白暮のクロニクル(4) の商品レビュー
4巻は探偵雪村。吸血殺人事件の捜査です。オキナガに対する嫌悪感と差別意識が、今回の事件の偽装工作の下地にあります。オキナガと人間の共存を目指している中、少しでも前進するはずだった法案が、この事件解決で立ち消えに。 結果的に、人間社会のオキナガからすると後退することになるんですが、...
4巻は探偵雪村。吸血殺人事件の捜査です。オキナガに対する嫌悪感と差別意識が、今回の事件の偽装工作の下地にあります。オキナガと人間の共存を目指している中、少しでも前進するはずだった法案が、この事件解決で立ち消えに。 結果的に、人間社会のオキナガからすると後退することになるんですが、殺人事件の解決ということは、社会正義であるわけです。 オキナガである雪村の立場からすると、法案成立目指していれば、すみやすい社会に近づいたはず。それでも、事件解決を目指した理由は4巻最終話の雪村の台詞なんでしょう。
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だいぶ前に買ってようやく落ち着いて読めた。 少し不気味さもある物語なので夜読むと怖がりの私にはだめ。 怖がりのくせに物語に出てきたエリザベート・バートリについて調べてしまった。 気になるんだもの…。
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第4巻はフーゾク嬢を狙った連続殺人事件。しかも被害者はたんまりと血を吸われている。すわ犯人はオキナガか。オキナガのやっている吸血鬼愛好会サイトが浮上するが、遊びでやっている彼らの犯行とは思えない。が、何か隠している風で怪しい。うんぬん。 今回は「吸血鬼安楽椅子探偵」雪村が活躍...
第4巻はフーゾク嬢を狙った連続殺人事件。しかも被害者はたんまりと血を吸われている。すわ犯人はオキナガか。オキナガのやっている吸血鬼愛好会サイトが浮上するが、遊びでやっている彼らの犯行とは思えない。が、何か隠している風で怪しい。うんぬん。 今回は「吸血鬼安楽椅子探偵」雪村が活躍する巻。真犯人を推理であてていくあたりは正統派の推理マンガになっているわけだが、国会での長命者援護法の改正案成立と話がリンクしていくあたりがゆうきまさみらしい。 「自分たちが不利になるような事実を雪村さんが暴きだしたりしますか?」「やりますよあれは」「やるでしょうな」「馬鹿ですからね」という具合で、雪村のはぐれっぷりと真っ直ぐぶりが描かれる。そんな刃物のような雪村の緩衝剤に多少ともなっているのがふしぎちゃん、伏木あかり。 常連の脇役たちも個性がたってきて、雪村を敵視しつつもリスペクトする、正義感は強いが粗暴な刑事・唐沢、伏木あかりの上司でのんびりしているようで実は鋭いバーコードハゲの久保園、雪村とは因縁を持ち、厚労省高官を務める自身もオキナガの竹之内参事などが物語を動かす。 そして最後に犯人と被害者の悲しみが残る。それも推理ドラマの常套とはいえ。
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いやーそんなこっちゃないかと思ってたけどやっぱそうだったか。 表紙→裏表紙→カバー下すてきです。笑ったけども。
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後書き読み、ほう、なんだないのか…と思ったら、ちゃんとやっとられるし。さすが気分だけは。青木朋の表紙裏並み!と笑えました。
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殺人事件の犯人はありがちだったけど、オキナガたちの暮らしぶりはだんだんわかってきた。それにしても伏木さんはよく飲む。
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でぃすxこみ先に読まなくて良かったwこちらはついに物語が走り始めた感じ。ある程度の主要人物が出揃って、其々本領発揮し始めた。雪村は頭が良いんだけど、子供っぽくてトラブルメイカーだなぁ(^_^;)続き早くー
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第4巻。デリヘル嬢の連続殺人事件が起きて……と。物語自体に大きな進展はないが、「オキナガ」をめぐる環境や状況に厚みが増した。こういうのでディテールをいかに重ねられるかで、世界のリアリティは大きく変わる。たpしかし、この重ねっぷりはかなりの長丁場になりそう。
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今回、ちょっと陰謀めいてた。ゆうきまさみ作品のもつ空気感が良い感じにでてて楽しいの一言。気分だけはBL作家(笑)だけあって、一張羅着た魁が美しかったですよw
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