探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて の商品レビュー
橘良太。キャラがいい。最初のオイルサーディン話がおもしろい。長嶺刑事との会話もおもしろい、続編に期待。
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東川さんお得意のユーモア・ミステリーの新作です。 今度のSキャラは、10歳の毒舌探偵少女のお嬢様に、 今度のMキャラは、31歳のヘタレ便利屋が、相棒…。 お話とトリックは、東川さんお得意の展開なだけに、 安心して、パターン化されたお話を楽しめました…。 とは言え、大人と子供...
東川さんお得意のユーモア・ミステリーの新作です。 今度のSキャラは、10歳の毒舌探偵少女のお嬢様に、 今度のMキャラは、31歳のヘタレ便利屋が、相棒…。 お話とトリックは、東川さんお得意の展開なだけに、 安心して、パターン化されたお話を楽しめました…。 とは言え、大人と子供といぅ凸凹コンビなだけに、 ときおり、二人のSM関係が逆転したりといった、 キャラクターの動きに新しぃテイストが加わって、 新キャラクターに新たな面白みも発見できました。 新しぃシリーズとしては、上々の出だしでそぅ…。 次回作も、楽しみです!
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グランツリー武蔵小杉が開業し、会社帰りに紀伊國屋書店に寄れるようになったのは、個人的に嬉しい。それに合わせてこんな作品を出したわけではないだろうが…。 本作の探偵役は、名探偵を父母に持つ少女・有紗。ワトスン役は何でも屋の青年・良太。このご時世、一緒に歩いているだけで通報され...
グランツリー武蔵小杉が開業し、会社帰りに紀伊國屋書店に寄れるようになったのは、個人的に嬉しい。それに合わせてこんな作品を出したわけではないだろうが…。 本作の探偵役は、名探偵を父母に持つ少女・有紗。ワトスン役は何でも屋の青年・良太。このご時世、一緒に歩いているだけで通報されかねない組合せだぞおい。また新シリーズかよっ! というのはさておき、ローカル色の強さが本作の特徴である。 少女の住む屋敷は溝の口にある。ちなみに、東急の駅名は「溝の口」だが、JR南武線の駅名は「武蔵溝ノ口」、住所の表記は「溝口」。青年が住むのは武蔵新城。舞台がJR南武線沿線に限られる、知らない人には何が何やらピンと来ない設定なのである。 第一話「名探偵、溝ノ口に現る」。溝ノ口に大芸術家が住んでいたなんて知らなった。芸術が絡む殺人とだけ書いておきましょう。こんなのでうまく誤魔化せるのだろうか。というより、これ、溝ノ口が舞台である必要があるのか? と思っていたら、第二話「名探偵、南武線に迷う」でローカル色爆発。南武線が出てくるミステリーは多分初めて読んだ。武蔵小杉勤務だがこの一帯に愛着はない僕は、ネタについて行けるのが嬉しいような嬉しくないような…。 ところが、第三話「名探偵、お屋敷で張り込む」。この一帯ってこんなに屋敷があったのかよっ! というのはともかく、今からこんな事件に首を突っ込む少女の将来が案じられる。で、もはや舞台がこの一帯である必要がないだろこれ。 最後の第四話「名探偵、球場で足跡を探す」。最後にトリックらしいトリックを持ってきた。なるほど、野球場という場所をうまく活用している。しかし、これも野球チームの名前に溝ノ口とか新城とかつく以外、この一帯に関係ないだろ。 どうせなら、第二話のようにローカル色を極めればよかったんじゃないでしょうか。ローカル色以外に特徴がないのだから。似たようなキャラクター、似たような路線にも飽きてきたぞ。さすがに、粗製乱造という感が拭えない。
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