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KANO 1931 海の向こうの甲子園 の商品レビュー

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2024/08/07

台湾で大ヒットした映画のコミカライズ。 舞台は戦前、題材は甲子園、主人公は台湾代表。 弱小と蔑まれていた台湾のとある学校が、 一人のコーチをきっかけに台湾の代表となり、甲子園に出場するまで。 史実をベースとして、八田與一さんも織り込みながら、 台湾に“野球”という文化が定着す...

台湾で大ヒットした映画のコミカライズ。 舞台は戦前、題材は甲子園、主人公は台湾代表。 弱小と蔑まれていた台湾のとある学校が、 一人のコーチをきっかけに台湾の代表となり、甲子園に出場するまで。 史実をベースとして、八田與一さんも織り込みながら、 台湾に“野球”という文化が定着するきっかけとしても。 なお、軸となる学校“嘉農(嘉義農林学校)”は、 漢人(台湾人)、蕃人(高砂族)、日本人(内地人)という、 3つの民族が混在していたとの点が、興味深く。 そして、その中で日本人による差別の風景も描かれています。 ですが、そんな風潮に乗ることなく、ただ、その能力と、 強い想いだけでチームを組み立てたのもまた、日本人でした。  “球(たま)は霊(たま)なり” 決して“あきらめない”、その気持ちを叩き込んだのは、 近藤兵太郎という、一人の日本人。 1920年に、世界で初めて人種差別撤廃を訴えたのは日本ですが、 それが決してあまねくオーサライズされていたわけではないと。 同時期にカナダで差別を受けていた日本人の野球チーム、 それを題材にした『バンクーバ朝日』と併せるのも面白く。 ちなみにこちらの映画も日本で公開されるようで、 永瀬さんや坂井さんが出演されているようです。

Posted byブクログ

2015/01/14

1931年日本統治時代の台湾から甲子園に出場、決勝まで勝ち進んだ野球部があった。台湾映画最大級の製作費をかけた超大作『KANO〜1931海の向こうの甲子園〜』感動のノベライズ!

Posted byブクログ