プーチンはアジアをめざす の商品レビュー
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大変読みやすく、1日で読破できる。読みやすさでいえば★5だ。 2014危機については、ロシア寄りの解説となっている。ウクライナ側からの立場の記述が少ない。マイダン革命についても、ネオナチによるクーデターとしての側面を強調している。この部分は他の書籍で補う必要がある。ただ、「ロシアから見たクリミア危機」を理解するにはうってつけともいえる。 プーチンの素顔に迫った部分や、アジア外交の分析については、大変勉強になった。日露外交や北方領土についての叙述も参考になる。
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2014年2月に起こったウクライナの政変に端を発するウクライナ危機によって、欧米諸国とロシアとのあいだに緊張が走った。ロシアのプーチン政権はどのような舵取りをするのか、そして日本との関係はどうなるのか。著者はロシアとウクライナの国家成立の歴史から現在の政治情勢までを非常にわかりやすく説明しながら、今なぜロシア外交が東方へシフトしているのかを繙いていく。筆者の見立てでは、プーチンが進めるユーラシア主義に基づくアジア重視外交は、特に日本に対する接近を強めていくであろうとみている。そして今こそロシアと日本のあいだにある北方領土問題の解決を進めるべきであることを強調する。 日本は中国との関係改善が進まないなかで、北東アジア諸国の多角的な関係を考えれば、日米同盟だけにたよるのではなく、ロシアとの関係を改善していくことは、間違いなく重要であろう。ロシアが求める技術協力と日本が必要とするエネルギー資源が結びついて新たな日ロ間の経済関係が生まれる可能性を示唆している。 出版は2014年12月でありながら、9月のウクライナとEUの自由貿易協定まで触れている。最後の方は、やや筆を急いでいる感じもするが、日ロ関係の行く末を見通す書をこれだけタイムリーに世に出した意義は大きい。 思えばロシアに興味を持ったのは、大学時代に下斗米先生のロシア政治の講義を受けたことがきっかけであった。先生の話は分かりやすい。ロシアや東欧の歴史や政治は日本から見ると複雑でわかりにくい。いつも明快な言葉で教えて頂き感謝です。
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なかなか宗教や人種についての土地勘ができぬので苦しんだが、良い一冊であった。 浅羽先生とこで推薦されてたけど、やはり二国間関係を考えるというのはあまり現実的ではないというか、有効ではなくて、多国間での見通しを持った上での二国間関係とならねばならんが、外務省はどうもスクールごとのセ...
なかなか宗教や人種についての土地勘ができぬので苦しんだが、良い一冊であった。 浅羽先生とこで推薦されてたけど、やはり二国間関係を考えるというのはあまり現実的ではないというか、有効ではなくて、多国間での見通しを持った上での二国間関係とならねばならんが、外務省はどうもスクールごとのセクショナリズムが強いと聞きますし、どうすりゃいいのやら。 そして、ウクライナもユーゴスラビア並みとは言わないけどなかなか解決の難しい入り乱れ方なのね…
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すみません。 まったくもって、帯のプーチンの写真がかっこよかったからとジャケ買いしました。 下斗米先生の書かれるものなので読みやすく、分かりやすいだろうと信じています(何
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隣国ロシアの今後の進む道について、ロシア国内で生活してる人が書いてる本。 この本の通りだとすると、今後何かと日本にアクションを求めてくるだろうと思う。 その時に適切に対応できるように準備しておかなければならないかもと思う
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