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自滅 の商品レビュー

3.3

28件のお客様レビュー

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2015/06/15

薫衣草/雪を待つ/隠されていたもの/ランチタイム/自滅 怖いもの、奇妙なこと。 表題作を含む短編集。 「雪を待つ」が怖かった… 久しぶりにホラーでしたね!?

Posted byブクログ

2015/05/28

「自滅」柴田よしき◆奇譚やホラーなど、ちょっとダークな短編集。ゴミ屋敷を扱った「隠されていたもの」が良かった。現実と非現実が混じり合うストーリーも良いのですが、周囲の目には奇異に映っても当の本人にはきちんと考えがあるというところが、人間の面白さでもあり怖いところでもあるなぁと。

Posted byブクログ

2015/05/15

世にも奇妙な物語のような5篇。別の人生への憧れ、過去の罪、捨ててきた物、毎日の虚しさ、怒り。ぱっとしない日々の中で膨らむ心の闇、たぶんみんな持ってる。だからどきっとするし、共感して安心する。

Posted byブクログ

2015/05/02

ホラー短編集。。 予測できるけど、そこそこ 面白かったです。。 なんか、懐かしさを感じる ストーリーが多い。 最近、こういうホラー短編がないので 久々で良かった。。

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2015/04/12

短編集。 『薫衣草(ラベンダー)』巡り巡ってくるのか。 『雪を待つ』こんな不幸が続けて起こっていいのか。 『隠されていたもの』他人からはゴミに見えても住民には宝!? そ、そうなの? でも、自分に関わるあれこれが出てきたら、あたしも見るだけで進んで撤去には乗り出さないわ。 『ランチ...

短編集。 『薫衣草(ラベンダー)』巡り巡ってくるのか。 『雪を待つ』こんな不幸が続けて起こっていいのか。 『隠されていたもの』他人からはゴミに見えても住民には宝!? そ、そうなの? でも、自分に関わるあれこれが出てきたら、あたしも見るだけで進んで撤去には乗り出さないわ。 『ランチタイム』何か、何かがおかしいと思ったら。 『自滅』そうか、最後は自滅するしか…ないか。

Posted byブクログ

2015/04/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

表題作を含む5つのサスペンス・ホラー短編集。どの作品も後味が悪く、読んでいて苦しくなる。『薫衣草』と『雪を待つ』の2作品がお気に入り。どちらもきれいな風景が脳内で広がり、美しい情景を想像するのだがオチの部分のドス黒さ。そして、人間の持つ闇の部分。このギャップにやられてしまった。柴田よしきは苦手な作家だったのだが、この作品を読んで他の作品も読んでみたくなったので、読もうと思う。

Posted byブクログ

2015/04/07

5編から成る短編集。いずれも女性が主人公で、ホラーの要素も加わって、死の色が濃くまとわりついている。 軽めの作品も量産している作者だが、私としては横溝正史賞を受賞した『RIKO』のインパクトが強く、作者の本領はやはりそのシリーズで最も発揮されていると、今でも思う。 でも、本書の...

5編から成る短編集。いずれも女性が主人公で、ホラーの要素も加わって、死の色が濃くまとわりついている。 軽めの作品も量産している作者だが、私としては横溝正史賞を受賞した『RIKO』のインパクトが強く、作者の本領はやはりそのシリーズで最も発揮されていると、今でも思う。 でも、本書の短編のように、ひたひたと追い詰めながらぞくりとさせ、同時に哀しみの余韻を残すのも上手い。読み手の心を一気につかんでしまう筆力を改めて感じた。 初出を見ると、10年くらい前のものから書き下ろしまで混ざっている。作者のこの手の作品を、もっと読んでみたい。

Posted byブクログ

2015/03/30

ホラー短編集。どの作品も息苦しさを感じさせられる、怖いだけでなくなんとも哀しくなってしまう印象でした。普通に平凡に生きてきたはずの彼女たちがなぜこんなことになってしまったのか。誰もがこうなる可能性があるのかも、ということにぞくりとさせられます。 お気に入りは「雪待ち」。一番何の変...

ホラー短編集。どの作品も息苦しさを感じさせられる、怖いだけでなくなんとも哀しくなってしまう印象でした。普通に平凡に生きてきたはずの彼女たちがなぜこんなことになってしまったのか。誰もがこうなる可能性があるのかも、ということにぞくりとさせられます。 お気に入りは「雪待ち」。一番何の変哲もない物語に思えたうえでのこのラストはなんとも邪悪でインパクトがありました。

Posted byブクログ

2015/03/30

異形の物も出てくるお話もあるけれど、主に人間の心の中に潜む怖さを描いた短編集。ぞっとして怖いとは思うものの、人間の業の深さに慄くまでには至らず、でも一気に読み進めさせるのは柴田さんの筆力か。

Posted byブクログ

2016/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好きな柴田よしきさん。 でもこれは苦手なサスペンス・ホラーでした。 【薫衣草】【雪を待つ】【隠されていたもの】 【ランチタイム】【自滅】 なかでも、 【隠されていたもの】 怖い…。もしもどこかのゴミの中に自分が捨て去ったはずの過去がかくれていたら…。 ゴミ屋敷といわれる映像を見るのが苦手です。 かつては誰かの大切なものだったかもしれないものが”ゴミ”の山に埋もれているのがなんとも。 【ランチタイム】 これは怖さよりせつなさのほうが印象的でした。 生きている人が、こうして思い出して話しかけてあげることがなによりなんだと…。 (届いているかな?) 【自滅】 言霊ってあると信じているので、とても怖かったです。

Posted byブクログ