太陽・惑星 の商品レビュー
不老不死を求める人類の物語だと思いました。感情が表立っていない語り口で風俗から人身売買まで、時間軸を飛び越えながら高速で流れていくストーリー展開が新鮮。他に見ない内容で面白いと感じました。 #美文
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「太陽」は冒頭から引き込まれた。恒星の持つ巨大な引力と、金の持つ俗世的な魅力。「惑星」で語られる人類の姿はまるでソラリスのようだ。終末的だが、どこか魅力的でもある。 ソラリスとはなんて物語として安定しているんだろう。後世の物語群に多大な影響を与えている。伝播力の強い物語の持つ安定...
「太陽」は冒頭から引き込まれた。恒星の持つ巨大な引力と、金の持つ俗世的な魅力。「惑星」で語られる人類の姿はまるでソラリスのようだ。終末的だが、どこか魅力的でもある。 ソラリスとはなんて物語として安定しているんだろう。後世の物語群に多大な影響を与えている。伝播力の強い物語の持つ安定した構造は、物語の創造主たる人間にとっても安定して生存できる形なのではないか。いや、そこで安定的に生存するのは、人間だろうか?その在り方は、実は物語が望んだものではないか?人はただ、物語に操られているだけかもしれないと、思う。
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惑星の途中で読むのをやめた。 どうも頭に入ってきづらい。 この人がSF系の人であることはわかる。 SFは好きな方だが用語の定義を自分なりに理解しつつ、 物語がどこへ向かうかわからないという状況を 前向きに乗り越えて行かないと読めない。 そういう小説。 残念ながら自分の今の気分で...
惑星の途中で読むのをやめた。 どうも頭に入ってきづらい。 この人がSF系の人であることはわかる。 SFは好きな方だが用語の定義を自分なりに理解しつつ、 物語がどこへ向かうかわからないという状況を 前向きに乗り越えて行かないと読めない。 そういう小説。 残念ながら自分の今の気分では消化できないとわかった。 芥川賞候補作は時々このような小説が入る。 よくある小説と違うものを試したいとき読むといい。
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登場人物の複雑な相関と、偶然というにはあざとい出来事の連続、飛躍しすぎの結末、ディストピア的な世界観と滅亡という尻切れとんぼ。なぜここまで評価されているのかが、私にはわかりませんでした。
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例えばの話、「羊と鋼の…」とかの横にこれをおいてみると、どうしていいかわからなくなる。こっちがよくて、あっちがだめということが言いたいわけではない。しかし、物語るということが、どうしても、模倣しくりかえすということが、たぶんこの人は耐えられないんだろう。そこには、好感を持つんだ...
例えばの話、「羊と鋼の…」とかの横にこれをおいてみると、どうしていいかわからなくなる。こっちがよくて、あっちがだめということが言いたいわけではない。しかし、物語るということが、どうしても、模倣しくりかえすということが、たぶんこの人は耐えられないんだろう。そこには、好感を持つんだけどね。
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論説のような硬い文章なのかと思いきや、時折出てくる砕けた表現、作品の外にいるはずの読み手に話しかけるようなハッとさせる一行。まず文章がとても面白い。好きな人はとことんハマるはず。 ストーリーはやっぱり、「壮大」という言葉が一番似合う。どこでもいるような人間のどこでもあるような日常...
論説のような硬い文章なのかと思いきや、時折出てくる砕けた表現、作品の外にいるはずの読み手に話しかけるようなハッとさせる一行。まず文章がとても面白い。好きな人はとことんハマるはず。 ストーリーはやっぱり、「壮大」という言葉が一番似合う。どこでもいるような人間のどこでもあるような日常と、平凡とかけ離れた人間の人生が、偶然の連続で絡み合っていく。予想すらできないようなストーリー展開。ものすごく好きです。
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よくわからないけどすごく高度な小説を読んだ気になれる。 そして実際すごく高度な小説なのだと思う。 ただ、あまりにも高度すぎて、それが面白いか面白くないかというと微妙な感想になってしまうかも。 視点も時制もスタイルもひどく斬新で、読書好きの心をくすぐるし、読んでいる間中まさに錬金術...
よくわからないけどすごく高度な小説を読んだ気になれる。 そして実際すごく高度な小説なのだと思う。 ただ、あまりにも高度すぎて、それが面白いか面白くないかというと微妙な感想になってしまうかも。 視点も時制もスタイルもひどく斬新で、読書好きの心をくすぐるし、読んでいる間中まさに錬金術を見ているような印象がある。この驚きは本当に新鮮なものだ。もう少しだけシンプルに、そして短めにしてもらえると、素直に「面白かった!すごい!」と言えると思う。 とはいうものの、この世界観を書ける力量はやはりものすごい。別の作品もぜひ読んでみたい。
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デビュー作から完成度高過ぎて、これからどんな作品書くのか、想像もつかない。今、長編を読んでみたい作家No.1
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「太陽」と「惑星」2話の中編。現代から人という種が終焉を迎えるまでの話。両方とも人類の未来に対して興味深い表現が多く、全体通してとても面白かった。反面、難解な個所も多く、私にはややついていけない、消化不良な点もあった。 子供工場のエピソードは、わかりやすく、シンプルながらも深く考...
「太陽」と「惑星」2話の中編。現代から人という種が終焉を迎えるまでの話。両方とも人類の未来に対して興味深い表現が多く、全体通してとても面白かった。反面、難解な個所も多く、私にはややついていけない、消化不良な点もあった。 子供工場のエピソードは、わかりやすく、シンプルながらも深く考えさせられた。
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「読み終わった」にしてるけど、 ほんとは返却期限までに読破できんかった本。 乾いた、突き放したような文章とかは好みやったんだけどね、 なんだろ… 「惹かれなかった」ってのが一番しっくりくる感じ。 次を、続きを読みたいって思えなかったさ。 最後まで読めば、もしか違ってたかもだけど...
「読み終わった」にしてるけど、 ほんとは返却期限までに読破できんかった本。 乾いた、突き放したような文章とかは好みやったんだけどね、 なんだろ… 「惹かれなかった」ってのが一番しっくりくる感じ。 次を、続きを読みたいって思えなかったさ。 最後まで読めば、もしか違ってたかもだけど、無理かった。 作者さん、すまぬ。
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