本質思考 の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
現象の表面のみを切り取って、課題の裏返しのような解決策を導出するのではなく、その背後にある「本質=構造(モデル)×因果(ダイナミズム)」を読み解くことの重要性を説いた一冊。主張自体はシンプルに感じたが、同じく日々コンサルティングに従事するものとして、そのシンプルなことを実践する難しさは理解できる。 特に思考のクセ(p.22)の分類は、セルフレビュー/他者のレビューを行う際に、視点として効果的と思う。また、p.78(以下参照)の記述は、極めて本質的であり、言い換えると「予断なく現象を観察する」「意味のあるMECEを導出する」ことと解釈した。 特に印象に残った箇所は以下の通り ・「「思考のクセ」の分類 ①裏返しの結論のクセ②一般解で満足してしまうクセ③フレームワークに依存してしまうクセ④カテゴリー適応のクセ⑤キーワードで思考停止に陥るクセ⑥初期化説に固執してしまうクセ⑦考えている目的を失ってしまうクセ⑧プロセス偏重のクセ⑨主体性を喪失するクセ」(p.22) ・「逆説的だが、複雑なものであればあるほど、モデルとダイナミズムでシンプルに考えるべきである。なぜなら、複雑なものはそれを構成する要素も多く、要素分解しても、今度は構成要素の数の多さに頭を抱えることになってしまうからだ」(p.63) ・「本質から考えた上でのピラミッド構造や仮説は、現象から出発したピラミッド構造や仮説とは明らかに質的に異なってくるということだ」(p.78) ・「モデルを考える上でのヒント 因果に注目し、相関は無視する」(p.100) ・「システムダイナミクスの中には「原因と結果は、時間的・空間的に近接しているとは限らない」という考え方がある。これもレバレッジポイントを考える際に、常に意識しておいて良い言葉だ」(p.168)
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この本は、システムダイナミクスの実践本。 本質思考とは、物事の現象をその裏側にひそむ「構造(モデル)」と「因果(ダイナミズム)」として捉えること。 ロジカル=スジがいい、とは限らない。 スジがいいのは、本質を捉えている時。 思考のよくある落とし穴やスジの良い事例などがあり、どの...
この本は、システムダイナミクスの実践本。 本質思考とは、物事の現象をその裏側にひそむ「構造(モデル)」と「因果(ダイナミズム)」として捉えること。 ロジカル=スジがいい、とは限らない。 スジがいいのは、本質を捉えている時。 思考のよくある落とし穴やスジの良い事例などがあり、どのレベル感が本質を捉えられているかがイメージつきやすい。 <本質思考の4つのステップ> ステップ1:モデルを描く ステップ2:ダイナミズムを読み解く ステップ3:モデルを変える打ち手を探る ステップ4:行動し、現実からのフィードバックを得る <本質思考を鍛えるトレーニング(抜粋)> 例1:思考の雛形を増やす(アナロジー) 急成長して破綻(日本スターバックス急拡大による失敗) 好循環による成長(facebookのネットワーク外部性) マイナスの差別化(ダイソンのフィルター無し掃除機) ゼロサムゲームからの脱却(沖縄基地問題。誰かが損を被る構造を変えない限り、同様の問題が別の場所で繰り返される) 例2:思考の見える化(ホワイトボード) 例3:自論を他人にぶつける 例4:歴史観を磨く(歴史は根源的なドライバーで動く)
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内容は理解できたものの、思考法として定着させるには常にこの本を持って実践する必要があり、出来るイメージが持てていない自分がいる。
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本質思考ができない人の頭の使い方から説明し、本質は物事のどこにあるのか、本質思考をするにはどうすればよいかという内容が後に続く。 本質思考のためには物事の様子を端的に表した「モデル」という図を用いるといいらしい。しかし、思い付いた文章をひたすら書いてストックしている自分にとって、...
本質思考ができない人の頭の使い方から説明し、本質は物事のどこにあるのか、本質思考をするにはどうすればよいかという内容が後に続く。 本質思考のためには物事の様子を端的に表した「モデル」という図を用いるといいらしい。しかし、思い付いた文章をひたすら書いてストックしている自分にとって、いきなり右脳で思い描いたモデルを紙に描いてみるのはハードルが高かった。モデルは知識やまとめる能力が無ければ描けないものではないか?と思いながら読み進めていった。 けれども、モデルはハードルが高くて描けないという発想自体が、自分の考えをノートに書くだけで満足しようとしていることに起因するのではないか?と本書を読み終えて思った。このように、ちょっとしたことでも本質に迫るために考え方の切り替えを意識するようになれたので、この本を読んで良かったなと思う。
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本質=モデル✖️ダイナミズム と分解しているが、本質に迫るという抽象的な表現を色んな角度からのアプローチが書かれていてとても勉強になった。特に思考の癖からスタートしていて、正に陥りがちな注意喚起をしてくれてから、実ビジネス場面での具体的なシーンで様々な思考法が紹介されていてとても...
