ゲーム・チェンジャーの競争戦略 の商品レビュー
理論やフレームとしても目新しい事はなく、事例紹介としても少し古いので、若干物足りない感じもあったが、知らない事も幾つかあって勉強になった。ビジネスモデルの例示を一部記載すると、「塾vsオンライン、カメラvsデジカメ、ガラケーvsスマホ、本vs電子書籍」、この対比を見ると言いたいこ...
理論やフレームとしても目新しい事はなく、事例紹介としても少し古いので、若干物足りない感じもあったが、知らない事も幾つかあって勉強になった。ビジネスモデルの例示を一部記載すると、「塾vsオンライン、カメラvsデジカメ、ガラケーvsスマホ、本vs電子書籍」、この対比を見ると言いたいことが伝わるだろうか。ポイントを押さえているとも言えるが、有名過ぎて新しさは無い。 ただ浅学な人間ゆえ、下記が学びになった。 オキュラスは希望者に開発キットを販売し、それにより様々なアプリケーションが開発された。 リトレッド事業とは、タイヤの表面のゴムだけを剥がし、そこへ溝付きのゴムを新たに貼り付けることで、新品のタイヤのように作り直した再生タイヤを販売するビジネス。ブリヂストンは自らの本業と食い合う覚悟でこれに参入し成功。 アマゾンやGoogleのクラウドサービスは、自社で活用していたデータセンターについて余った部分を貸し出すという思想で開始。外部に貸し出すことで需要を平準化できるし、運用を効率化できる。規模のメリットも享受できた。 日本を除く多くの海外メーカーはボッシュなしでディーゼルエンジン車は作れないと言われていた。日本ではデンソーが同じ技術を持っている。
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一世代前のビジネスについて、すごくわかりやすく整理されていると思う。 1.相手の儲けの仕組みを無力化する(秩序破壊型) 2.顧客が気付いていない価値を具体化する(市場創造型) 3.新たな事業モデルを作り出す(ビジネス創造型) 4.バリューチェーンを見直す(プロセス改革型) この...
一世代前のビジネスについて、すごくわかりやすく整理されていると思う。 1.相手の儲けの仕組みを無力化する(秩序破壊型) 2.顧客が気付いていない価値を具体化する(市場創造型) 3.新たな事業モデルを作り出す(ビジネス創造型) 4.バリューチェーンを見直す(プロセス改革型) この本の使い道は、やりたいことを先に決めてから、実現する上での方法論や思考法として使うのが良い。 例えば、「高級フレンチを安く提供したい」からスタートする。アプローチは4つ、やめる、強める、混ぜる、単純化する。
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異業種競争において、業界のルールを変えてしまうプレーヤーを「ゲーム・チェンジャー」と捉え、製品やサービスをX軸に、儲けの仕組みをY軸として分析する方法は分かりやすかった。 多くの事例が挙げられていたが、もう少し詳細な分析があればよかった。
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異業種競争のプレーヤーをゲーム・チェンジャーと呼んで「プロセス改革型」「秩序破壊型」「市場創造型」「ビジネス創造型」の4つの類型に分けて論じた分かりやすい作品。深みはないが簡潔にまとまっていて良い。
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▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/288007
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内田和成さんの本かと思い、タイトルに興味を持ちジャケ買い。しかし、同書のほとんどは、そのゼミ生がまとめたもの。 知識としては、へえ、と思えたが示唆は浅い。
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それぞれのケースに対して細かく書いてあるが、最初と最後の章を読めば中身はつかめる。熟読するとまた新たな発見はありそう
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本によって、読書スピードって変わる。 ダラダラと1ヶ月以上かかる場合もあれば、1日で読み終えることも。 この本は後者。引っかからず、読みやすいので、一気に読み終えてしまった。 『イノベーションのジレンマ』に通づる内容 。顧客視点で考えないといけないなと改めて思いました。
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競争戦略の観点で、市場における攻め方/守り方を事例とともに紹介。 目次だけでもすごく分かりやすい本。
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分かりやすいです。 「イノベーションの最終解」を読んで、「では、日本企業の事例は?」と思ったときに読むとよいのではないでしょうか。
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