NOヘイト! 出版の製造者責任を考える の商品レビュー
「ヘイト本」を放置できないと感じた出版社・書店の関係者たちによるシンポジウムの記録。講演会のテープ起こしがほとんどなので、内容はそれほど濃くはない。
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野間易通の発言、嫌韓嫌中本ブームは「15年くらいかけて築き上げたカルチャー」、このことをしっかり認識しなくてはならない。これだけの隆盛に至った「保守」のしたたかさを甘くみるべきではない。 まず何が倫理的か探ることはもちろん重要だ。でもそれだけでは結局仲間内で確認するだけで終わっ...
野間易通の発言、嫌韓嫌中本ブームは「15年くらいかけて築き上げたカルチャー」、このことをしっかり認識しなくてはならない。これだけの隆盛に至った「保守」のしたたかさを甘くみるべきではない。 まず何が倫理的か探ることはもちろん重要だ。でもそれだけでは結局仲間内で確認するだけで終わってしまう。次にすべきはどうやったら変えられるかを考えること。リベラルの人間は本当に苦手だ。「金儲け」という意味じゃなく、消費者にいかにウケて、商品を通じたコミュニケーションができるかという意味でもっとビジネス思考を持たねば。この本では、ほんの芽が出ただけだ。
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書店にあふれる「ヘイト本」。侮蔑的な暴言が躍る週刊誌の中吊り広告。これらの現状を憂う出版関係者が、あえて「製造者責任」を自らに問うた。編集したのは、さまざまな出版社の編集・営業・校閲、フリーの編集者やライター、書店員など約20名が集い、2014年に結成された会。 折しも「特...
書店にあふれる「ヘイト本」。侮蔑的な暴言が躍る週刊誌の中吊り広告。これらの現状を憂う出版関係者が、あえて「製造者責任」を自らに問うた。編集したのは、さまざまな出版社の編集・営業・校閲、フリーの編集者やライター、書店員など約20名が集い、2014年に結成された会。 折しも「特定宗教への冒涜」か「表現の自由」かが問われる情勢。会の趣旨文には、「出版を生業とする私たち自身が、ヘイト出版に異議を唱える上では葛藤もあります。しかし、だからこそ、『自分は加担しない』という個々人の表明に期待します。……『私たちの愛する書店という空間を、憎しみの言葉で溢れさせたくない』私たちはそう表明し、本を愛する多くの方々とともに、この問題と向き合いたいと願います」とある。 「思考停止しないための一冊」として読みたい。(松ちゃん)
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ああいうのは脅迫でしかない。お前を殺すと手紙を出せば逮捕されてあたりまえで、在特会がそうならないのはどうしてなのかいまいちわからない。言論の自由がどうこういう次元の話ではない。 ヘイト本を流布してはならない、という主張には一理あると思う。いじめっ子は必ず群れる。言ってはいけない...
ああいうのは脅迫でしかない。お前を殺すと手紙を出せば逮捕されてあたりまえで、在特会がそうならないのはどうしてなのかいまいちわからない。言論の自由がどうこういう次元の話ではない。 ヘイト本を流布してはならない、という主張には一理あると思う。いじめっ子は必ず群れる。言ってはいけないこと、やってはならないことも、みんなでやると怖くない。なんかやっていいことのように思えてくる。人間はそうやって何度となく世界をぶち壊してきたのだ。 ヘイト本の流布をとめても、差別や偏見はなくならないだろう。レイシストは胸をはって堂々といじめをするだろう。だがそれは世間の目から見て、痛々しく、後ろめたく、後ろ指を刺されるものであり続けなければならない。もしそうでない時代がやってきたら、この国は再び崖に近づくことになる。
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僕はヘイト・スピーチを憎む。実は,それほどヘイトの論者とそうでない人の議論をフォローしていない。しかし,僕がヘイトを憎むのは,その論拠の当否ではない(こう書くとヘイトの人からは無知と言われるのでしょうが)。ところがヘイトを売り物にせざるを得ない(確かに売れるようだし,とてもよく見...
僕はヘイト・スピーチを憎む。実は,それほどヘイトの論者とそうでない人の議論をフォローしていない。しかし,僕がヘイトを憎むのは,その論拠の当否ではない(こう書くとヘイトの人からは無知と言われるのでしょうが)。ところがヘイトを売り物にせざるを得ない(確かに売れるようだし,とてもよく見かける)書店・出版社にとってはそうとばかりも言ってられないのだろう。その有志が集って作った本書は小さい本だけど,個々人の言葉から本の販売まで一つの大きな勇気を示していて,敬意を払わずにいられない。
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ヘイトスピーチをやる側、反対する側いったいどっちに分があるのだろうか。問題のある行為を批判するのに何ら抵抗がないとしたらまたそれはそれで新しい争いの種になる。 確かに今の韓国、中国の日本に対する攻撃はひどいものであると同時にそれを受けるこの国のあり方もひどいと言われれば否定...
ヘイトスピーチをやる側、反対する側いったいどっちに分があるのだろうか。問題のある行為を批判するのに何ら抵抗がないとしたらまたそれはそれで新しい争いの種になる。 確かに今の韓国、中国の日本に対する攻撃はひどいものであると同時にそれを受けるこの国のあり方もひどいと言われれば否定はできない。 しかし、各々歴史的考えを主張するだけならばいつまでたっても先は見えない。かと言って過去の様に相手の言動を無条件に受け入れるのもどうだろうか。 さあ、そうなればいったい何をどうやって解決していくことが正しいのか自分には判断が付きかねる。 今現在の出版界での本の扱い方も平等ではなさそうだそして出版界伝家の宝刀の表現の自由のあり方も考え直すところに来ているのだろうか。 難しい論点が多く複雑に絡んでいるのがこの問題でありそれを一つ一つ丁寧にほどく人がいないのもこの問題に拍車をかける要因なのだろう。 問題は簡単ではない、しかし人類は常に難しい問題を抱えながら解決の糸口を見つけてきた。そして見つけようと努力している人たちも少なくはないという事もまた大切なことである。
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これが第一歩だ。 ここから始めなければ。 出版関係者、書店関係者だけでなくみんなで考えないと、本当に日本は後戻りできないとこに行ってしまう。
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