目でみることば の商品レビュー
『目でみることば』の第3弾! たぬきの表紙がなんとも可愛らしい。 今回も面白くてためになるのだが、オススメは「ちちんぷいぷい」の語源。 その発明者は春日局だという!! 「智仁武勇御世の御宝」、これが口伝されるうちに.... 母(乳母だけど!)の愛は時代を超えるのだなあ。 追分と...
『目でみることば』の第3弾! たぬきの表紙がなんとも可愛らしい。 今回も面白くてためになるのだが、オススメは「ちちんぷいぷい」の語源。 その発明者は春日局だという!! 「智仁武勇御世の御宝」、これが口伝されるうちに.... 母(乳母だけど!)の愛は時代を超えるのだなあ。 追分と落合が同じ場所を指し、見る方向からでことばが変わるというのは面白い発見。 追分だんごを食べながら、ちょっとこの面白さを堪能したい。 胡麻を擦るという表現も意外なところがその語源。 もみ手の方じゃなかったのか! これもまた、ごますり団子(盛岡名物、私の好物)を食べながらかみしめたい。 食べてばっかり!!! 松ぼっくりの別名はなんでしょう? 答えは「松ふぐり」。 昔、国立博物館にたくさん咲いていたオオイヌノフグリを、略して「ふぐりだよ!かーさんみて!ふぐり!」と連呼していたら怒られたことがある。 毎年春に綺麗なこの青い花を見るたびに笑ってしまうのだが、これからは秋も笑ってしまいそうだ。 2月の節分、12月のクリスマスには欠かせない柊。 これが「丸くなる」の語源だそうだ。 てっきり石の角が取れたのかと思いきや、そうではなかった。 私も10代の頃から比べると随分丸くなったのだが、それって「老木」だってこと?! まだ若いつもりなんだけど、と言いたいが、それを言い始めたらやっぱり「老木」なのかもしれない。 今回もとても面白い。 次は「似ていることば」の方を是非読みたい。
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とても良かった。「胡麻をする」「財布の紐が堅い」「竜田揚げ」「小倉あん」などの言葉の由来を、その写真つきで解説する本。写真はきちんとその言葉を表す時期・場所・対象を撮るというコンセプトなのだけど、この写真が良いし、解説文が全然上から目線ではなく柔らかくて和む。単純に“知らなかった...
とても良かった。「胡麻をする」「財布の紐が堅い」「竜田揚げ」「小倉あん」などの言葉の由来を、その写真つきで解説する本。写真はきちんとその言葉を表す時期・場所・対象を撮るというコンセプトなのだけど、この写真が良いし、解説文が全然上から目線ではなく柔らかくて和む。単純に“知らなかった、へー!”という以上に、良いものを見た気分になった。シリーズ3作目とのことで、前2作も気になる。
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