孫正義の参謀 の商品レビュー
ソフトバンク元社長室長の嶋さんが、室長時代を振り返って本にしたもの。この3月に退任されていたのですね。 国会議員を落選して、社長室長になってすぐのころに『政治とケータイ ソフトバンク社長室長日記』という本を出しているので、読み比べてもよいだろう。(本書では言及はない... 自分の...
ソフトバンク元社長室長の嶋さんが、室長時代を振り返って本にしたもの。この3月に退任されていたのですね。 国会議員を落選して、社長室長になってすぐのころに『政治とケータイ ソフトバンク社長室長日記』という本を出しているので、読み比べてもよいだろう。(本書では言及はない... 自分の本棚でもどこかに紛れてすぐに見つからず) 社長室長時代には、ここに書かれている通り、ボーダフォンジャパン買収、光の道構想、エネルギー事業参入、スプリント買収、といった大きな出来事があった。また、最近のTモバイル買収失敗以降の話はさすがに全く触れられていない。「光の道」の話は別の立場で見ていたが、立場でずいぶんと違うんだろうなと改めて。「光の道」や「エネルギー」の話は、若干中途半端な形に終わっている感があるが、そのまま次に行くところもまたすごいと思う。いろいろありながらも、ボーダフォンジャパン買収時の「ドコモを超える」という宣言が達成されたのは、その頃のことを思うと素直にすごいなと思う。 文中には、頻繁に三国志、幕末立志伝、ローマ史といった歴史の話が出てくるが、全く分からない。自分はこの辺の知識というか興味がごっそり抜けてるなあ、と思った次第。嶋さんは松下政経塾の卒業生だが、その手の話は好きなのだろうな。また、民主党が政権を取った時期があったということもあり、その政経塾の人脈は知識・経験とともに貴重だなと感じた。 --- 孫社長が「男子と産まれたからには...」というのを、伊藤元重さんが褒めていたが、アメリカではやめた方がいいですよ、という話が数回出てくるが、それは日本でも今はたぶんNGかと。ケネディ大使の事務所の対応が女性ばかりで驚いて、というくだりも女性の社会進出に賛同しているようだが、そこであえて女性が、とコメントするのも古さを感じる。全体のイシューではないですが。
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政治家からソフトバンクの社長室長に転身した 嶋聡氏の回顧録 他の著作と若干内容が重複している印象もあるが、わかりやすく読みやすい内容
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内容自体は、そう悪くないのだが、… 著者は、元衆議院議員。 「元衆議院議員」 とか 「元国会議員」という言葉が、嫌になるくらい随所に出てくる。 これほど強烈に「国会議員」であったことをアピールしたいのか? それとも、落選した 「負け惜しみ」 なのか? この言葉の繰り返しが、せ...
内容自体は、そう悪くないのだが、… 著者は、元衆議院議員。 「元衆議院議員」 とか 「元国会議員」という言葉が、嫌になるくらい随所に出てくる。 これほど強烈に「国会議員」であったことをアピールしたいのか? それとも、落選した 「負け惜しみ」 なのか? この言葉の繰り返しが、せっかくの内容を台無しにしている。 「国会議員」とか「衆議院議員」であったことは、 一度書けば十分だろう。 にもかかわらず、 しつこいくらいに出てくる。 これくらい、個性が強く、しつこい人間じゃなければ、政治家になれないんだな、 と 別の気付きがあった。
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