七色の毒 の商品レビュー
色に合わせた、ミステリーとなっている。 犬飼刑事の紳士像が頭に浮かんだ。 初めて読んだ作家さんだったが、面白く読めた。
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刑事犬養隼人シリーズ第二弾。 今回は短編集。 どれも展開早くて読みやすく、あっという間に読了。 犬養さんが出てくるのは出てくるけれど、ほんの少しのもあり物足りないですが、とても面白かった。 次も期待大!
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七色の毒 刑事犬養隼人 「刑事犬養隼人」シリーズ 中山 七里 (著) ### あらすじ 中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の...
七色の毒 刑事犬養隼人 「刑事犬養隼人」シリーズ 中山 七里 (著) ### あらすじ 中央自動車道を岐阜から新宿に向かっていた高速バスが防護柵に激突。1名が死亡、重軽傷者8名の大惨事となった。運転していた小平がハンドル操作を誤ったとして逮捕されるも、警視庁捜査一課の犬養は事故に不審を抱く。死亡した多々良は、毎週末に新宿便を利用する際、いつも同じ席に座っていた。やがて小平と多々良の過去の関係が明らかになり……。(「赤い水」) 人間の悪意をえぐり出した、どんでん返し満載のミステリ7編! ### 感想 本作は「刑事犬養隼人」シリーズの第2弾であり、7編からなる短編集です。中山七里さんらしいどんでん返しが7連発で楽しめるため、スリリングな展開をコンパクトに味わうことができます。シリーズ初読の方にも、ライトな読み口で入りやすい作品ではないでしょうか。 個人的には、やはり長編の方がより没入感があって好みですが、本作も飽きることなく最後まで楽しめました。特に印象に残ったのは、4編目「青い魚」に登場する釣具屋の店主の言葉です。 > 「1日幸せになりたければ酒を飲め、3日幸せになりたければ結婚しろ。一生幸せでいたければ釣りをしろ」 この言葉を読んで、思わず釣りに行きたくなりました。短編集ならではの多彩なテーマと、それぞれに隠された人間の業が見事に描かれており、どの話も読後に余韻を残します。シリーズファンはもちろん、初めての方にもおすすめの一冊です。
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オーディブルで聴きました。 「切り裂きジャックの告白」はいまいちだったけど、犬養刑事が良かったので選びました。中山七里氏には珍しい(?)7つの短編集です。 短くても最初からぐいぐい面白い。さすがだなー。文学賞に応募する人の話は中山氏のリアルな意見なのだと思う。犬養刑事はテレビド...
オーディブルで聴きました。 「切り裂きジャックの告白」はいまいちだったけど、犬養刑事が良かったので選びました。中山七里氏には珍しい(?)7つの短編集です。 短くても最初からぐいぐい面白い。さすがだなー。文学賞に応募する人の話は中山氏のリアルな意見なのだと思う。犬養刑事はテレビドラマにするなら沢村一樹かな、でもそれじゃ安直すぎるな、と思ったら、本当に沢村一樹だった。。玉木宏とか向井理がいいんじゃないのかな。
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久しぶりに読んだ中山七里作品。 かつて夢中になった岬洋介や御子柴シリーズ。 『切り裂きジャックの告白』はまだ。 犬養隼人刑事って? 端正な顔立ち。 動作から人の嘘を見抜く技を持つ。 初めましてのような、何かの作品で名前を見かけたような。 別シリーズの人物をスルッと登場させるのがお...
久しぶりに読んだ中山七里作品。 かつて夢中になった岬洋介や御子柴シリーズ。 『切り裂きジャックの告白』はまだ。 犬養隼人刑事って? 端正な顔立ち。 動作から人の嘘を見抜く技を持つ。 初めましてのような、何かの作品で名前を見かけたような。 別シリーズの人物をスルッと登場させるのがお好きな作家さんだから…。 七つの短編集。 犬養刑事の勘と技が光る物語。 「え?」と思わせるどんでん返しの数々。 そして、最初のエピソードのその後があとでわかる粋な構成。 ただ、続けて読むと「毒」にやられそう。 底にあるのは、人の心の闇ばかりだから。 いよいよ冬本番。 次はほっこりする物語がいいかな。
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表だけ見ていると何も感じない物語も 裏を見てみれば味方がガラッと変わる。 流石中山七里、そうくるか!の連続でした。 どれも短く読みやすい話なんだけど どれもガッツリ社会派ですごく入りやすいと思う。 ゾワリ…
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刑事犬養隼人 2 色に絡めた短編集 各種社会派テーマを掲げ 一色づつテイストを変えて ラストにしっかり返してくる 一 赤い水 高速バスの事故 死者1名 運転手はすぐに罪を認めてひたすら謝罪するが ニ 黒いハト イジメによる学校での飛び降り自殺 保身的な学校に警察が介入して...
刑事犬養隼人 2 色に絡めた短編集 各種社会派テーマを掲げ 一色づつテイストを変えて ラストにしっかり返してくる 一 赤い水 高速バスの事故 死者1名 運転手はすぐに罪を認めてひたすら謝罪するが ニ 黒いハト イジメによる学校での飛び降り自殺 保身的な学校に警察が介入して 真実を追求 三 白い原稿 自称小説家が公園で死体となって発見される 犯人はお互い売れないライバル的小説家なのか 四 青い魚 釣具店店主に訪れた結婚のチャンス そんな上手い話があるわけはなく 五 緑園の主 ホームレス男性への暴行 近隣で中学生男子の毒物被害 認知症の妻を支える老夫 繋がりがすごい 六 黄色いリボン 性同一性障害へ踏み込むのか?と思いきや 一挙にミステリーへ BL書けるんじゃないかしら、と期待してみる 七 紫の供花 一の赤い水の被害者の一人は 将来あるスプリンターだった しかし補償は少なく リハビリは思うように進まない そんな彼女に届けられたもの さすがに上手いなあと思います 現実であった事件事故から展開して事件解決となる直前 犬養がもう一息踏み込む しかも悪いやつはしっかり悪い
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刑事犬養隼人シリーズ第2弾。 事件の事実とさらにその先の真実を追う犬養刑事。 その真実に、そうきたかぁ!と驚かされ、実際の事件も報道されたこと以外にも様々な真実があるのだろうな、と思わされる。 それぞれが色にまつわるタイトルになっているのも良い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
7話とも表面的な加害者の裏に彼らをコントロールしていたと思われる人物が出てきて、中山氏らしいどんで返し的要素ではあり、あらすじにあるように人間の悪意をえぐりだした作品であった。 2話目の中学生は中々のサイコパスぶりで意表をつかれ、5話目の老老介護の夫婦は切ない展開であった。1話目と7話目の繋がりは秀逸であり、確かに事故に巻き込まれた人のその後を書いたのは良かったと思う。
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