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ゆめみの駅遺失物係 の商品レビュー

3.2

14件のお客様レビュー

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2024/09/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ひとりの女の子が由米美濃駅の遺失物係で、無くしたお話を探しにいく。少女は最初「もともと望まなければガッカリなどしない」といい、最後には「自分もいけない、嫌なことがあると自分の殻にとじこもる」と言う。誰かを好くことは身勝手なものなのだ、人が見逃すような小さな美しいものを物語にしたいと思うようになる。優しく不思議な遺失物係の物語が、少女の背中をそっと押すファンタジーです。

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2024/03/04

自分の失くした物語を探すために、だれかが失くしたお話をぽつりぽつりと読んでもらう。 それはいつしか主人公を勇気づけるものになる。 自分のために、誰かに物語を読んでもらうのってとっても贅沢でいいなあ(ت )

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2023/01/15

花になった2匹のシジミチョウ てんとう虫と人魚の話 ☆だれかを好くというのは、もともと身勝手なものじゃないでしょうか

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2022/11/30

なんかニュアンスの違う物語だなと思って著者の紹介欄を見たら、童話や児童文学で賞をもらっている方だと知り納得。どおりで大人向けの話とはちょっと違うはずだと思った。 由米美濃(ゆめみの)駅の遺失物係に行くと、失くしたかもしれないお話を探してくれ、係の人が読んでくれる。話の中でもうひと...

なんかニュアンスの違う物語だなと思って著者の紹介欄を見たら、童話や児童文学で賞をもらっている方だと知り納得。どおりで大人向けの話とはちょっと違うはずだと思った。 由米美濃(ゆめみの)駅の遺失物係に行くと、失くしたかもしれないお話を探してくれ、係の人が読んでくれる。話の中でもうひとつのおはなしが読み上げられるというなんだか不思議なテイストの本でした。なんだかわかったような、わからないような…。

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2022/01/08

遺失物係に落としたお話を探しに行く、ここから物語はスタートします。 その間にいろんな人に出会い、いろんなお話に出会いながら彼女は成長していきます。 とても温かい物語でした。

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2021/07/30

遺失物係があるというゆめみの駅、その駅舎はどこか人気のない奥行きの広さを感じさせます。そこに届けられるのは「誰かがなくした物語」。もしかしたら、自分の物語にも会えるかもしれません。

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2018/02/04

「ワンス・アホな・タイム」と一緒に図書館からレンタル。 こちらを後に読んだということもあるのでしょうが、少し物足りなさを感じました。 主人公が結局何を考えているのか、何をしたいのかよくわからないという感じ。 思春期独特のもやもや、というもので片付けてしまっても良いのか、それではな...

「ワンス・アホな・タイム」と一緒に図書館からレンタル。 こちらを後に読んだということもあるのでしょうが、少し物足りなさを感じました。 主人公が結局何を考えているのか、何をしたいのかよくわからないという感じ。 思春期独特のもやもや、というもので片付けてしまっても良いのか、それではなんとなく不親切ような、、、、。 もう少し若い時に読めば何か思うこともあったのか。 落し物、なくし物が届く駅、ゆめみの駅。 いろんな人が出入りして、失くした何かを探している。 失くす前かもしれない欠落も含めて。 自分が落とした物語はどんなか一度行ってみたい気もします。

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2017/09/25

安東さんの本は割と好きで何冊か読んでいたが、これはいままで読んで来たものとは毛色が違うなと思った。 (『頭のうちどころが悪かった熊の話』とか『まるまれ!アルマジロ』とか『ワンス・アホな・タイム』とか) なんだかまとっている空気が絶妙。 他にはどんなものを書いているのか俄然興味が出...

安東さんの本は割と好きで何冊か読んでいたが、これはいままで読んで来たものとは毛色が違うなと思った。 (『頭のうちどころが悪かった熊の話』とか『まるまれ!アルマジロ』とか『ワンス・アホな・タイム』とか) なんだかまとっている空気が絶妙。 他にはどんなものを書いているのか俄然興味が出てきたので、そのうち読んでみたいと思う。 落し物として物語が届けられる駅。 ちょっぴり行ってみたい。

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2016/09/20

 父の転勤にともない引っ越してきたのは山を越えた小さな町、由米美濃(ゆめみの)。  ひっそりと、乗客の少ない電車で乗り合わせたおばあさんから、駅のいしつぶつ係に行ってみるといいと薦められる。  いしつぶつ係って、なんだろうと思いながら、電車を降りて由米美濃駅の改札を出ると、長い通...

 父の転勤にともない引っ越してきたのは山を越えた小さな町、由米美濃(ゆめみの)。  ひっそりと、乗客の少ない電車で乗り合わせたおばあさんから、駅のいしつぶつ係に行ってみるといいと薦められる。  いしつぶつ係って、なんだろうと思いながら、電車を降りて由米美濃駅の改札を出ると、長い通路がありました。  その先にあったのは遺失物係で、この遺失物係は普通の落とし物ではなく、お話の落とし物が届けられるというのです。  その遺失物係で、係の人に読んでもらうお話は優しくて、それでいてどこかほろ苦いのです。  主人公の気持ちに寄り添ってお話を読んでいると、癒されるように感じました。

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2016/01/05

ゆめみの駅にある遺失物係には誰かが落としてしまったり、捨ててしまったお話が届くといいます。お話を無くしてしまったと気が付いた女の子が遺失物係に行くと、係りの人が届けられたあるお話しを聞かせてくれます。お話は童謡のようで暖かですが、時々心に刺さるような内容もあります。静かな冬にペー...

ゆめみの駅にある遺失物係には誰かが落としてしまったり、捨ててしまったお話が届くといいます。お話を無くしてしまったと気が付いた女の子が遺失物係に行くと、係りの人が届けられたあるお話しを聞かせてくれます。お話は童謡のようで暖かですが、時々心に刺さるような内容もあります。静かな冬にページを開いてみては ?

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