ってみよう。そんな気分になりました。
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フクロウも棲んでいる森の森番が、傷つき、自分の居場所を失ってしまった人たちを見守り、そして、一歩を踏み出すためにそっと背中を押してあげるという物語。誰しも傷ついたり、自分が必要とされていないと思ってしまうと、周りが見えなくなってしまうもの。それでも、こんなはずじゃなかったと何か自...
フクロウも棲んでいる森の森番が、傷つき、自分の居場所を失ってしまった人たちを見守り、そして、一歩を踏み出すためにそっと背中を押してあげるという物語。誰しも傷ついたり、自分が必要とされていないと思ってしまうと、周りが見えなくなってしまうもの。それでも、こんなはずじゃなかったと何か自分ではないものに原因を求めてしまう。そして、がんじがらめになってしまい、出口が見えなくなってしまう。そんな状況にいる森に彷徨ってきた人たちに、一筋の光を思い出させる、見つけるお手伝いをする森番。 現代にはこの森番のような人と人、人と社会を結び付けられる人がめっきり少なくなってしまった。能力主義、効率主義がうたわれ、生きにくい時代になっている。それでも、人は自分の居場所が必要なのだ。失敗してもやり直せる機会が必要なのだ。そんなことをぐるぐる考えさせられた。それは学校という社会で特に顕著になってきているように感じる。少しの間の逃げ場を作ってあげたい。森番のように、そっと見守り待つことができる人になりたい。
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街の中にぽっかりと存在する森。 そこに辿り着く人は何かしらの悩みを抱えている。 人を妬み、羨み、蔑み、憎み、自分を庇い、痛め付け、貶める。 それぞれが自分の映し鏡を見るようで 胸苦しくなりながらも頁を追い続けた。 【図書館・初読・3/12読了】
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大きく広がる森 色々な悩みに行き詰った人達は広大な自然の中で森番と出会う。優しい話の短編集。 「てふてふ荘」を思い出させる素敵な話。森の描写が気持ちがいい。散策してみたいなぁ こんな場所。 袋小路に迷い込み、思い詰めた登場人物たちを森と森番の静かな優しさが迎えてくれる。「雪待つ...
大きく広がる森 色々な悩みに行き詰った人達は広大な自然の中で森番と出会う。優しい話の短編集。 「てふてふ荘」を思い出させる素敵な話。森の描写が気持ちがいい。散策してみたいなぁ こんな場所。 袋小路に迷い込み、思い詰めた登場人物たちを森と森番の静かな優しさが迎えてくれる。「雪待つ木」の森番からの手紙にじーんときた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作者の描く、追い詰められ感には、まいどやられてしまう。 自分、この作者は好きなのですが…、いや、きっとこういった内容も求め。いや、最後の話は心安らかに読めましたし、大変美味しゅうございました。
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