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ソロモンの偽証(6) の商品レビュー

4.2

363件のお客様レビュー

  1. 5つ

    149

  2. 4つ

    123

  3. 3つ

    49

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    1

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真実

ついに最終巻です。柏木卓也は何故、どうやって死んでいったのか、 偽証していたのは誰なのか…。真実が明らかになった時、何とも切ない想いが胸にあふれました。中学生って、大人になりきってないけど、子供ってわけでもない。友達は、時には親より大事な存在なんですね。 一緒に収録されてい...

ついに最終巻です。柏木卓也は何故、どうやって死んでいったのか、 偽証していたのは誰なのか…。真実が明らかになった時、何とも切ない想いが胸にあふれました。中学生って、大人になりきってないけど、子供ってわけでもない。友達は、時には親より大事な存在なんですね。 一緒に収録されている「負の方程式」も面白かったデス。最後まで読むと、「やっぱりそうなんだ」と、期待通りのオチに嬉しくなりました。

ミルク

2024/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ついに完結。 最後の方は神原くんと藤野さんの一騎討ちと見せかけた真相の明かし合いにハラハラした。 結局、本通りなら真相は神原くんの言った通りに落ち着くのだろうけど、今までの様々な人物の嘘、真実をみてると、神原くんの証言も限りない白だけど、黒に見えなくもない。 本当に柏木くんはそんな子だったのか、証言を積み重ねたらそうなるだろうけど、本人が死んでるから真実はわからない。 もし神原くんが柏木くんを殺したとしていても、あの証言を嘘ついていたとしても真実はわからないなぁという気がして考えさせられた。

Posted byブクログ

2024/03/14

久々の宮部みゆきということで気合入れて読み始めたけど、くどい長さ。昔は伏線が結びつく瞬間に鳥肌立ってたけど、そのような伏線回収はなかった。神原のくだりは匂わせすぎで真相は想定内だったし、野田健一の家族へのくだりは最後に結びつけたかったのねーと淡々と思ってしまった。それより松子の詳...

久々の宮部みゆきということで気合入れて読み始めたけど、くどい長さ。昔は伏線が結びつく瞬間に鳥肌立ってたけど、そのような伏線回収はなかった。神原のくだりは匂わせすぎで真相は想定内だったし、野田健一の家族へのくだりは最後に結びつけたかったのねーと淡々と思ってしまった。それより松子の詳細が知りたかったかな。 本編がやっと読み終わったと言う感じで火車のようなゾクゾク感がなくて残念だったなーと思いながら短編始まったから何かあるかと思ったらあれは何だったんだ。どうせ誰かとくっつくなら藤野涼子は野田健一とくっついて欲しかった。

Posted byブクログ

2024/03/05

600ページ単行本で6冊の大ボリュームだけあって読後の充足感がある。 途中だれる部分あるが(特に裁判まで)伏線も綺麗に拾って完了する。 生徒一人一人のキャラの書き込みも多く感情移入できるし、最後までキャラの見えなかった神原と柏木に関しては最終巻でぐっと人間味を増して描き出される。...

600ページ単行本で6冊の大ボリュームだけあって読後の充足感がある。 途中だれる部分あるが(特に裁判まで)伏線も綺麗に拾って完了する。 生徒一人一人のキャラの書き込みも多く感情移入できるし、最後までキャラの見えなかった神原と柏木に関しては最終巻でぐっと人間味を増して描き出される。 映画もよく出来ていたと思うけれどやはり原作の方が味が濃く、読んでよかったと思える作品。

Posted byブクログ

2024/02/25

長かったが、読み応え十分の六冊でした。特に、裁判に突入してからは時間を忘れて読みました。 中3にここまでの舞台が作れるか?というツッコミはありますが、色々と考えさせられる名作です。

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2024/01/05

なぜか登録してなかった…。もう忘却の彼方で、ただ素晴らしかったという記憶しか残っていないけど、まさか5巻までで読むのをやめた訳もなく、とりあえず登録はしておく。

Posted byブクログ

2023/12/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長かった〜!やっと終わった。と言うのが1番の感想。もちろん面白かった。神原が柏木の死に関わっているのは4巻あたりから察知していたが、あのようなな変わり方をしているとは思わなかった。柏木ような子供はごく稀に存在して、とても生きづらいのだろうなと思った。早くから生きる意味を見いだせなくなり自死してしまう。こう言う子供は周りに相談するのも馬鹿馬鹿しいと感じているのだろう。柏木は思った以上に歪んだ子供だったが、神原が実質的な犯人ではなくて良かったと思った。

Posted byブクログ

2023/12/13

面白いは面白いがなっっっがい笑 宮部みゆき作品ではさもありなん。検事や判事、高校生だったら理解できるが弁護人の大人びた描写や倫理観や中学生としては厳しいかなと。あと弁護人の少年の動機が荒唐無稽過ぎて違和感あるなー。

Posted byブクログ

2023/11/30

シリーズ6作目。第3部の下巻。 あっという間に読んでしまった。とても濃い時間を過ごさせてもらえたし、大好きなシリーズになった。 6回の柏木家の着信は、想像もしていなかった理由だった。途中から神原がニオイ始めていたけど、そういうことだったのかと。これを隠しているのは辛かっただろう...

シリーズ6作目。第3部の下巻。 あっという間に読んでしまった。とても濃い時間を過ごさせてもらえたし、大好きなシリーズになった。 6回の柏木家の着信は、想像もしていなかった理由だった。途中から神原がニオイ始めていたけど、そういうことだったのかと。これを隠しているのは辛かっただろうな。 この裁判をやり切った被告、判事、弁護人、検事、助手、陪審員、廷吏、証人すべての人物に称賛をおくりたい気持ち。ひとりひとり愛着が湧いてしまうくらい、終わりまで細かく細かく書き上げられていた。 登場人物全員、根っこのところではあたたかいのがよく描写されていてそれもまた良かった。 文庫化に伴い書き下ろされた中編「負の方程式」が後ろについている。そちらも、本編で出てきたある生徒の20年後が分かって良かった。こことここが結婚したんだ!とか。

Posted byブクログ

2023/10/24

登場人物が多いがそれぞれキャラ立ちしていて覚えやすい。 タイトルの意味はわかるようなわからないような…。 6巻も読み切ることができるか自信がなかったが、真相を知りたくて手が止まらなかった。最後まで読んでスッキリ、面白かった!

Posted byブクログ