バカになるほど、本を読め! の商品レビュー
前半はパーソナルな読書術、 後半は社会的な読書術のそれぞれ紹介。 本との接し方の目線が高くなります。
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バカになるほど、本を読め! 著:神田 昌典 著者のいう「バカ」とは、周囲の人からは「あいつって本当にバカなんじゃないか」と思われるような、既成概念にとらわれない発想ができる人。また、誰もやったことがなく、保守的な人からは「失敗するに違いない」と言われるようなことでも、果敢に行動...
バカになるほど、本を読め! 著:神田 昌典 著者のいう「バカ」とは、周囲の人からは「あいつって本当にバカなんじゃないか」と思われるような、既成概念にとらわれない発想ができる人。また、誰もやったことがなく、保守的な人からは「失敗するに違いない」と言われるようなことでも、果敢に行動に移せる人。頭でっかちになって行動できない常識人とは一線を画す、マッドでクレイジーな奴だけど、何かを成し遂げる「バカ」である。 本書の構成は以下の4章から成る。 ①なぜ、活躍できる人は皆「バカ」なのか ②目的志向型読書 ③本を持ち、町へ出よう ④アクションが変革を生む 「バカ」になりたい。 これからの時代「バカ」が重宝される。そしてその「バカ」 に憧れる。何も知らない「バカ」ではなく、多くを知り理解する上で成立する「バカ」は「バカ」ではない。もちろん「天才」ではないが「バカ」ができることが「天才」が出来るというものでもない。 関西では時折「あほ」が誉め言葉に使われるが本書の「バカ」 はそれに非常に近い。めざしてなれるものではないかもしれないが本書で紹介されていることは非常に理解できる。そしてそれに近づく方法がしっかりと説明されている。 読むこと。行動することが「バカ」に近づく一番の近道である。
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フォトリーディング&高速リーディング。 読書のモチベーションを上げるために読む。 後半はちょっと変わった(と私が感じた)読書会について。この様な読書会と、私のイメージの読書会の違いを知らなかった。氏の提唱する方法だと、本を読まずに参加できるため、より参加しやすくなりそう。 然...
フォトリーディング&高速リーディング。 読書のモチベーションを上げるために読む。 後半はちょっと変わった(と私が感じた)読書会について。この様な読書会と、私のイメージの読書会の違いを知らなかった。氏の提唱する方法だと、本を読まずに参加できるため、より参加しやすくなりそう。 然しながら自己啓発的な意味では読書会は、少なくとも今は、興味がない。参考にはなったが、読書界についての分量が多すぎと感じた。 星四つ。
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心に残ったフレーズ。①「美的感性を磨くには、美しいものにたくさん触れる以外の方法はない」②「松下村塾で行われていたのは、まさに全員で本を読み、議論するという教育だった(読書会が素晴らしい理由として)」
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いくつかの本で紹介されていたので気になって購入。 タイトルから、多読の勧めのような内容を想像したが、実際は至極真っ当な読書術本だった。ただ、読書術としてもやや物足りなさを感じたというのが正直なところ。 フォトリーディングを日本に広めた張本人とは知らなかったが、すでに読んだ他の読...
いくつかの本で紹介されていたので気になって購入。 タイトルから、多読の勧めのような内容を想像したが、実際は至極真っ当な読書術本だった。ただ、読書術としてもやや物足りなさを感じたというのが正直なところ。 フォトリーディングを日本に広めた張本人とは知らなかったが、すでに読んだ他の読書術の本で目にしていたため、目新しさを感じられなかったのが残念。他に、目的を持って読書をすること、読書会の効果等が書かれているが、正直「バカになるほど本を読む」という話との関連は薄いかな…と思った。 読書術の本は多々あるが、とりあえず始めの方に読む1冊という印象。
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読書はオワコンもという人もいるが、読書の優位性については納得した。読書会もお勧めしていて、これもまあわかる。 ただ、この人の本はフォトリーディングであったりリードフォーアクションであったり、自分の活動を本の内容のかなりの部分にねじ込んできて、宣伝臭さをいつも感じてしまう。 読...
