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侠飯(1) の商品レビュー

3.7

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    45

  3. 3つ

    37

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    2

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2022/02/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

食事を作ることに飽きてしまっていた この本を読んで、おいしいご飯を作る楽しさを考えるようになった。

Posted byブクログ

2021/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

無名大学で勉強もせず、目標もなく、流されるように就職活動を続ける大学生の良太。 年末が近づいても内定は決まらず、ふらりと買い物に出た夜、良太は突然、銃撃戦に巻きこまれる。現場から一緒に逃走した組長の柳刃竜一は良太の部屋に居座るようになり。 柳刃の威圧感におびえていた良太だが、意外にも柳刃は料理にうるさく、キッチンを占領し始めるのであった。 混乱しつつも柳刃の作る美味しい料理に魅せられていく良太。 柳刃の料理は良太の大学の友人たちも魅了し、6畳1Kのワンルームの良太の生活は徐々に変化していく。 料理以外は寡黙な柳刃が次々と作り出す料理がおいしそうー! かまぼこの卵焼き、特売牛のステーキとシャリアピンソースもどき、納豆、山芋、オクラお和え物、少しの手間で香ってくるような料理たち。 受け身だった良太が、柳刃の鋭い言葉に「だって」「でも」と反発しつつ、一歩踏み出していく。 「おまえに将来なんかない」「あしたという日が永遠にこないように、将来も未来もない。あしたになれば、きょうになる。きょうになっても、あるのはいまだけだ」「おまえが変わるしかない。おまえがいまを変えるんだ」 掃除は汚いからするのではなく、汚くしないためにするもの、というセリフが頭を離れず、深い…。

Posted byブクログ

2021/09/09

ヤクザモノだけど、優しくほっこりサクサク読める。 拘りを持って料理・食に向き合うところも良い。 友人が金持ち坊ちゃん、腐女子、オタクとキャラクターづけしてたり、バカッターだったりと現代に寄せているもののそこが現代若者を記号的にしてしまっている印象。

Posted byブクログ

2021/09/06

怠惰な大学生のところにめちゃくちゃ料理上手なヤクザが押し掛けてきて、無理矢理同居する話。 なのだか、友人としてオタクや腐女子を出す必要があったのだろうか? 今時の若者ってこんな感じ?と適当に詰め込んだみたいな設定にうんざりした。 もう少ししっかりと取材や調査をしてから登場させた...

怠惰な大学生のところにめちゃくちゃ料理上手なヤクザが押し掛けてきて、無理矢理同居する話。 なのだか、友人としてオタクや腐女子を出す必要があったのだろうか? 今時の若者ってこんな感じ?と適当に詰め込んだみたいな設定にうんざりした。 もう少ししっかりと取材や調査をしてから登場させた方が話が散漫にならないと思う。 また、趣味や性格的にも、怠惰な主人公、男としか連まない腐女子、アニメオタク、金持ちのボンボンが仲良しグループになるというのも違和感がある。 そういう引っかかるところがあちこちに見られ、ストーリーに集中出来なくて残念だった。

Posted byブクログ

2021/08/17

ありのままを肯定してくれるようなまろやかな気持ちになれるごはん本が多い中、ピリッと辛い部分も持ち合わせた作品。 主人公の成長を通して、新人ではなくなってきた自らの社会人生活にも考えを巡らせずにはいられなかった。

Posted byブクログ

2021/07/09

買い物に出ただけだったのに やくざの抗争に巻き込まれた。 突如として同居人が増えるわ、その同居人は…な状態。 これはびくびくしてしまいます。 が…出てくる料理が美味しそうで!! やはり料理は手を抜くな、という事なのでしょう。 お腹が空いている時には、まったくもって お薦めできな...

買い物に出ただけだったのに やくざの抗争に巻き込まれた。 突如として同居人が増えるわ、その同居人は…な状態。 これはびくびくしてしまいます。 が…出てくる料理が美味しそうで!! やはり料理は手を抜くな、という事なのでしょう。 お腹が空いている時には、まったくもって お薦めできない内容です。 最後には色々分かるわけですが…。 ここはやはり、顔、で選んだのですよね??w

Posted byブクログ

2021/06/06

食事を丁寧に作る事。 それを本気で楽しむ事が、 とても丁寧に描かれてる。 ヤクザな男に作ってもらう料理。 とくに言葉は交わさなくとも 毎晩共に飯を食う。 それだけで充分な信頼関係が築ける。 料理って偉大だ! 美味しく食べるも、適当に食べるも、 本人次第。 ひと手間だけでまるで違...

食事を丁寧に作る事。 それを本気で楽しむ事が、 とても丁寧に描かれてる。 ヤクザな男に作ってもらう料理。 とくに言葉は交わさなくとも 毎晩共に飯を食う。 それだけで充分な信頼関係が築ける。 料理って偉大だ! 美味しく食べるも、適当に食べるも、 本人次第。 ひと手間だけでまるで違う。 まだまだ続くこのシリーズ。 楽しみだ。

Posted byブクログ

2021/03/14

とにかく美味しそうだ。文章なのに、グルメを楽しんだ気分になっちゃう。気楽に楽しめて後味スッキリです。

Posted byブクログ

2021/01/09

audibleで。諏訪部さんの朗読がよかった。キャラがいっぱい出て会話も多いのに演じ分けがさすがで聞きやすかった。ドラマよりも柳刃さんが調味料オタクでネットショッピングたくさんしててかわいかった。

Posted byブクログ

2020/11/08

就職物と自炊を掛けた、読みやすい短編集で一気に読めた。警棒を取り出して、のくだりから序盤で感じた居候ヤクザたちの正体、それが最後に披露された時は、就職の行方の方に気を取られていて不意を喰らいました。 柳刃の披露する自炊ウンチクはすぐに試せそうなものとかありためになる。就職物は主観...

就職物と自炊を掛けた、読みやすい短編集で一気に読めた。警棒を取り出して、のくだりから序盤で感じた居候ヤクザたちの正体、それが最後に披露された時は、就職の行方の方に気を取られていて不意を喰らいました。 柳刃の披露する自炊ウンチクはすぐに試せそうなものとかありためになる。就職物は主観的に読むと本当に息苦しい。その本質を柳刃は教えてくれる。 柳刃達との別れの晩餐には思わず感涙した。 サラリと読める良品です。表紙イラストもどストレートなタイトルもいい感じ。

Posted byブクログ