四十八人目の忠臣 の商品レビュー
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『堀部安兵衛』に引き続き元禄赤穂事件の時代小説を手にとった。後に六代将軍・家宣の側室となり、七代将軍・家継の生母となったお喜世の方が、実は赤穂浅野家の侍女だったという、史実の隙間を突いた驚きの設定。赤穂事件は義士の切腹だけでは終結せず、義士の子らにも類が及んでいたとは知らなかった...
『堀部安兵衛』に引き続き元禄赤穂事件の時代小説を手にとった。後に六代将軍・家宣の側室となり、七代将軍・家継の生母となったお喜世の方が、実は赤穂浅野家の侍女だったという、史実の隙間を突いた驚きの設定。赤穂事件は義士の切腹だけでは終結せず、義士の子らにも類が及んでいたとは知らなかった。きよ(お喜世の方)や浅野家に属した女性達が、浅野家の再興、汚名を返上するために、生涯をかけて忠義を尽くす物語に感じ入った。
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見どころ:分厚い文庫だが、前半は淡い恋物語、途中から運命に翻弄される切ない二人の話、最後は残されたきよのその後と、物語が大きく移り変わっていくので読み飽きない。女性視点で書かれており、恋愛感情の描写などは自分にとっては読みやすかった。主君のために尽くし、命さえ差し出すことが当たり...
見どころ:分厚い文庫だが、前半は淡い恋物語、途中から運命に翻弄される切ない二人の話、最後は残されたきよのその後と、物語が大きく移り変わっていくので読み飽きない。女性視点で書かれており、恋愛感情の描写などは自分にとっては読みやすかった。主君のために尽くし、命さえ差し出すことが当たり前だった時代の武士とそれをとりまく人々、恋愛模様などを考えさせられる。
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読み終わった時、「この話、ドラマ化したら面白いかも!」と思ったら、既にドラマ化されていました。(「忠臣蔵の恋」)主役のきよ役は、武井咲さん、イケメン十郎佐衛門役は、福士誠治さん なのですね。 個人的には、村松三太夫が不憫でなりません。きよは罪な女性ですな・・。 討ち入り後から、き...
読み終わった時、「この話、ドラマ化したら面白いかも!」と思ったら、既にドラマ化されていました。(「忠臣蔵の恋」)主役のきよ役は、武井咲さん、イケメン十郎佐衛門役は、福士誠治さん なのですね。 個人的には、村松三太夫が不憫でなりません。きよは罪な女性ですな・・。 討ち入り後から、きよの人生が大きく変わるのが見どころです。 なかなかの読み応えで、楽しませて頂きました。
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NHKのドラマ「忠臣蔵の恋」を時々見る機会があり武井咲さんと三田佳子がとても良かったので原作である本書を読みました。こちらは、主人公の「きよ」の胸の内がより丁寧に描かれ、テレビドラマとは違ったもっと「忠義」を貫いたという印象を受けました。テレビドラマの方も通して見てみたいです。
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内容(「BOOK」データベースより) 赤穂浅野家に仕えるきよは浅草小町と謳われる美女。当主内匠頭の寵臣礒貝十郎佐衛門と、夫婦の約束をしている。だが、内匠頭が吉良上野介を殿中で斬り付け、お家は断絶。礒貝は、家老大石らとあだ討ちを画策する。きよは恋と忠義のはざまで、討ち入りの日を迎...
内容(「BOOK」データベースより) 赤穂浅野家に仕えるきよは浅草小町と謳われる美女。当主内匠頭の寵臣礒貝十郎佐衛門と、夫婦の約束をしている。だが、内匠頭が吉良上野介を殿中で斬り付け、お家は断絶。礒貝は、家老大石らとあだ討ちを画策する。きよは恋と忠義のはざまで、討ち入りの日を迎える。本懐後も忠義を貫き、遺族の赦免と浅野家再興を目指し将軍家へ近づいていく…。歴史に名を残した実在の女性を描く全く新しい忠臣蔵誕生!
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ドラマ化されるという帯を見て、書店で購入。 実在する女性の話なのですね。 全く知らなかった話で、一気に読めました。 忠義に勝るものはない時代。 一本気な人々ばかりですが、ひとりひとりの思いは少しずつ違って、どれも共感ができました。
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ドラマの初回を見て購入。歴史に詳しくなく、主人公のきよが誰になるのか分からずに読んでいたので、楽しく読めた。 前半は歴史小説ではなく、恋愛小説を読んでいるかのようで、読んでいてドキドキするような描写が良かった。
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主人公きよは赤穂藩主の正室亜久里の侍女。 そのきよの視点から描いたもう一つの忠臣蔵が本書。 前半は初恋に燃え立つ少女、中盤は主である亜久里のため目となり耳となり藩士の動向を伝えるものとして、そして後段では討ち入り後の志士子息の助命と赤穂藩再興に働く。 嫁入りのための腰掛程度に考え...
主人公きよは赤穂藩主の正室亜久里の侍女。 そのきよの視点から描いたもう一つの忠臣蔵が本書。 前半は初恋に燃え立つ少女、中盤は主である亜久里のため目となり耳となり藩士の動向を伝えるものとして、そして後段では討ち入り後の志士子息の助命と赤穂藩再興に働く。 嫁入りのための腰掛程度に考えていた大名家の侍女という仕事が、初恋の人の母の言葉により主のために忠臣として働くことを教えられる。 最終段の大胆な仮説には驚きを禁じ得ない。
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