読書はオワコンもという人もいるが、読書の優位性については納得した。読書会もお勧めしていて、これもまあわかる。 ただ、この人の本はフォトリーディングであったりリードフォーアクションであったり、自分の活動を本の内容のかなりの部分にねじ込んできて、宣伝臭さをいつも感じてしまう。 読書の有益さを散々説明して、それが結局著者の活動に繋がっていく、みたいな感じ。 邪推しすぎかもしれないが、著者がこの本でお勧めしている本の読み方で、「この本の中で特に必要な情報は何か?」を考えて、それ以外の情報は切っていくというやり方で読んだ結果が上述の感想となってしまった。
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「本を片手に街へ繰り出そう」 本書では、前半部で読書のメリット・速読術について、後半部で読書会の勧めやその可能性について記されている。個人的にはこの後半部から学んだことが多かった。 読書においてアウトプットが重要であることは、これまで複数の読書術に関する書籍から...
「本を片手に街へ繰り出そう」 本書では、前半部で読書のメリット・速読術について、後半部で読書会の勧めやその可能性について記されている。個人的にはこの後半部から学んだことが多かった。 読書においてアウトプットが重要であることは、これまで複数の読書術に関する書籍から学んでいたが、本書ではそのアウトプットの形態の一つとして読書会を推奨している。「気になった文章にラインを引く」「本のレビューを書く」といった一般的なアウトプットは自己完結してしまうが、「読書会」という方法は自分のインプットに対して他者からフィードバックを貰えるなど、自己だけでは完結しない"良質な"アウトプットであると認識できた。前者のアウトプットに比べて行動力は必要になるが、人との繋がりなど読書の枠を飛び越えた成長をも期待できる点で、ぜひ一度参加してみたいと感じた。
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著者は読書家の経営コンサルタント、神田昌典氏。日本最大級の読書会『リード・フォー・アクション』の発起人としても知られています。 とにかく彼の読書への情熱にあふれた本。序説からしてとてつもなく長く、もう本論に入っているのかと確認するほどです。 これまで数限りない人々が読書の効用に...
著者は読書家の経営コンサルタント、神田昌典氏。日本最大級の読書会『リード・フォー・アクション』の発起人としても知られています。 とにかく彼の読書への情熱にあふれた本。序説からしてとてつもなく長く、もう本論に入っているのかと確認するほどです。 これまで数限りない人々が読書の効用について説いてきましたが、この人は本が好きすぎて書かずにはいられなかったという感じ。その熱量に押されて、読書モードが高まるため、本を読みたくてもなかなか踏み出せないという人にお勧め。 著者の職業柄、読書といってもビジネス書に限定したものかと思いましたが、もっと幅広いジャンルの書籍が話題に上がります。彼は読書を「価値を生むツール」と「人生を楽しむ上質の娯楽」に分けており、どちらの目的を持つ人にも対応できる内容になっています。 どうしてもわかりやすい本に手を伸ばしがちですが、難しい本に挑戦することで、複雑なことを理解しようとする体力が養われるのだそう。 また、日本は一人の作家が数ヶ月に一冊の本を出す出版国ですが、アメリカはそこまで出版本が多くない分、倫理構成や歴史的考察がしっかりされた書籍が多いとのこと。良書に当たる確率はアメリカの方が高そうです。 また、日本人は難しいものを簡単に書く技術が高く、日本の書籍はアジアで人気なのだそう。 著者の読書愛に乗って、サックリと読めます。巻末に紹介されたURLにアクセスして、氏の秘蔵リスト「行動する勇気をもらえる55冊」をダウンロードしました。やはりビジネス書が多いですが、今後の読書の参考にしたいと思います。
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・「なぜその本を読むのか」という目的を明確にして、本を読む。 ・1冊の本の中身のうち、内容を把握する上で重要な文章は、 全文章の4~11%。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
特記すべき事項はない。洋書の読破の必要性と読書会の意義について書かれているのが多少目を引く程度。とはいえ、後者は斎藤孝氏の議論と被る面あるし、前者は選書の基準と方法論が明瞭でなく、痛し痒し。
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