木に持ちあげられた家 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんだろ、とても難しいお話です。 長い年月で段々と朽ちてゆく家が、可哀想になってきた 初めは、子供もいて周りの芝生も綺麗に刈られていた家 子供が巣立ち、お父さんも引っ越して売り家になっても誰も買ってくれない そのうち朽ちていって、木々たちに持ち上げられる 家はもう頑張ったよ、ゆっくり休んでね、と言っているように感じた なんか、切ない気持ちになりました
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直ぐに読み終わるけど、この物語にはどれだけの時間の経過が描かれているのだろう。人が居なくなって手入れの行き届かない家は自然の力に飲み込まれてゆく。木に持ち上げられたその家の歴史を想う時、戻らない時間に対する切なさと同時に愛おしさがじわじわと迫ってくる。
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