サナキの森 の商品レビュー
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小説家の祖父が遺した手紙に従って遠野を訪れた私は、旧家の屋敷で起きた難事件の解決に乗り出す。旧字体を駆使した昭和怪奇譚的テイストとラノベ的文体を併せもった新鮮な表現力に、選考委員の伊坂幸太郎、貴志祐介、道尾秀介も脱帽。第一回新潮ミステリー大賞を受賞した、25歳の新鋭登場! 帯留めを探して欲しい―売れない小説家だった祖父が遺した手紙に従い、仕事を辞めてひきこもっていた私は、遠野を訪れる。この地の旧家で起こった80年前の不可解な殺人事件。それは祖父の怪奇小説『サナキの森』に描かれていた「呪いによる殺人」に酷似していた…。これは偶然の一致か?祖父は何を知っていたのか?時空を超えた謎解きが始まる 紅の祖父(売れない作家)の本を整理。封筒を発見。遠野の祠に隠した帯留めを探して欲しい。祠を探すと女子中学生と知り合いになる。祖父の作品の読者。祖母と祖父が文通をしたいた。死んだ男と結婚する女の話。近親者の葬式以外は外出できない。 密室の謎は鍵の入れ替え。姑の食事への異物混入は自作自演。娘と祖父の友人小野の駆け落ちをじゃましたのが祖父。 祖父が書いたラブレターが利用された。 高校時代の美術予備校先生が謎をとく。 中学教師をやめた27才の紅は告白するが失恋。
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最初は読みにくかったけど段々と引き込まれた。ドロッとした内容なのに読後感はとても良かった。デビュー作としてはすごく良いと思います。次回作にも期待。
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