禁忌 の商品レビュー
すごく時間がかかった。 でも頑張って読んだだけのことはあった。 後半からその世界に引き込まれていった。 「日本の読者のみなさんへ」が良かった。 〝うらを見せおもてを見せてちるもみぢ〟
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どう言えばいいかぁ。。。。悩んでます。 シーラッハ・ファンとしては、新たな氏の文章に触れられて喜ぶべき?いやぁーーーー困った。 これまでの3作のノリではなかったので、途中で断念しそうになるくらいだったけど、後半やっと馴染んだ文章がでてきて一気読み。うぅ~どうしよう。正直、楽しめな...
どう言えばいいかぁ。。。。悩んでます。 シーラッハ・ファンとしては、新たな氏の文章に触れられて喜ぶべき?いやぁーーーー困った。 これまでの3作のノリではなかったので、途中で断念しそうになるくらいだったけど、後半やっと馴染んだ文章がでてきて一気読み。うぅ~どうしよう。正直、楽しめなかった。
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共感覚がなんか関係あったのかどうかがわからない。うう。 日本の読者に向けたメッセージ、表紙の写真含めオモチロイ。
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ドイツの新聞で「理解できなかった」とされる評もあったと知ってホッとした。ミステリとして読むと面食らうかも。前半は一人の芸術家伝としては面白かった。ただ共感覚を持つ芸術家としての描写は物足りなかったかも。遺体なき殺人というのは、ミステリの一つの定番だが、この結末は、うーむ、どこまで主人公の計算だったのか、説明の足りないところが、作者の計算だったのか。
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始まりがあっていきなり結果がある。その間にあるものは……? ミステリーとしても上質であり、法廷ものとしても読ませる。 「悪」「罪」「裁き」という概念があまりにもあいまいで、それらすべてが人間の中にある一続きのものなのだと痛烈に思わせる。 それがどこか救いに感じさせるところが、こ...
始まりがあっていきなり結果がある。その間にあるものは……? ミステリーとしても上質であり、法廷ものとしても読ませる。 「悪」「罪」「裁き」という概念があまりにもあいまいで、それらすべてが人間の中にある一続きのものなのだと痛烈に思わせる。 それがどこか救いに感じさせるところが、この著者のすごいところ。 人間の極限の状態を見つめ、何らかの裁定を付けなければならない弁護士という職業ゆえなのだろうか。 とはいえ、この著者の人間観がとてもいい。 「日本読者へ」というエッセー、訳者によるあとがきも読みごたえがある。
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ネタバレ えー、そういう事⁉︎ すっかり騙されちゃった。後半、残りページ数見ながら一体どうするのとハラハラしていましたが、まさかこう来るとは。 直接「事件」とは関係ない、生い立ちダラダラの第1章は、無駄なし文章が売りのシーラッハにしては?だったけど、この伏線だったのねー あー、やられた。面白かった。 堪能しましたー (*^◯^*)
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ダメだ。2回読んだけどわからん。裁判のシーン、ベテランの警官が証人として弁護士と対峙さるところなんかはさすがシーラッハなんだけど、結局動機もわかんないし共感覚が出てくる必然性もさっぱり。読んでる間は読ませるんだけど、ここまでわからんまま放り出されても困る。パラダイスモーテルみたく...
ダメだ。2回読んだけどわからん。裁判のシーン、ベテランの警官が証人として弁護士と対峙さるところなんかはさすがシーラッハなんだけど、結局動機もわかんないし共感覚が出てくる必然性もさっぱり。読んでる間は読ませるんだけど、ここまでわからんまま放り出されても困る。パラダイスモーテルみたくそれが狙いなわけでもなし。
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シーラッハの最新作。 前半と後半で雰囲気がガラリと変わる。前半は芸術小説、後半は法廷小説と分けるべきか。法廷小説となってからの臨場感は流石ではあるが、ミステリ的にこのオチは殆ど禁じ手ではないだろうかw 前半の芸術小説パートと、淡々とした文体が意外にマッチしていたのは良かった。 う...
シーラッハの最新作。 前半と後半で雰囲気がガラリと変わる。前半は芸術小説、後半は法廷小説と分けるべきか。法廷小説となってからの臨場感は流石ではあるが、ミステリ的にこのオチは殆ど禁じ手ではないだろうかw 前半の芸術小説パートと、淡々とした文体が意外にマッチしていたのは良かった。 うーん、シーラッハもどちらかというと短編作家なのかもしれないなぁ。 ただまぁ、こういうある種アクロバティックなオチを最後にどーんと持ってくる度胸というか、こういうひっくり返し方をホントにやっちゃった、というのは凄い。
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前半は作家としてのシーラッハ、後半は弁護士としてのシーラッハという感覚で読んだ。無駄のない文体は好みなので、前半は小説としての面白さを味わえたが、後半の弁護士登場辺りから徐々に見失っていったような。終盤のサプライズには呆れた。で、それを受けての着地は完全に「?」である。最終章はも...
前半は作家としてのシーラッハ、後半は弁護士としてのシーラッハという感覚で読んだ。無駄のない文体は好みなので、前半は小説としての面白さを味わえたが、後半の弁護士登場辺りから徐々に見失っていったような。終盤のサプライズには呆れた。で、それを受けての着地は完全に「?」である。最終章はもはや別の作品としか思えない。嗚呼、読解力の乏しさよ。 結果はわかるが理由が皆目理解できない。多分再読しても同じことなんだろな。本国でも似たような書評家がいて安心した。深読みしようと努力したが、表の部分がどこまでかよくわかってないので、深読みもへったくれもないのよね。多分そんなに難しいことではないと思う。芸術家だから特別こうだ、という類のテーマでもないと思うのだが。 この作者は長編になると人間の本質部分が際立つ気がする。短編でも基本はそうなのだろうが、ページが少ない分、まだ小説として楽しめてるわけで。スリムな文体は好みだが、行間から読み取るテーマがハードになればなるほど、このスリムさは私にとって苦痛に変わるかもしれない。大きなしこりが残ってしまった。やだなあ、好きな作家だけに。
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ドイツ名家の御曹司ゼバスティアンは、文字のひとつひとつに色を感じる共感覚の持ち主だった。ベルリンにアトリエを構え写真家として大成功をおさめるが、ある日、若い女性を誘拐したとして緊急逮捕されてしまう。捜査官に強要され殺害を自供し、殺人容疑で起訴されたゼバスティアンを弁護するため、敏...
ドイツ名家の御曹司ゼバスティアンは、文字のひとつひとつに色を感じる共感覚の持ち主だった。ベルリンにアトリエを構え写真家として大成功をおさめるが、ある日、若い女性を誘拐したとして緊急逮捕されてしまう。捜査官に強要され殺害を自供し、殺人容疑で起訴されたゼバスティアンを弁護するため、敏腕弁護士ビーグラーが法廷に立つ。 はたして、彼は有罪か無罪か――。 刑事事件専門の弁護士として活躍する著者が暴きだした、芸術と人間の本質、そして法律の陥穽。 2012年本屋大賞翻訳小説部門第一位『犯罪』の著者が「罪とは何か」を問いかけた新たなる傑作。 著者による日本版オリジナルエッセイ「日本の読者のみなさんへ」を収録。 訳者あとがき=酒寄進一
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