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暗闇・キッス・それだけで の商品レビュー

3.3

35件のお客様レビュー

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2015/11/09

誰でも分かる、でも知性を感じさせる会話が小気味よかった。 人がなくなるのに、淡々としていて緊迫感が感じられなかった、ミステリとしてはどうかと思う。 この主人公は森博嗣には珍しく女性のことをいつも考えていて個人的には好きでした。

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2015/10/08

森博嗣さんの本の好きなところの一つは、タイトルも装丁も素敵なところだと思う。 探偵・頸城氏の視点で描かれる、大富豪の別荘を舞台にしたミステリーだった。ただ、それほどミステリー小説っぽさはなかったように思う。 ミステリーというと事件!推理!謎解き!犯人!みたいな要素を想像する。この...

森博嗣さんの本の好きなところの一つは、タイトルも装丁も素敵なところだと思う。 探偵・頸城氏の視点で描かれる、大富豪の別荘を舞台にしたミステリーだった。ただ、それほどミステリー小説っぽさはなかったように思う。 ミステリーというと事件!推理!謎解き!犯人!みたいな要素を想像する。この本は事件は起こるけど、あまり謎解きに主人公が熱心な感じがしなかった。どちらかというとテレビとかでやっている事件の記録といった印象が強い。 もう一つ思ったのは、主人公のキャラが良い。なんかちょっとズレてるので共感はしづらい人だったんだけど、最後の最後で「あっ、この人好きだな」って思った。 だから是非、最後まで読むことを勧めたい。できれば静かな夜。自室で。

Posted byブクログ

2015/10/03

とある日本の別荘地での出来事。 そこのある屋には、ウイリアム・ベックという世界的大富豪が滞在している。 その彼の別荘で殺人事件が2件立て続けに起こる。 ライター、そして探偵である主人公、頸城がその真相に迫っていく。 独特の表記が少々読みづらかった。 殺害される「ロジャ」やハウス...

とある日本の別荘地での出来事。 そこのある屋には、ウイリアム・ベックという世界的大富豪が滞在している。 その彼の別荘で殺人事件が2件立て続けに起こる。 ライター、そして探偵である主人公、頸城がその真相に迫っていく。 独特の表記が少々読みづらかった。 殺害される「ロジャ」やハウスキーパ、サリィ、というように語尾に「ー」をつけないことに最後まで慣れなかったためだ。盛り上がりを抑えたような書き方が冗長な印象で、物語自体はきちんと進んでいるにもかかわらず、遅々としている気がしてならなかった。 加えてこの長さだ、途中で退屈し始めている私がいた。 犯人について、また、動機については解くことができなかったため、その点については面白いと思った。 しかし、動機にはあまり納得できたとは言いがたく、消化不良の思いが残る。 もちろんそれなりに伏線はあり、しっかりと回収してはいるのだが。 頸城のインタビューがそれにあたる。 著者の感性と合わないのかもしれない、個人的には夢中になれた本ではなかった。

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2015/09/23

久しぶりに森さんの本を読んだ。 読んでから知ったのだけど、これって「ゾラ・一撃・さようなら」の続編なのね。持っているけれど積読している…ちゃんと調べてから読めばよかった。 とはいえ、今作で主人公の過去に興味を持てたのですぐに読もうと思う。 主人公がわりと普通というか、とっつきや...

久しぶりに森さんの本を読んだ。 読んでから知ったのだけど、これって「ゾラ・一撃・さようなら」の続編なのね。持っているけれど積読している…ちゃんと調べてから読めばよかった。 とはいえ、今作で主人公の過去に興味を持てたのですぐに読もうと思う。 主人公がわりと普通というか、とっつきやすいのですらすら読めたし、一方で相変わらずの森さんの世界観も楽しめた。 私のように、登場人物を介して森さんの思考回路を垣間見たい人間には楽しい作品。ただ、ミステリーとしてはどうだろう…終わり方はパッとしないのではないかな。

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2015/09/10

モテモテ探偵に、いかに壮大な失恋をさせるか。それが主題のシリーズかもしれない。3作目も用心せねば。あぁ、心が痛い、回路が途切れる。

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2015/07/23

探偵でありライターである頸城が,インタビューやらデートやらしながら飄々としているのが,殺人事件がそこにあるのに,緊迫感がなく独特の空気感があって面白い.トリックはヒントがたくさんあったのに気がつかなくてがっかり.

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2015/07/07

いいなぁ 森さんいいなぁ 静かでクリアで理路整然とした文章 そして思考 こんな風に生きたい 常に自分を客観視できる自分でいたい いかに自分が曇っているかがわかる

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2015/06/18

シリーズものと知らずによんでしまった。前作ほぼ覚えてない。名前だけかろうじて見覚えある程度。ミステリの結末はあっさりだけど、森博嗣節がとても興味深い。金持ち論とかスープ論とか。ドローンが出てくるのがさすが。

Posted byブクログ

2015/06/10

Only the Darkness or Her Kiss~僕・頸城悦夫は元同棲相手の水谷優衣からの依頼で,IT長者・ウィリアム・ベックの本を書くためのインタビューで有名な避暑地の別荘にやってきた。友人の赤座都鹿からポルシェを借りた。広大な敷地にはヘリポートもあり,ウィリアムは急...

Only the Darkness or Her Kiss~僕・頸城悦夫は元同棲相手の水谷優衣からの依頼で,IT長者・ウィリアム・ベックの本を書くためのインタビューで有名な避暑地の別荘にやってきた。友人の赤座都鹿からポルシェを借りた。広大な敷地にはヘリポートもあり,ウィリアムは急用で東京に出掛けており,息子のアンディもいない。妻のサリィとアンディの恋人・シャーロット・デインはいるらしいが,実際に言葉を交わしたのは家庭医のロジャ・ハイソンだけだ。ヘリコプターが帰ってきて,若い女性の悲鳴があがった。僕が会った直後に銃で撃たれたらしい。警察が来て取り調べが始まるが,凶器は見つからず,犯人が外に出た形跡もないため,凶器を持った犯人がいるに違いない。執事の松田・庭師でヘリの操縦士で技術者でもある柴村光一と,その妻・庭師の三代目・寛美,運転手の佐伯,寝泊まりしている不動産会社社長の北澤宗佑と娘・真理亞がいる。執筆のためのインタビューを始めて数日後,泣いて口を押さえてアンディの部屋から出てきたシャーロットを見かけた後,アンディに話を聞きに行き,テニスに誘われてプレイした後,城のような建物でくぐもった銃声が響き,鍵の掛けられ音楽がかけられた遊戯室で,シャーロットの射殺体が見つかった。入口のドア上の窓は開いている。凶器はどこに隠されたか? 敷地内の建物は隈無く高橋率いる警察の捜査陣が調べたはず。捜索されている中で動いていて対象にならなかったのはドイツ製の芝刈り機だけだ!~「ゾラ・一撃・さようなら」と同じシリーズなんだろうけど,中身を覚えていないなぁ。最近の森先生は,「僕はそう推理したけど,真実は別にあるかも知れないよ」という態度で,まあ確かにそうだけど…良いのかなぁ? まあ読みたい人がいるんだから良いんだろうけど

Posted byブクログ

2015/05/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

このドキドキ百パーのタイトルに乾杯! まさかのシリーズ化、先生のサービスというのかな。 こんな淡々なハードボイルドはやはり先生らしい。 こんな不器用な淡泊男もかわいそうなほどかわいいなっと思う

Posted byブクログ