本質=モデル✖️ダイナミズム と分解しているが、本質に迫るという抽象的な表現を色んな角度からのアプローチが書かれていてとても勉強になった。特に思考の癖からスタートしていて、正に陥りがちな注意喚起をしてくれてから、実ビジネス場面での具体的なシーンで様々な思考法が紹介されていてとても勉強になった。繰り返し読み直す。
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ダイナミックスとモデルで問題解決を図るのが主旨 キモが2つあります。 1つが、本質思考を妨げる9つのクセ: 本質を考える上で、陥りがちなバイアスとしての9つの思考のクセ この解説が前段 もう1つが、本質思考の4つのプロセス: ①モデルを描く、②ダイナミズムを読み解く、③モデ...
ダイナミックスとモデルで問題解決を図るのが主旨 キモが2つあります。 1つが、本質思考を妨げる9つのクセ: 本質を考える上で、陥りがちなバイアスとしての9つの思考のクセ この解説が前段 もう1つが、本質思考の4つのプロセス: ①モデルを描く、②ダイナミズムを読み解く、③モデルを変える打ち手を探る、④行動し、現実からのフィードバックを得る 個々のプロセスの説明が解説が後段です。 フィードバックを伴う、システム工学をベースとしていますが、事象を表現することがわかりにくく、具体化するのが大変かなと感じました。
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書いている軸となる理論は真っ当で、現象の裏側にある要因の相互関係からなる構造(モデル)とモデルが何周も回ることにより起こる展開を読み解くダイナミズムの組み合わせが「本質」であるというもの。 問題に直面している時(つまり日常)は、本質を見てモデル自体を変えることでしか本当の解決には...
書いている軸となる理論は真っ当で、現象の裏側にある要因の相互関係からなる構造(モデル)とモデルが何周も回ることにより起こる展開を読み解くダイナミズムの組み合わせが「本質」であるというもの。 問題に直面している時(つまり日常)は、本質を見てモデル自体を変えることでしか本当の解決にはならないので、ツボとなるレバレッジポイントを突くべきであるという。 ただ、出てくる例え話がどれも少しピントがずれていて気持ち悪かった。
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本質とは何かとは、システムダイナミクスにおいては物事の本質を現象の裏側に潜む構造と因果として捉えると理解しやすい。モデルとはその現象を生み出す構造つまり構成要素や相互の関係性のこと。ダイナミズムとはそのモデルが生み出す現象について長い目で見てどんな結果動きが見られるのかと言う事つ...
本質とは何かとは、システムダイナミクスにおいては物事の本質を現象の裏側に潜む構造と因果として捉えると理解しやすい。モデルとはその現象を生み出す構造つまり構成要素や相互の関係性のこと。ダイナミズムとはそのモデルが生み出す現象について長い目で見てどんな結果動きが見られるのかと言う事つまりどんなパターンが見られるのかと言うこと。 部下が望んでいるのが、単に働きやすい環境や優しい上司だけではないと言うことに気づく瞬間がある。部下は自分が成長し、会社や顧客に貢献できていると言う実感を求めているのである。誰しも認められ意味のあることをやりたいと思っている。そう考えると、リーダーとしてどう振る舞うかも大切だが、リーダーが何を目指すのかのほうがもっと大事だということに気がつく。つまり部下はその人についていくのではなく、その人が目指すものについていくのである。
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「本質思考」 1.購読動機 ビジネスを展開するにあたり、本質とは?という不明瞭、重大かつ永遠の課題を、目の当たりにしているから。 2.本質とは? ①モデル ②ダイナミズム の2要素であること。 ①モデル 自社 インプット 成果、解決したいこと アウトプット ここに、 競合、...
「本質思考」 1.購読動機 ビジネスを展開するにあたり、本質とは?という不明瞭、重大かつ永遠の課題を、目の当たりにしているから。 2.本質とは? ①モデル ②ダイナミズム の2要素であること。 ①モデル 自社 インプット 成果、解決したいこと アウトプット ここに、 競合、サプライヤー、影響者を絡ませて図式化。 ②ダイナミズム 原因→結果 3.2.本質を捉えてるには?はじめの一歩 だから、それで? なぜ? そう、問いをすること。 そして、図式化→他者にプレゼン→揉み直し で精度をあげること。 4.私のなかの自覚 展開中の業務を、わがものとして消化したい。 そこに辿りつくために、本書を手に取ってみた。 絵として、捉える。 この頻度を高めることからか、、、。
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「本質」を因数分解して解説している。 考える力をつける、という本をいくつか読んだが、いまいちピンと来なかった。 まさに、「構造」と「因果」を用いて腑に落ちる内容だった。 あとは実践あるのみ
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