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だいじな本のみつけ方 の商品レビュー

3.5

43件のお客様レビュー

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2014/11/14

+++ 大好きな作家の最新刊。発売を楽しみにしていたある日、中学二年生の野々香は、学校の手洗い場の角で忘れ物の本をみつける。好奇心から書店のカバーを外してみると、それは、まだ発売されていないはずの最新刊だった!野々香と、クラスの図書委員・高峯秀臣は、本の持ち主の正体と、どうやって...

+++ 大好きな作家の最新刊。発売を楽しみにしていたある日、中学二年生の野々香は、学校の手洗い場の角で忘れ物の本をみつける。好奇心から書店のカバーを外してみると、それは、まだ発売されていないはずの最新刊だった!野々香と、クラスの図書委員・高峯秀臣は、本の持ち主の正体と、どうやって手に入れたかを探り始める―。大切な本との出会いをめぐって巻き起こる、賑やかでやさしい物語。 +++ 中学生たちが主役の物語である。小学校との交流とか、中学生ならではのこともたくさんあるが、要は本好きさんが主役ということで、同級生の叔父の新人作家や書店員さん、元ラジオアナウンサーの読み聞かせ名人、みんなの本好き加減が溢れ出ていて微笑ましい。本に関する謎解きと、野々香と秀臣の可愛い言い合いがアクセントになっていて、気軽に愉しめる一冊である。

Posted byブクログ

2014/11/03

中学生向けのこども新聞に連載されていたためか、 児童書のコーナーに置いてる本屋さんもあります。 作品としては、表題作の「本のみつけ方」と、 続く書き下ろしとなる「未来のみつけ方」の、 連作短篇2編の編成でして、 作品中で、本屋さんの店員さんの言葉を借りて、 本選びは「中学生く...

中学生向けのこども新聞に連載されていたためか、 児童書のコーナーに置いてる本屋さんもあります。 作品としては、表題作の「本のみつけ方」と、 続く書き下ろしとなる「未来のみつけ方」の、 連作短篇2編の編成でして、 作品中で、本屋さんの店員さんの言葉を借りて、 本選びは「中学生くらいが一番むずかしい」と、 語ってはおりましたが…、 その中学生向けとなる、本作品のお話の構成は、 お話の展開に凹凸のある「起承転結」ではなく、 二次関数曲線のよぅに徐々に盛り上がっていく、 シンプルな「序破急」構成となっている一方で、 お話の内容は、決して子供っぽくはなく、 興味をそそりながら、次頁へといざなっており、 中学生の好奇心と飽きっぽさに巧く取り入った、 大崎さんらしさがよく出た佳作だと思います…。 (評価は、一般書からすると、少し甘めです。)

Posted byブクログ

2014/10/28

売り出し前の文庫が校舎内に忘れていたら...。持ち主さがしからなんとなく展開がわかりましたが、そこから、野乃花や秀臣たちが、本が好きだからこそ、一生懸命に動き始める様子は読んでいてよかったです。こんな風に子どもの頃から本に関われたらいいなと思わされる一冊でした。

Posted byブクログ